転職して入った市役所を3年で辞めた理由を語ります!【元公務員の経験談】

公務員の退職
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本記事では、公務員へ転職を成功した僕が、3年で市役所を辞めた理由を語っていきます。

民間企業で働いた経験もありますので、「市役所の実態」はよく理解できたかなと思います。

~本記事は次のような方向けの記事です~

  • 公務員を目指している。
  • 公務員を目指そうか迷っている。
  • 今、公務員として働いていて、辞めたいと考えている。

僕は、民間企業を7年、公務員を3年勤め、今となってはフリーランスで活動しています。

公務員の3年という期間は、いわゆる激務部署でがっつり働きました。

そのおかげもあって、いろいろと見えるものもありましたし、しっかり仕事をしたことで市役所の状況をより詳しく知ることができました。

そのため、市役所事情なんかもそれなりに詳しく伝えられると思います。公務員になろうか迷っている人や、今市役所を辞めたいと思っている人は、ご参考にいただくとよいかと思います。

本記事では、辞めた理由を中心に書きますので、悪い面といえるものがたくさん出てきますが、もちろん良い面ややりがいのある部分もありますので、そんな一面を見たい人は以下の記事もご参考にください。

~本記事のテーマ~◎公務員転職した僕が市役所を辞めた理由について
◎公務員を辞めるなら考えるべきこと

僕の市役所生活について

僕は民間企業等職務経験者(社会人枠)として入庁し、初年度から総務部の財産を管理する部署に配属されました。

新入職員が入ることはまずない部署で、まわりの人に「いきなりすごい部署に配属になっちゃったね」と言われるほどでした。

いろいろと変革がある時期だったのもあり、なかなかの激務でほとんど定時に帰った記憶はありませんし、深夜帰りが続く時期もありました。

「激務だから、疲弊して辞めたんじゃないの?」と思った人もいるかもしれませんが、激務だけが原因ではなく、他にも大きな理由があります。

具体的に紹介していきます。

公務員を辞めようと思った理由

では、ここからは公務員を辞めようと思った具体的理由について、詳しく紹介していきます。

大きく分けると以下に紹介する6点の理由があります。

公務員以上にやりがいがある仕事をしたかったから

公務員を辞めた一番の理由は、仕事のやりがいを求めたからです。

公務員の仕事にやりがいがないというわけではありません。あくまで、僕の仕事の価値観に合わなかったということです。

僕は基本的に仕事が好きで、発展性がある仕事をしたいと思っています。「こうした方がいいんじゃないか?」と思ったら、すぐに行動していきたいタイプです。

しかし、公務員だとそれができない、というよりは意思決定をするまでの時間や労力がとてもかかります。「物事の進むスピードが遅い」ことに対して、「仕事の発展性がないな」と個人的に思い、自分の価値観と合わないと感じました。

市役所の意思決定については、次に詳しく述べます。

「公務員を辞めるなんてもったいない」とよく言われましたが、僕は公務員の安定性より、自分のやりたいことを追いかける方がよかったということです。

物事の意思決定の複雑さ

公務員の仕事は、基本的には「守り」です。

公務員の業務は、法律・条令・規則などの決まりがある中で、その決まりを守りながらどうやって進めていくかというように仕事をします。決まりを変えたいと思ったら、上司を納得させ、その上を納得させ・・・しまいには議会で議決を取らないといけないこともあります。

それに、ちょっとしたことを遂行する場合でも、文書を作って決裁を取るというように、必ず所属長以上の決裁(印鑑)が必要となります。

もちろん、仕事なので責任者の許可がないことはできないのはあたり前ですが、民間企業に勤めていた時とは比べ物にならないほど、一つの意思決定に時間と労力がかかりました。

公務員という仕事では、「自分はいい仕事ができない」「自分の力は活かせない」というの感じました。

年功序列で良いの?という疑問を持ったこと

市役所に勤めて思ったことが、「この役職必要なの?」「この人、一日何やっているんだろう?」という人がところどころにいることです。

地方自治体に勤める友人であったり、仕事の関係で知り合った他の市町村職員に話を聞いても、同じようなことを言う人はけっこういました。

市役所の体質として、長年勤めてきた人には、それなりのポジションを与えなければいけないという雰囲気があって、無理やり役職に置いたりするんかなと思います。

あと、上司の中には、決裁文書の体裁にこだわりすぎる人もいます。民間では「そんなことに時間を使うな」と言われることでも、それが正義だという雰囲気はありますね。

理解できる部分はあるんですが、体裁の作り方も上司によって言うことは異なりますし、文書にこだわりすぎることは市民のためにも職場のためにもなりません。

体裁ばかりを気にして、無駄とも言えることをやらせる人が評価されることもしばしばあります。

年功序列の社会で、上記のような人が上司につくと、仕事が進まずに苦しむ部下はたくさん出てきますね。

市役所は、やる気のある人と、やる気のない人の給料の差が出にくいですし、やる気のない人でも、うまくやりこなしていけば、係長、課長へと上がって高い給料をもらっていく世界です。

悪口っぽく聞こえるかもしれませんが、やる気のない上司の下で、その上司よりも格段に安い給料でせかせか働く人が多いのが、公務員の現状ではないでしょうか。

個人的には、やる気がある人が報われない社会だなとは思いました。もし、そんな社会を変えようと思っても、これまた大変な労力が必要なんですね。

ブラック部署の悲惨な現状

部署によって、忙しさの差がありすぎます。

毎日定時で帰っていく部署がある一方、連日連夜の残業で疲弊している人がたくさんいます。

仕事の割り振りがうまくないですし、一度担当を決めると融通が利かなくなり、縦割り状態になるところが市役所の悪いところです(民間でも仕事の押し付け合いのようなものはあると思います)。

同じ課内であっても、担当によって仕事の量に大きく差が出ます。

僕の部署が典型的でしたが、僕のグループ員の机の上は資料で山積み、一日中せかせか働いているのに対し、隣のグループは一日のんびりパソコン眺めて仕事、机の上も資料が2,3枚あるだけということもありました。

明らかに仕事が回っていなくても、一度決めた担当はなかなか変更しませんし、うまいこと仕事の分担を変更していけばいいのになと思います。

あと、余談になりますが、残業代についても自治体の財政状況であったり、予算を超えない範囲でしか支払えない事情がありますので、年度途中で予算がなくなってしまったら、基本的には残業代はなくなります。

残業代を確保するためには補正予算を組むなどの対応をしますが、残業をつけづらい雰囲気を出すこともあります。

部署によっては、古いしきたり?みたいなのが残ってて、8時までは残業をつけないのが暗黙のルールみたいなことを言う人もいました。

僕は、サービス残業はしない主義でしたが、それでも残業をつけれないときはありました。

本当に安泰?世間情勢に合わせた変動もある!?

公務員は問題さえ起こさなければ減給や解雇はほぼないので、給与面では安泰といえるでしょう。

しかし、今までも世間情勢や市役所の財務状況により、ボーナスの支給は減額されることもあるし、平成27年10月に公務員が有利とされていた共済年金制度はなくなり、厚生年金に一元化されています。

リストラのような大きな変動はないにしても、これから世間情勢に合わせて何かしら変わっていく可能性もないことはないと思います。

公務員だから安泰かどうかは、100%言い切れないと思いますが、でも民間に比べるとまだ安心度は高いとは思います。

無駄なことへのこだわりで時間と体力を消耗するか?人生の時間を有意義に使うべきか?

上司のこだわりによって文書の体裁を整える仕事や、業務量の偏りによる激務、意思決定の難しさから、ここにいて自分が成長するのか?という疑問が出て、退職に踏み切りました。

約10年間、民間企業と公務員で鍛えてきたスキルや知識を活かして、フリーランスとして活動しようと退職しましたが、まだ確実な進路が見えないまま、少し思い切った決断をしたのが現状です。

でも、人生は一度きりなので、失敗しても成功しても、自分が思い立ったことをやってみるのは大切だと僕は思いました。何もしなくても時間は経っていきますが、もっと有意義な時間・有意義な人生を送りたいというのが、市役所生活の終止符を打つ決め手でした。

公務員を辞めるのはもったいないのか?

退職願のイラスト

もし、今あなたが公務員を辞めようか悩んでいるなら、せっかく公務員になったのにもったいないという気持ちがあるのではないでしょうか?

金銭的な安定性を考えたら、確かにもったいないかもしれません。

しかし、自分の人生を生きるという面で考えたときに、この先何十年を過ごす職場を、もったいないの一言で公務員にしがみつく必要はあるでしょうか?

もし、「もっと違うやりがいを求めたい」「もっと大きなことしたい」と思うような方は、おそらく仕事への価値観が公務員と合ってないと思います。その場合、公務員を辞めることがもったいないというよりも、辞めないことの方がもったいないかもしれません!

自分の人生なので、しっかり考えていきましょう!

公務員を辞めたいなら考えるべきこと!

公務員を辞めたいなら考えるべきことは、大きく分けると次の2点です。

  • 公務員を辞めた後の仕事について
  • 公務員を辞める時期について

公務員を辞めた後の仕事について

公務員を辞める場合にまず考えないといけないのが、辞めた後に何をするかですね。

生活をしていくために、次の仕事を考えないといけません。

公務員を辞めたいと思ったときに考えることについては、下記事にて詳しく紹介していますので、あわせてお読みいただくとよいかと思います。

公務員を辞める時期について

公務員を辞めるなら、いつ退職するかを考えているでしょうか?

退職時期によって、金銭的な面など条件が大きく変わってきますので考えておくとよいですよ。

下記事にて詳しく解説していますので、興味があればぜひご参考にいただくとよいかと思います。

まとめ

仕事を辞めるというのは勇気がいることだと思います。

でも、今の仕事に迷いが出たときには、10年後、20年度の自分を想像して、今のままがよいのか、仕事を辞めて新しい道に行くのがよいのかはよく考えるべきです。

ただ今の職場が嫌だというだけなら、公務員は3年程度の周期で人事異動もありますので、少し様子を見るのはありだと思います。

では、最後までお読みいただいありがとうございました。

本記事が、あなたにとってよき人生になる参考となれば幸いです。