~本記事のテーマ~
- 公務員試験で実施されるSCOAとは?
- 公務員合格のためのSCOA対策は?

公務員試験でSCOA試験がありますが、どんな試験なんですか?
対策方法を教えてください。
そんな疑問にお答えします!
一部公務員試験において、筆記試験の一つとして採用されている「SCOA(スコア)」。
SPIに似た適性検査として知られていますが、公務員合格のためには、特徴を理解してしっかり対策することが必要です。
本記事は、公務員試験で行われるSCOAの特徴&対策法を紹介します。
民間から公務員転職&SPI受験経験のある僕が、SCOA試験を徹底解説するので、ぜひ参考にしてみてください!
~SCOA突破メソッド~

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SCOAとは?公務員試験での位置づけ

まずは、SCOA試験の概要と、公務員試験における役割をチェックしていきましょう。
SCOAの概要
SCOA(スコア)とは、民間企業や公務員試験で用いられる適性試験の一種です。
1985年に株式会社日本経営協会総合研究所によって開発され、企業の採用試験中心に活用されてきました。
SPIに似た試験形式で、SCOA-AやSCOA-Fなどさまざまな種類がありますが、多く利用されているのはSCOA-A。
難易度としては、公務員試験で受ける「筆記試験」よりもやさしいレベルで、「民間併願」または「試験勉強がニガテ」な受験生にとって挑戦しやすい環境となっています。

SPI試験と類似ではありますが、SCOAの方が試験範囲が広くなるのが特徴です。
公務員試験におけるSCOAの役割

公務員試験の中でも「地方自治体」中心に、SCOAが採用されることがあります。
従来の教養試験の代わりに、基礎能力を測るための試験として、基本的に一次試験で実施されます。
ボーダーは公表されていませんが、自治体によって合格ラインは異なり、ざっくり5~7割程度となるでしょう。
二次試験で合否が決まる

SCOA型の公務員試験では、一次試験の”足切り”を通過した後に、二次試験が控えます。
二次試験の面接や論文試験の結果が、最終の合否に大きく影響するため非常に重要です。
そのため、SCOA突破するための対策はもちろん、二次試験の準備もしっかり行っていくことが大切になります。
SCOAの試験内容と特徴!

次に、公務員試験で実施される「SCOA」の具体的な試験内容や特徴について解説します。
出題科目と問題形式
公務員試験で多く採用されている「SCOA-A」です。
いわゆる「基礎能力検査」と呼ばれるもので、5肢択一、以下の5科目で構成されています。
科目 | 問題数 | 内容 |
---|---|---|
言語 | 20問 | 語彙や読解力を測る問題 (四字熟語、漢字の読み、慣用句など) |
数理 | 25問 | 四則計算、方程式、不等式、数列など (公務員でいう数的推理) |
論理 | 25問 | サイコロ問題・推論・場合の数など (公務員でいう判断推理) |
英語 | 30問 | 文法や空欄補充など (発音、和訳、穴埋めなど) |
常識 | 20問 | 社会や理科系の出題 (公務員でいう人文科学・自然科学・社会科学・時事など) |
SPIと比べて幅広い出題と知識問題が含まれるため、一般的な適性試験よりも対策が必要となるでしょう。

他にも、SCOA-Cは「事務能力検査」と呼ばれるもので、公務員試験に採用されやすいです。
内容は、【照合・分類・言語・計算・読図・記憶】となります。
試験時間

SCOAは、短時間で多くの問題を解く形式のため、時間配分が重要です。
試験時間は60分、120問の出題となります。
SCOAとSPIの違い
SCOAはSPIと似ていますが、出題内容や試験形式に違いがあります。
従来の公務員筆記試験と比べると、両者ともに難易度は下がりますが、SPIよりSCOAの方が試験範囲が広い傾向です。

問題レベルはそれほど高いわけではありませんが、範囲が広いので対策に時間を要するでしょう。
公務員試験のSCOA対策!

公務員試験のSCOAを突破するためには、計画的な学習が不可欠です。
頻出分野の把握

公務員の筆記試験対策を行っていれば、知識面ではSCOAに対応することができるかなと。
ただし、SCOA特有の出題傾向があるので、専用の問題集を手に入れて学習する必要があります。
過去の試験傾向を分析し、特に出題頻度が高い分野を重点的に学習するとよいでしょう!
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時間配分のコツ

SCOAは、スピードが求められる試験です。
公務員の一次試験突破を目指すなら、一問でも多く回答し、かつ正解する必要があります。
- 難しい(時間がかかる)問題は飛ばす
- 簡単に解ける問題から手を付ける
- 1問にかける時間は決めておく
試験本番を想定し、問題を解くスピードを意識しながら練習しておきましょう。
オススメ問題集

公務員のSCOA試験対策には、いろんな教材が市販されています。
中でも、「公務員で出るSPI・SCOA問題集」は公務員試験対策に特化した教材になるかなと。

まずは一冊決めて、徹底的にマスターするようにしましょう。
勉強の習熟度に応じて問題集を追加したり、オンライン教材などを活用するのもありです!

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SCOA型の公務員試験攻略法!

SCOAを採用している公務員試験の攻略法を紹介します。
SCOAは1ヶ月単位で対策

SCOAは幅広い分野から出題されるため、計画的に学習することが重要です。
最低でも1ヶ月前から対策を始め、各分野をバランスよく学習しましょう。
面接と論文対策にも力を入れる

公務員試験では、筆記試験のSCOAを突破すると、面接や論文試験が控えています。
最終合格に二次試験対策は超重要となるので、自治体ごとの面接傾向を分析し、しっかり対策を行いましょう。
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予備校では、本番さながらの「模擬面接」を実施するところが多く、アガルートなら単科講座で面接対策だけ受講可能です。
費用を抑えつつ、万全の公務員試験対策を行っていきましょう!
まとめ
SCOAは公務員試験での採用も増えてきており、従来の筆記試験よりも難易度低めで、受験生にとって選択肢の幅が広がっています。
ただし、しっかり得点するためには、専用の問題集で1か月単位で学習に取り組むのがオススメ。
過去問や問題集を活用しながら、試験の特徴を理解してSCOA攻略を目指しましょう!
また、最終合格には二次試験の面接や論文対策が超重要です。
万全の準備で、公務員合格を目指しましょう!