~本記事のテーマ~
- 国税専門官の採用面接ってなに?どうやって対策するの?
- 国税専門官って、採用漏れは多いの?
- 国税専門官って、採用面接で即日内定はもらえる?
- 国税専門官は、囲い込み電話があると合格確定なの?
国税専門官を目指しています。
採用面接では、どんなことをするのでしょうか?
対策や採用漏れについても教えてほしいです。
国税専門官は囲い込み電話があるって聞きましたが・・・
私には来てなくて不安です。
不合格なのでしょうか?
そんな疑問にお答えします!
「国税専門官」とは、国税の専門職として働く国家公務員。
財政の基盤となる国税のスペシャリストとして働くため、やりがいも大きい職種ですが、
「国税専門官の合格発表後にある採用面接って何だろう・・・?」
「国税専門官って、採用漏れが多いって聞くけど・・・」
「国税専門官って、囲い込み電話はあるの?」
「採用面接で即日内定ってもらえる?もらえないと不採用なの?」
といった疑問や不安を持ちの方も多いかと思います。
そこで本記事では、国税専門官を目指す方向けに、
- 国税専門官の採用面接&対策
- 国税専門官の採用漏れ・囲い込み電話・即日内定の実態
について紹介していきます。
民間⇒公務員転職の経験を持つ僕が、国税専門官の採用面接について徹底解説しますのでぜひご参考にください!
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【即日内定も?】国税専門官の採用面接とは?
国税専門官の内定を取るには、
- 採用試験(1次・2次)⇒最終合格
- 採用面接⇒内定
というように、内定までに二段階構成となっており、最終合格だけでは採用されません。
内定獲得に向けて、「採用面接」を受ける必要があります。
また、国税専門官では、最終合格者が採用されない「採用漏れ」は多くみられるので気になるポイントです。
(※採用漏れについては後に詳しく解説。)
【国税専門官】採用面接とは?
国税専門官採用試験の流れをざっくりまとめます。
~2022年度「国税専門官」採用試験日程(参考)~
(※参照≫人事院HP「国税専門官採用試験」)
流れ | 日程 |
---|---|
試験公告 | 2月上旬 |
採用試験申し込み ※インターネット | 3月18日~4月4日 |
第1次試験(筆記試験) | 6月5日 |
第1次試験合格発表 | 6月28日 |
第2次試験(人物試験) ※身体検査あり | 7月4日~15日 |
最終合格発表 | 8月16日 |
採用面接 | 8月下旬~ |
採用内定 | 10月1日以降 |
採用 | 翌年4月1日 |
採用面接は、国税専門官採用試験で最終合格を勝ち取った人を対象に行われます。
そのまま「即日内定」が出される場合も。
即日内定については、試験の席次も重要ですが、第2次試験の「面接」はかなり重要ポイントとなるでしょう。
即日内定がもらえなくても、後から内定が出る人は多くいます。
心配し過ぎる必要はないです。
また、国税局によっては、次のような「囲い込み」等を行う場合も。
- 業務説明会・職場訪問
- 二次試験前の職場質問会
- 合格発表前の囲い込み電話
優秀な人材を集めるために、国税局側もさまざまな取り組みを行っています。
囲い込みについては、後にも詳しく紹介します。
【国税専門官】採用面接の流れ!
国税専門官の採用面接のざっくりとした流れは次のとおり!
- 電話等で採用面接日時を伝えられる
※日程確認のみor囲い込み電話 - 採用面接に訪れる
- 採用面接⇒内々定!?
※即日内定あり - 内定&採用へ
採用面接を実施する担当・場所は、各国税局となります。
~国税専門官の採用試験(概要)~
内容 | |
---|---|
試験内容 | 個別面接 |
面接時間 | 10~20分程度 |
面接官 | 3人程度 |
面接カード | ー ※第2次試験前に提出済 |
評価方法 | 即日内定もあり |
採用面接は1回の場合もありますし、複数回行われることも。
面接の中で、即日内定をもらえる受験生もいます。
国税専門官の採用面接対策!
国税専門官の採用面接における対策は次のとおり!
- 面接試験や職場訪問のように気を引き締めていく
⇒面接対策を万全に! - 想定される質問に対し、回答を準備しておく
採用面接で聞かれる質問は、以下のものが考えられます。
- 志望動機
- 公務員の併願状況(就活状況)
- 内定を出したらどうするか
- 国税専門官として働きたいか
- どんな業務に関わりたいか
- どのように国税専門官の業務に貢献するか
などなど!
国税専門官の最終合格を勝ち取っていれば、こういった面接対策はしっかりできていると思います。
「最終合格していても気を抜かないこと」
を念頭に、採用面接に臨みましょう!
【採用面接で落ちる!?】国税専門官って採用漏れはあるの?
国税専門官の採用漏れについて見ていきましょう!
採用漏れは多い!?
繰り返しになりますが、国税専門官の採用までには、
- 採用試験(1次・2次)⇒最終合格
- 採用面接⇒内定
という流れとなります。
この採用面接において、最終合格者が内定を取れない「採用漏れ」がけっこうあるようです。
国税専門官の「採用漏れ」の傾向は以下のとおり!
~最近の国税専門官採用実績~
採用年度 | 合格者数 | 採用人数 | 採用率 |
---|---|---|---|
2021年度 | 4,193人 | 1,500人 (※予定数) | ー% |
2020年度 | 3,903人 | 1,377人 | 35.3% |
2019年度 | 3,514人 | 1,151人 | 32.8% |
国税専門官は採用率が35%程度と、かなりの採用漏れがあるように見えます。
最終合格を果たした精鋭ぞろいの中で、3人に1人が不採用です。
「合格しても採用されないの!?」と不安を持つ方も多いと思いますが、この数字の中には、「辞退者を見込んで最終合格者数を決定」しているのもあります。
国税専門官は併願受験生も多く、毎年たくさんの辞退者が出ます。
そのため、採用率が極端に低いことについては、あまり意識しすぎなくてよいでしょう。
しかし、最終合格したあとに不採用となる可能性はゼロではないので、十分注意したいところです。
~国税専門官は採用漏れでも名簿は残る?~
国税専門官採用試験に最終合格した方は、「最終候補者名簿」に得点順に記載され、3年間有効となっています。
この名簿から全国の国税局(沖縄国税事務所)に採用される人が決定しますが、合格年度に採用されなくても、まだ可能性はゼロではないでしょう。
名簿は得点順。
採用試験において、上位の席次を取っておくことは重要ですね。
採用漏れの原因は?
国税専門官採用試験における採用漏れの原因を見ていきましょう。
採用面接で「採用漏れ」となる原因は、以下のことが考えられます。
- 最終合格者の辞退(他の公務員や民間企業に流れている)
- 採用面接で落とされた
- 「内定を出しても辞退するだろう」と思われた
- よっぽど相互の不一致があった(印象を悪くした)
数字的には「採用漏れ」は多いですが、「辞退者」が公表されていないので、明確には原因は分かりません。
ただし、国税専門官は、毎年辞退者が多く出る試験。
年が明けてから内々定が出る受験生もいるようなので、最後まで諦めないことが大事です。
国税専門官の採用側も、熱意のある学生・社会人等に内定を出したいです。
「本気で国税専門官になりたい」ことをアピールしましょう。
採用漏れを防ぐ方法!
国税専門官採用試験に最終合格したなら、内定を勝ち取りたいところ!
採用漏れしないために、
- 1次試験からボーダーギリギリではなく、上位の成績を取っておく
- 業務説明会等に積極的に参加し、情報収集しておく
⇒ミスマッチにならないようにする - 職場訪問等があれば、しっかり自己PR・熱意を伝えておく
- 採用面接も気を引き締めて臨む
⇒「国税専門官への熱意」「内定を出されたら辞退しない」旨をアピール
などといったことを意識すると良いでしょう!
国税専門官は国家公務員試験であり、採用側も「合格根拠」を明確にします。
「点数」をもって厳格に合否(採用・不採用)を決めることと思われるので、「採用試験で上位の成績(席次)」であることは大きいでしょう。
また、第2次試験の人物試験(面接)、職場訪問(質問会)、採用面接で印象を悪くするのは絶対NGです。
国税専門官の採用側も、「これから一緒に働く職員」は慎重に選びたいはずなので、緊張感と熱意を持って臨みましょう。
国税専門官の採用側も、内定を出したら辞退されたくないです。
受験生の熱意をよく見られるでしょう。
【囲い込み電話があれば合格?】国税専門官の採用事情!
国税専門官では、各国税局による「囲い込み電話」というものが見られます。
国税局側は、合格発表後後の「採用面接」で採用者を決めていくことになりますが、優秀な受験生には内定を出したら来てほしいところ。
そのため、最終合格発表前に各国税局が「受験者を囲い込む」ことを目的に、受験生に電話をかけることが多いようです。
この背景として、
- 公務員試験は併願受験を行う人が多い
- とくに国税専門官は、試験科目・日程から併願受験者が多い
といったことが挙げられます。
囲い込み電話がこれば、ポジティブなことと捉えて良いですが、最終合格が確約されたものではないです。
気を抜かないように注意しましょう!
各国税局でも、囲い込み電話の実施有無、実施理由等は異なります。
囲い込み電話が「あっても不合格だった」「なくても内定をもらった」という受験生も。
おそらく、人事院の採用担当は「囲い込み電話」に絡んでおらず、最終面接にいる国税局職員(面接官の1人)の目に留まった受験生に声をかけていることが予想されます。
囲い込み電話をもらったかどうかで、一喜一憂せず、最後まで気を抜かずに内定を勝ち取りにいきましょう!
【国税専門官】面接対策におすすめの方法!
国税専門官の最終合格を目指すなら、採用面接を含め、「面接対策」はかなり重要です。
第2次試験で実施される面接や採用面接では、役職ある方が相手となります。
面接での印象次第で、合格にかなり不利になってしまうことも。
「基本~実践練習」をしっかり積んで、万全の対策で臨みましょう!
独学で面接対策する方法!
独学で国税専門官合格を目指す方なら、
- 参考書で面接の基本マナーをチェック
- 面接の想定問答作成
- 友人や家族などと実践練習
を行っておくと良いでしょう。
次に詳しく紹介しますが、面接に受かるためには、「面接慣れ」が重要。
面接の基本や、質問への受け答えを考えておくのと同時に、面接練習を行っておくことをおすすめします。
▼面接対策は受験ジャーナルでも情報あり!
おすすめは予備校の面接対策を利用する!
公務員予備校のコース受講生なら、カリキュラムに沿って国税専門官対策を続ければ、面接対策もしっかりできるでしょう。
しかし、独学生や通信教育(テキスト型)を利用している方なら、予備校の「単科講座」等を利用し、「模擬面接」を行っておくことをおすすめします。
面接試験は、「面接慣れ」が重要。
予備校のプロの手で、本試験前に面接を一度経験しておくと良いでしょう!
なかなか「面接対策だけやってくれる予備校」は少ないですが、一部の予備校ではOKなところもあり。
オンライン型の「アガルート」なんかは単科講座が豊富で、模擬面接も受けられるのでチェックしておくと良いでしょう。
▼アガルートで面接対策する!(公式HP)
まとめ
国税専門官の内定を勝ち取るには、最終合格後の「採用面接」が最後の砦。
採用面接で「即日内定」もあるので、試験の席次や、面接試験&採用面接での印象を良くしておくと、内定獲得に有利になることは間違いないでしょう。
ただし、最終合格者の「採用漏れ」は、数字上多く見られます。
原因としては、
- 辞退者が出た(他の公務員や民間企業に流れた)
- 採用⇔受験生のミスマッチ
といったことが考えられますが、国税専門官は例年辞退者も多い試験。
年明けになってから内々定が出る受験生もいるので、採用率の低さ(35%程度)ほど採用漏れを心配する必要はないでしょう。
また、二次試験前の職場質問会、合格発表前の囲い込み電話など、各国税局でも受験生を囲い込みする取り組みはあります。
囲い込み電話等があればポジティブに捉えても良いですが、最終合格が確約されたわけではないので注意しましょう!
「本当に国税専門官になりたい」という方は、採用漏れを防ぐためにも、採用面接はしっかり対策&熱意を持って臨むこと。
面接試験と同様に気を引き締め、採用面接を乗り切りましょう!
~国税専門官の試験対策記事~
▼国税専門官のなり方を紹介!
▼国税専門官向けにおすすめ予備校!
▼国税専門官への勉強法!
▼国税専門官の難易度(倍率・ボーダー等)!
▼国税専門官の面接対策!
▼国税専門官の面接カード対策!
▼国税専門官の採用面接対策・採用漏れ!
~国税専門官の仕事関連記事~
▼国税専門官の仕事内容を紹介!
▼国税専門官の仕事はつらい?向いている人を紹介!
▼国税専門官の年収・給料事情を紹介!
~国税専門官と財務専門官で迷う方向け~