~本記事のテーマ~
- 公務員試験のSPI性格検査って何?
- SPIの性格検査ってどんな対策をすればいい?

SPI型の公務員試験を受けますが、性格検査ってどんな試験なんですか?
対策方法を教えてください。
そんな疑問にお答えします!
近年、SPI型の試験を課す公務員も増えてきましたが、学力を診断するだけでなく「性格検査」も行われます。
多くの自治体ではSPIの性格検査で、公務員としての適性判断に活用し、受験生の合否に影響を及ぼすため重要です。

公務員合格を勝ち取るためには、性格検査もしっかり対策しておきましょう!
本記事では、SPI性格検査の概要と対策方法を紹介します。
民間から公務員転職&SPI受験経験のある僕が、SPI性格検査を徹底解説するので、ぜひ参考にしてみてください!
公務員試験のSPI性格検査とは?

SPI性格検査は、受験者の性格や行動特性を分析するための試験です。
公務員で実施されるSPIでも、性格検査は実施されます。
SPI性格検査の目的
公務員試験におけるSPI性格検査の目的は、受験者の価値観や行動パターンを評価し、職務に適した人物かを判断することです。
具体的には以下の点を測定します。
- コミュニケーション能力
- 責任感
- 誠実さ
- ストレス耐性
- リーダーシップ
- 協調性
などなど

二次試験以降での「面接」では、性格検査の結果をもとにして質問されたりします。
性格検査の出題内容
SPI性格検査は、選択式で回答していきます。
~性格検査の回答方式~
- はい・いいえ・どちらともいえない
- AかBのどちらに近いか
- 日常の行動や考えにどの選択肢が近いか
などなど
質問例は以下のとおり。
- 細かいことにこだわるほうだ
- 初めての人とすぐ親しくなれる
- 今までに他人の悪口を言ったことはない
- 周囲の意見を優先して行動することが多い
- リーダーシップをとるのが得意だ
- 以下の選択肢のうち、どれが一番あなたの行動に近いか

これらの回答を通じて、受験者の性格傾向が分析されます。
公務員として適した人物かが見極められるテストなので、重要です!
性格検査の試験時間

SPI性格検査の試験時間は、自治体によって異なりますが、10~30分程度であることが多いです。
短時間で多くの質問に答えることになるので、スピーディーに回答していきましょう!
SPI性格検査が課される公務員試験

公務員のSPI性格検査は、多くの地方自治体で導入が進んでいます。
すべての試験で採用されているわけではありませんが、これから公務員を目指す受験生への影響は大きくなっていくでしょう。
地方公務員試験での導入状況

近年、地方公務員試験ではSPIを活用する自治体が増加傾向です。
とくに、市役所や県庁職員の採用試験で取り入れられることが多く、受験者の適性をより客観的に評価する手段として活用されています。
国家公務員試験での扱い
現在、国家公務員試験では、基本的にSPI試験の導入はされてません。
難関の教養+専門試験をクリアして、合格を目指していきましょう。
▼国家公務員を目指すなら予備校がオススメ!
SPI性格検査の対策方法

SPI性格検査は、一般的な筆記試験と異なり、事前に知識を暗記するだけでは対応できません。
しっかりと対策を講じ、より適切な評価を得るようにしましょう!
正直に回答することが基本
まず大原則ですが、SPI性格検査では、正直に回答することが基本です。
無理に「理想の公務員像」を意識しすぎると、回答に矛盾が生じ、信頼性が低いと判断される可能性があります。

性格検査では、似たような質問が繰り返される場合があります。
嘘を重ねると、結果に”バラツキ”が出て、信頼性を損ねやすいです。
公務員に求められる人物像を意識する

公務員で求められる資質は、民間企業とは少し異なります。
とくに、以下のような性格が求められることになるでしょう。
- 誠実で責任感がある
- 協調性が高い
- 公平な判断ができる
- ストレス耐性がある
これらの資質を念頭に置きながら、自分の考えに沿った回答を選ぶと良いでしょう。
事前に模擬テストを受ける

SPI性格検査に特定の「正解」はありませんが、事前に模擬テストを受けておくことをオススメします。
ガッチガチの”模試”を受けるということではなく、過去の性格検査を実際にやってみて、自分の回答傾向を把握しておくのが大事かなと。
「どういった質問がされるのか」をあらかじめ把握し、一貫性を意識して回答する練習をしておくと、本番でも落ち着いて対応できるでしょう。

ぶっつけ本番だと、回答法に混乱してしまったりすることもあります。
一貫性を持った回答するため、落ち着いて受験できるよう練習しておくと安心です。
SPI性格検査での注意点

SPI性格検査では、いくつかのポイントに注意する必要があります。
繰り返しになる点もありますが、公務員合格を目指したSPI性格検査受検へのコツをまとめます!
矛盾した回答を避ける

SPI性格検査では、同じ内容を問う質問が異なる形で繰り返されることがあります。
そのため、一貫性のない回答をすると「信頼性が低い」と判断される可能性も。
基本的には、正直に答えるというのが大事でしょう!
極端な回答を控える
SPI性格検査では、「はい」や「いいえ」といった極端な回答ばかり選ぶのも注意。
たとえば、「今までに他人の悪口を言ったことがない」という質問に対し、YESを選ぶとどうですか?

本当に悪口を言ったことがないならOKですが、人間なかなかそうはいかないもの・・・
「印象を良く見せよう」と思って、極端に性格を美化するのはNGです。
もちろん、あなたが「そう思った」ならOKですが、あまり極端な回答を繰り返すとバランスの取れていない性格と見なされることがあります。
自分の考えに沿った自然な回答を心がけましょう。
組織適応性
SPI性格検査の中でも、「組織適応性」に関する質問には注意したいところ。
たとえば、以下のような出題。
「誰とも口をきかないことがよくある」
これに対してYESと答えてしまうと、公務員という「組織」に馴染めないという印象を与えてしまいます。
評価項目としてはさまざまあり、その組織風土や配属部署への適性チェックに活用しますが、公務員らしい適応性というのもあらかじめ把握しておくとよいでしょう!
全問回答できるようスピードに注意

SPI試験の性格検査では、質問に対して考えすぎてしまい「全問回答できなかった・・・」という場合も。
制限時間切れになって、未回答があると不安にもなりますよね。
この点、なるべく全問回答するのが好ましいでしょう。
もし、全問回答できなかったからといって、不合格が決定する訳ではありませんが、以下のような理由で評価を落とす可能性はあります。
- 未回答によりしっかりと性格検査の結果が出ない
- 回答数が少なくなって性格検査の結果がブレやすい
- 時間配分がニガテという印象を持たれる
- 要領が悪いと思われる
出題される問題には、全問回答できることに越したことはありません!
公務員SPI対策におすすめの教材!

公務員試験のSPI対策を進める際には、適切な参考書や問題集を活用することが大切です。
参考書は、たくさんの人が使ってる人気どころのもの(実績のある)を選ぶとよいでしょう!
おすすめ問題集
公務員のSPI試験対策にオススメの問題集を紹介します!

SPI対策なら、「これが本当のSPI3だ!」が定番かなと。
これ一冊やっておけば基本的にOKですが、内容が難しいと感じれば、やさしい参考書を別途購入したり、オンライン教材なども活用するとよいでしょう。
予備校での対策がベスト
SPI対策は、比較的対策しやすいですが、公務員最終合格を勝ち取るには二次試験の攻略が必須。
二次試験で実施される「論文・面接試験」は、独学ではなかなか対策が難しいため、予備校を利用するのが好ましいでしょう。

僕自身は市役所に独学で合格しましたが、やはり予備校利用が圧倒的に有利。
受講料の高さは心配になるところですが、予備校で「確実に合格を勝ち取る」ことができるなら、決してコスパの悪いことではないでしょう!(万が一、浪人するのはマジでもったいない)
最近の予備校は、「オンライン特化(校舎を持たない)」で安価に利用できるところが多いので、チェックしてみるとよいでしょう!
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まとめ
SPI性格検査は、公務員試験において受験者の適性を判断する重要な試験です。
正直に回答しつつ、公務員に求められる資質を意識することが大切となります。
- 公務員として求められる資質を理解しつつ一貫性のある回答を意識する
- スピーディーに回答する習慣をつける
- 試験前に模擬テストしておく
これらのポイントを押さえ、しっかりと準備をしておきましょう。