~本記事のテーマ~
- 公務員試験を目指してるけど、社会科学の勉強法は?
- 社会科学対策って重要?

公務員を目指しています。
筆記試験で社会科学は重要でしょうか?
勉強法も知りたいです。
そんな疑問にお答えします!
公務員試験の教養科目には、社会科学が含まれており、法律・政治・経済・社会の4つの分野から出題されます。
社会科学は出題範囲が広く、苦手意識を持つ受験者も多いですが、出題割合も高めなので試験突破に重要な科目です。
そこで本記事では、社会科学の出題傾向&勉強法を紹介します。
市役所転職経験のある僕が、社会科学攻略法を徹底解説するので、ぜひ参考にしてみてください!
【公務員試験】社会科学って重要?

公務員試験のなかで、もっとも対策に時間がかかるのが教養・専門の筆記試験対策。
膨大な範囲を勉強することになりますが、中でも社会科学は重要な分野の一つです。
社会科学は4つの分野に分かれる
社会科学の科目は、次の4つに分かれます。
- 政治
- 法律
- 経済
- 社会(時事)
後にも詳しく解説しますが、教養試験対策では「社会科学」として学習し、専門試験では上記4科目それぞれ取り組んで、より詳細に対策することになります。
社会科学の配点割合
公務員試験(教養)における社会科学の配点は、全40問中6~11問くらいです。
科目別にざっくりとした配点傾向は、以下のとおり。
科目 | 国家一般 | 地方上級 | 市役所 |
---|---|---|---|
政治 | 1 | 1 | 1 |
法律 | 1 | 3 | 1~2 |
経済 | 1 | 3 | 2 |
社会(時事) | 3 | 4 | 2~4 |
計 | 6 | 11 | 6~9 |
出題傾向は毎年変わる可能性もありますが、試験の中で社会科学が占める割合は決して小さくないことは間違いないでしょう。
ちなみに、数的処理が3~4割、文章理解が2~3割出題されるので、これらに次いで社会科学は2割前後の高い出題率です。
対策に重点を置きたい科目になります。
【公務員試験】社会科学の勉強法を徹底解説!

では、社会科学の勉強法に解説していきます。
教養と専門試験では内容が被る
社会科学には4科目ありますが、専門試験で「政治・法律・経済・社会」を勉強している場合はほぼ内容がかぶります。
そのため、最初から社会科学&専門4科目すべて学習するのではなく、まずは被る部分を重複させずに学習するのがオススメです。
専門試験対策も必要な受験生のおすすめ勉強法
専門試験で「政治・法律・経済・社会」を学習する方は、「社会科学」と内容が被るため、まずは専門4科目から学習を始めましょう。
ただし、被るからと言って、「社会科学」をまったく学習しないのはオススメしません。
~専門試験対策する受験生の社会科学勉強法~
- まず専門試験対策を完了させる!
⇒政治・法律・経済・社会の問題集を3周 - 余力があれば社会科学対策!
⇒教養の「社会科学」問題集をざっと学習(できれば2~3周) - 直前期に時事対策を重点学習
⇒試験直前期の2月頃に出る「速攻の時事」がオススメ!
※一気に詰め込む - 試験直前期は過去問集で実戦問題演習!
最初に専門試験の範囲(政治・法律・経済・社会)を学習しておけば、教養の「社会科学」は理解しやすいです。
そこまで苦労せず、学習が進められるでしょう。
社会科学の中でも、とくに時事問題は多く出題されるため、しっかり対策すれば得点を伸ばすことができます。
専門試験が無い受験生の勉強法
反対に、専門試験の勉強をしていない場合は、一から社会科学を対策する必要があります。
時間に余裕があって一番ベストな方法は、専門4科目を勉強してから「社会科学」の問題集を3周するのがオススメ。
ですが、たいていそこまで余裕はないですよね。
(※ここまで時間をかけるくらいなら、数的処理や文章理解に力を入れた方がいい)
なので、上記4科目が組み込まれている「社会科学」の問題集に取り組んで、不十分なところは補完する形で勉強するとよいでしょう。
補完する分野は、目指す試験の出題傾向などにあわせて選べばOKです。

たとえば、地方上級なら「経済」の出題数が多いです。
「ミクロ経済学」・「マクロ経済学」の理論を問う問題が多くなる傾向のため、問題集を買って重点的に取り組むのがよいでしょう。
~専門試験が無い受験生の勉強法まとめ~
- 基本的な勉強法
⇒社会科学の参考書(問題集)を1冊決め、繰り返し取り組む!
※試験直前期の2月頃に出る「速攻の時事」は別途購入! - 補完
重点的に取り組む科目については、専門試験用の問題集で勉強する!
※社会科学は膨大な範囲の勉強となるため、専門を勉強しない方にとって非効率的な得点源とも言える。時間に余裕が無い方なら、出題頻度の低い分野は捨て、頻出問題に絞って対策を進めるのもあり。たとえば、時事にコミットするなど。
公務員試験対策は膨大な範囲を取り組まないといけないので、効率よく点数を伸ばすことを意識して学習計画を立てましょう!
社会科学の勉強におすすめの参考書を紹介!

社会科学の勉強にオススメの問題集を紹介します。
スー過去一択でOK
社会科学の勉強は、スー過去でOKでしょう。
スー過去なら、過去問を取り上げながら学習が進められるので、より実戦的な力がついていきます。

スー過去は、3年に一度バージョンが更新されますが、現在は「7」です。
兄弟や知人のお下がりなどで、「新スーパー過去問ゼミ6」を持っている人は、社会科学なら最新版に買い替えるのがよいでしょう。
時事対策にオススメの参考書
また、社会科学の中で出題傾向が高い時事対策は、「速攻の時事」シリーズがおすすめ!
- 速効の時事
⇒参考書色が強い - 速攻の時事 実践トレーニング
⇒問題演習が多い
上記2冊は、試験直前期になる2月頃に最新版が出るので、出たらすぐに手に入れて徹底的に詰め込みましょう。


最終仕上げは過去問500シリーズ

公務員試験直前には、過去問500シリーズを購入して問題演習を増やしましょう!
僕はめっちゃ使った問題集ですが、全科目(教養と専門は別冊)掲載されているので、実践演習に最適です。

公務員職種ごとに発売されているので、あなたの目指す公務員に合わせて、購入しましょう!





社会科学がニガテならオンライン教材で強化すべし!

公務員試験対策を独学で行っている人はとくにですが、社会科学の勉強は行き詰まることも多いです。
「もうイヤだ・・・」と投げ出したくなることもあるかと思います。
そんな社会科学が苦手と感じる方には、通信教育の教材を利用するのもおすすめ!
予備校などの通信教育は「料金が高い」イメージもありますが、単科講座なら安く受講できたり、安価なタイプの教材もあります。
おすすめの通信教育は次のとおり!
- アガルートの単科講座「社会科学」 ⇒オススメ!
- スタディサプリ公務員講座
アガルートの「社会科学対策講座(単科講座)」
アガルートアカデミーは、さまざまな資格取得に向けた講座を提供する予備校です。
通院講座特化型の予備校で、公務員試験対策の講座も開講されています。
アガルートのメリットとして、科目ごと・試験ごと(面接や論文など)を単体で受講できる「単科講座」が準備されているところです。
費用面で公務員試験対策に予備校の利用が難しい方もいると思いますが、単科講座なら、わりと安価な料金で利用できます。
社会科学対策の講座は、試験種によって次の講座が用意されています。
- 国家総合職/地方上級&国家(一般・専門)職&裁判所対策用
⇒社会科学対策講座:22,000円(税込)
≫アガルートで社会科学対策!
▼アガルート公務員講座の詳細&申込はこちらから!
▼アガルート公務員講座の特長&評判が知りたい方はこちら!
スタディサプリ公務員講座
最近、英語学習や中高生の勉強に人気になりつつあるスタディサプリですが、公務員試験対策の一部を扱った講座も出ています。
動画授業&テキスト(ダウンロード可)での学習で、数的処理の分野である「数的推理」「判断推理」や、「政治経済」の基礎を集中的に学ぶことができます。
公務員対策講座の内容は次のとおり!
~スタディサプリ公務員対策講座(高校講座)~
- スタンダードレベル数的推理 10講
- スタンダードレベル判断推理 8講
- スタンダードレベル政治経済<政治編> 5講
- スタンダードレベル政治経済<経済編> 5講
※授業動画とテキスト(ダウンロード可)で構成。
※高校講座・大学受験講座・資格対策講座なども含めて、4万本の授業動画が見れる。
⇒月額2,178円(税込)・14日間の無料体験期間あり!
講座は、「一部の範囲」かつ「スタンダードレベル」の設定になっているので、スタディサプリだけで公務員試験を合格する力をつけるレベルまで持っていくことはできませんが、勉強の取っ掛かりとして有効です!
政治・経済の部分的な学習にはなりますが、なかなかペースをつかみづらい科目でもあるため、まずはスタディサプリの動画で基本を学んでおくのがよいでしょう!
その他にも、公務員試験突破に重要な『数的処理』講座は、苦手意識を持ちやすい科目として、公務員試験の土台作りに最適ですね。
高校講座の動画もすべて見ることができますので、公務員対策講座以外にもニガテな分野の復習に利用することができます。
下記事でも詳しく解説していますので、興味のある方は合わせてご参考にください!
ちなみに、スタディサプリは14日間無料体験ができます!
解約もオンラインで簡単にできますので、気軽に利用すればOKかと思います。
無料体験期間の14日間で、一気に「基礎固め」をやっちゃうのもありですね。
▼スタディサプリの公式HP&無料体験はこちら!
(※高校講座に申し込めば、公務員対策講座が利用可能です!)
まとめ

公務員試験の教養試験は範囲が広く、対策にとても時間がかかります。
そのため、すべての分野に全力をそそぎこむのではなく、試験傾向や自分の得意・不得意によって、重点的にやる分野と捨て科目を作っていくことも大切です。
本記事で取り上げた社会科学については、数的処理、文章理解に次いで出題数が多く、対策をしていないと得点できないため、十分に時間を使っていく必要があるでしょう!
社会科学で得点できないと苦しくなりますので、しっかり時間をとって取り組んでいきましょうね!
では、公務員試験まで長い道のりになると思いますが、コツコツがんばりましょう!
この記事が公務員を目指す方の参考になれば幸いです。
~本記事紹介の問題集~
- 社会科学のおすすめ問題集!

- 「時事」のおすすめ参考書


- 試験直前期の実践問題演習用




▼筆記試験の「数的処理」勉強法について
▼筆記試験の「文章理解」勉強法について