~本記事で解決する悩み~
- 公務員試験の社会科学って大切?どうやって勉強していけばいいの?
- 筆記試験で社会科学を得点するための勉強法は?
公務員を目指しています。
公務員試験で社会科学は重要でしょうか?
どうやって勉強していくといいかも教えていただきたいです。
そんな疑問にお答えします!
本記事は、公務員試験への勉強法でお困りの方向け記事です。
~この記事は次のような方におすすめ~
- 公務員になりたいけど、どうやって勉強をしていけばよいか困っている!
- 公務員の筆記試験にある社会科学の勉強法に困っている!
- 社会科学がどれくらい出題されるのか知りたい!
公務員試験の社会科学は、出題数が地味に多く重要な科目として位置づけられるため、しっかり対策しておかないと合格を勝ち取ることは厳しくなります。
本記事では、そんな公務員試験の社会科学について、出題傾向なども含めて重要性や勉強法について解説していきます。
公務員試験に合格するためには、情報収集は大切!
社会科学は専門試験とかぶる分野もあるため、勉強法のコツを知って、効率よく勉強し得点を伸ばしていきましょう。
公務員を目指す方は、ぜひご参考にいただくとよいかと思います。
公務員試験で出題される社会科学って重要なの?
公務員試験のなかで、もっとも対策に時間がかかるのが教養・専門の筆記試験対策ですね!
膨大な範囲を勉強することになりますが、中でも社会科学は重要な分野の一つです。
社会科学の科目は、次の4つに分かれます。
- 政治
- 法律
- 経済
- 社会(時事)
これら社会科学の科目はどれくらいの配点があるかというと、全40問中6~11問くらいです。
科目別にだいたいの配点傾向は下のとおりとなります。
科目 | 国家一般 | 地方上級 | 市役所 |
---|---|---|---|
政治 | 1 | 1 | 1 |
法律 | 1 | 3 | 1~2 |
経済 | 1 | 3 | 2 |
社会(時事) | 3 | 4 | 2~4 |
当然、出題傾向は毎年変わりますが、全体の中で社会科学が占める割合は決して小さくないことは間違いないでしょう。
数的処理で3~4割、文章理解で2~3割出題されますが、これらに次いで社会科学は2割前後の出題となるため、重点を置きたい分野になります。
▼筆記試験の「数的処理」勉強法について
▼筆記試験の「文章理解」勉強法について
【公務員試験対策】社会科学の勉強法を解説します!
では、社会科学の勉強法についてです。
社会科学には4科目ありますが、専門試験を勉強している場合はほぼ内容がかぶるため、まず専門でそれぞれの勉強を終わらせてから対策を始めましょう。
専門とかぶるからと言って、専門の勉強をして社会科学自体をまったくしないのはおすすめしません。
とくに時事問題は多く出題されますし、しっかり対策することで得点を伸ばすことができます。
勉強法としては、専門の勉強を終わらせたら、社会科学をさーっと総仕上げ的にチェックしていって、最終的に過去問集などで問題演習する感じがよいでしょう。
専門が勉強できていれば社会科学の理解は早いと思いますので、そこまで苦労しないと思います。
~専門試験の勉強をしている場合の勉強法まとめ(例)~
- まず専門試験対策を完了させる!
※各科目の問題集を3周は取り組む! - 余力があれば教養の社会科学の問題集に取り組む!
※とくに「時事対策」を重点的に!
試験直前期の2月頃に「速攻の時事」という参考書が出るため、それを使って一気に詰め込むのがおすすめ! - 直前期は、過去問集で実戦問題演習!
反対に、専門試験の勉強をしていない場合は、一から社会科学をしっかり対策する必要があります。
時間に余裕があって一番ベストな方法は、
- 専門科目の参考書を使って社会科学の分野を一つ一つ勉強
- 社会科学の参考書に取り組む
のがいいですが、たいていそこまで余裕はないと思います。
なので、上記4科目が組み込まれている「社会科学」の参考書でまんべんなく取り組んで、不十分なところを補完する形で勉強するとよいです。
補完する分野は、目指す試験の出題傾向などにあわせて選びます。
分かりにくいかと思いますので、以下に「専門試験の勉強をしていない場合」の勉強法をまとめます。
~専門試験の勉強をしていない場合の勉強法まとめ(例)~
- 基本的な勉強法
⇒社会科学の参考書(問題集)を1冊決め、繰り返し取り組む!
※試験直前期の2月頃に出る「速攻の時事」がおすすめ! - 補完
- 重点的に取り組む科目については、専門試験用の問題集で勉強する!
⇒地方上級なら「経済」の出題数が多い!「ミクロ経済学」・「マクロ経済学」の理論を問う問題が多くなる傾向のため、問題集を買って重点的に取り組むよい!
- 重点的に取り組む科目については、専門試験用の問題集で勉強する!
※社会科学は膨大な範囲の勉強となる!専門を勉強しない方にとって非効率的な得点源になるため、出題頻度の低い分野は捨て、頻出問題に絞って対策をすすめるとよい!
公務員試験対策は膨大な範囲を取り組まないといけないので、効率よく点数を伸ばすことを意識して学習計画を立てましょう!
社会科学の勉強におすすめの参考書を紹介!
社会科学の勉強は、スー過去一択です。
スー過去なら、過去問を例に挙げながら取り組んでいきますので、より実戦的な力がついていきます。
スー過去は、現在バージョンが「6」です。
兄弟や知人のお下がりなどで、「新スーパー過去問ゼミ5」を持っている人は、社会科学なら最新版に買い替えるほうがよいでしょう。
スー過去6については、別記事でも取り上げていますので、興味がありましたらぜひご参考にください。
また、社会科学の中で出題傾向が高い分野である時事対策は、「速攻の時事」シリーズがおすすめ!
これは、参考書タイプの「速攻の時事」と、問題演習タイプの「速攻の時事 実戦トレーニング」のセットで取り組むといいです。
参考書の方は、最新の話題のテーマごとに、「重要事項のまとめ」と「穴埋め問題」でチェックしていく内容になっていますが、コンパクトにまとめられているので一気に力をつけることができます。
毎年、2月頃に最新版が出ますので、出たらすぐに買って一気に仕上げましょう!
発売前でも、下の通販サイトから予約購入ができますので、早めに予約しておくことをおすすめします。
時事は配点が高いうえに、しっかり勉強しておけば論文や面接にも活きてきますので、重点的に取り組んでおくとよいです!
実戦的な問題演習を徹底的にやるなら、「過去問500シリーズ」です。
試験直前期には、これを使ってガンガン実戦トレーニングする感じになります。
教養試験用と専門試験用で分かれており、目指す公務員によってもタイプが分けられるので、自分にあわせて選びましょう。
ほぼ受験生みんな持っているのではないかというくらい、過去問がつまったおすすめ問題集ですね。
ぜひ1冊持っていたいところです!
▼社会科学対策におすすめの問題集&参考書!
【苦手克服!】社会科学を強化したいなら通信教育の教材もあり!
公務員試験対策を独学で行っている人はとくにですが、社会科学の勉強は行き詰まることも多いです。
「もうイヤだ・・・」と投げ出したくなることもあるかと思います。
そんな社会科学が苦手と感じる方には、通信教育の教材を利用するのもおすすめ!
予備校などの通信教育は「料金が高い」イメージもありますが、単科講座なら安く受講できたり、安価なタイプの教材もあります。
おすすめの通信教育は次のとおり!
- 予備校アガルートの単科講座「社会科学」
- スタディサプリ公務員講座
予備校アガルートの「社会科学対策講座(単科講座)」
アガルートアカデミーは、さまざまな資格取得に向けた講座を提供する予備校です。
通院講座特化型の予備校で、公務員試験対策の講座も開講されています。
アガルートのメリットとして、科目ごと・試験ごと(面接や論文など)を単体で受講できる「単科講座」が準備されているところです。
費用面で公務員試験対策に予備校の利用が難しい方もいると思いますが、単科講座なら、わりと安価な料金で利用できます。
社会科学対策の講座は、試験種によって次の講座が用意されています。
- 国家総合職/地方上級&国家(一般・専門)職&裁判所対策用
⇒社会科学対策講座:22,000円(税込)
≫アガルートで社会科学対策する!
▼アガルート公務員講座の詳細&申込はこちらから!
▼アガルート公務員講座の特長&評判が知りたい方はこちら!
スタディサプリ公務員講座
最近、英語学習や中高生の勉強に人気になりつつあるスタディサプリですが、公務員試験対策の一部を扱った講座も出ています。
動画授業&テキスト(ダウンロード可)での学習で、数的処理の分野である「数的推理」「判断推理」や、「政治経済」の基礎を集中的に学ぶことができます。
公務員対策講座の内容は次のとおり!
~スタディサプリ公務員対策講座(高校講座)~
- スタンダードレベル数的推理 10講
- スタンダードレベル判断推理 8講
- スタンダードレベル政治経済<政治編> 5講
- スタンダードレベル政治経済<経済編> 5講
※授業動画とテキスト(ダウンロード可)で構成。
※高校講座・大学受験講座・資格対策講座なども含めて、4万本の授業動画が見れる。
⇒月額2,178円(税込)・14日間の無料体験期間あり!
講座は、「一部の範囲」かつ「スタンダードレベル」の設定になっているので、スタディサプリだけで公務員試験を合格する力をつけるレベルまで持っていくことはできませんが、勉強の取っ掛かりとして有効です!
政治・経済の部分的な学習にはなりますが、なかなかペースをつかみづらい科目でもあるため、まずはスタディサプリの動画で基本を学んでおくのがよいでしょう!
その他にも、公務員試験突破に重要な『数的処理』講座は、苦手意識を持ちやすい科目として、公務員試験の土台作りに最適ですね。
高校講座の動画もすべて見ることができますので、公務員対策講座以外にもニガテな分野の復習に利用することができます。
下記事でも詳しく解説していますので、興味のある方は合わせてご参考にください!
ちなみに、スタディサプリは14日間無料体験ができます!
解約もオンラインで簡単にできますので、気軽に利用すればOKかと思います。
無料体験期間の14日間で、一気に「基礎固め」をやっちゃうのもありですね。
▼スタディサプリの公式HP&無料体験はこちら!
(※高校講座に申し込めば、公務員対策講座が利用可能です!)
まとめ
公務員試験の教養試験は範囲が広く、対策にとても時間がかかります。
そのため、すべての分野に全力をそそぎこむのではなく、試験傾向や自分の得意・不得意によって、重点的にやる分野と捨て科目を作っていくことも大切です。
本記事で取り上げた社会科学については、数的処理、文章理解に次いで出題数が多く、対策をしていないと得点できないため、十分に時間を使っていく必要があるでしょう!
社会科学で得点できないと苦しくなりますので、しっかり時間をとって取り組んでいきましょうね!
では、公務員試験まで長い道のりになると思いますが、コツコツがんばりましょう!
この記事が公務員を目指す方の参考になれば幸いです。
~本記事紹介の問題集~
- 社会科学のおすすめ問題集!
- 「時事」のおすすめ参考書
- 試験直前期の実践問題演習用
▼筆記試験の「数的処理」勉強法について
▼筆記試験の「文章理解」勉強法について