~本記事のテーマ~
- 公務員試験のSPI対策って何をすればいい?
- 公務員のSPI試験の勉強法は?
- SPI試験対策にかかる勉強時間は?

公務員試験でSPI試験がありますが、どうやって対策すればいいですか?
オススメの勉強法とか、勉強時間の目安を教えてください。
そんな疑問にお答えします!
近年、公務員試験の「筆記試験」の代わりに、SPIを採用している自治体や機関が増えてきています。
もともとSPIは、民間企業で広く活用されている試験であり、公務員試験ほどの学習ボリュームはありませんが、しっかり対策しておかないとなかなか得点につながりません。
そんなSPI試験を導入している自治体等を受験する際、
「どうやって対策すればいいんだろう?」
「どれくらい勉強時間が必要なんだろう?」
と疑問になりますよね。
そこで本記事は、公務員のSPI試験対策&必要な勉強時間を紹介します!
民間から公務員転職&SPI受験経験のある僕が、SPI対策を徹底解説するので、ぜひ参考にしてみてください!
公務員のSPI試験概要!

最近の公務員試験の要綱を見ていると、「SPI試験」を実施する自治体が多くみられるようになってきました。
SPI試験は、公務員の一般的な筆記試験(教養・専門)とは異なるため、その違いを理解して対策を進めることが重要です。
SPIはどの試験で採用されているのか
公務員試験の中でSPIを採用しているのは、主に地方自治体や特定の公的機関です。
国家公務員試験では、SPIの導入はまだ行われておらず(2024年度現在)、市役所や県庁などの地方公務員採用試験での採用となっています。
あなたが受験する自治体の要綱を確認し、SPI試験を採用しているかどうか事前にしっかり確認しておくとよいでしょう。
SPIの出題範囲と特徴
SPI試験は、大きく分けて次の2つで構成されます。
- 基礎能力検査(言語分野・非言語分野・英語)
- 性格検査
言語分野では語彙力や読解力が問われ、非言語分野では数学的思考力や論理的思考力が求められます。
特に非言語分野(数学)の問題には、公務員試験特有の内容とは異なる出題が含まれるため、専用の対策が必要です。
SPIと公務員試験の違い

公務員試験の一般知能分野と、SPIの非言語分野には共通する部分があります。
たとえば、公務員試験の数的処理とSPIの非言語分野、文章理解(公)と言語分野(SPI)といった感じ。
公務員試験対策をしていれば、ある程度SPIに対応する力はつきますが、前に問題形式に慣れておくのは必須でしょう。
【経験談あり】公務員試験のSPI対策が必要な理由

公務員試験において、SPI対策をしっかり行うことは非常に重要です。
通常の公務員試験対策だけではカバーしきれない部分があり、特にSPI特有の問題や時間制限に対応するためには、専用の学習が必要になります。
適切な対策を行うことで、公務員のSPI試験で高得点を狙うことが可能です。
僕はSPIで失敗した経験が・・・

僕自身、次の2パターンでSPI試験を受けた経験があります。
- ほとんど対策せずに受験
- 対策して受験
最初は、知人からの「そんな難しくないよ」の声を鵜呑みにして、試験対策せずに臨んでしまいました。
結果、難しい問題にも時間をかけすぎて途中でタイムオーバー・・・
まったく得点を伸ばすことができませんでした。
その反省を活かして、SPI専用の問題集にしっかり取り組み、本番での時間配分にも気を付けて臨んだ結果、試験を突破することができました!

SPI試験って、ただ問題が解ければ良いという訳ではありません。
効率的に得点を伸ばすコツをつかんでおくのが重要です!
公務員試験対策でもSPIに対応できるが・・・

公務員試験の勉強をしていると、SPIの言語・非言語分野にもある程度対応できます。
ただし、公務員試験の筆記試験とSPIでは出題形式や解答方法が異なり、SPI特有の問題も含まれます。
SPI突破を目指すなら、専用の対策をしておくことが大切です。
また、SPIにある性格検査は公務員試験にはない要素のため、別途対策が必要になります。
「印象を良くしよう」と考えすぎてしまうと、”ブレ”のある結果が出たりするので、一貫性のある回答を心掛けましょう。
SPI特有の問題形式にしっかり慣れておくべき
SPIでは、割合や利益算、濃度、速さ、通過算、仕事算、確率などの問題が出題されます。
公務員試験ではあまり見られない形式の問題もあるため、事前に問題形式に慣れておくとよいでしょう。

僕の経験上も、問題に慣れていないとなかなか得点を伸ばすことが難しかったです。
専用の問題集を準備するなどして、しっかり試験対策して臨みましょう!
公務員SPI試験対策の効果的な勉強法!

公務員試験のSPIの勉強を効果的に進めるためには、各分野ごとに適切な学習方法を選択することが重要です。
言語・非言語・英語の分野をバランスよく学習し、短期間で効率的に対策を進めましょう。
【経験談】僕のオススメ勉強法

SPI受験経験がある僕としては、次のポイントに注意して勉強を進めるのがオススメです!
- 1冊問題集を決めて3~5周繰り返す(1冊をマスターする)
※公務員試験対策してる人なら1~2周でもOKかも - 本番での解き方や時間配分を頭に叩き込んでおく
- 時間がかかる問題タイプを知っておく(本番では後回しにする)
SPI試験は、時間との勝負になります。
出題パターンはだいたい決まってるので、問題集で一度やった分野なら、迷わず回答を出したいところです。
試験傾向に慣れておき、「こういう問題なら、こう解いていく」という流れをつかんでおきましょう。
また、回答は選択式なので、”キレイに解く”必要はありません。
たとえば、数学的な問題で、選択肢の中の数字を問題文に代入してみて、ぴったり合うようならそれをマークすればOKです。
一から公式を使わなくても答えが出れば1点、効率的に得点を伸ばすコツをつかんでおきましょう!

公務員試験対策として、教養や専門試験の勉強を行っている人も、一度はSPI用の問題集に目を通しておきましょう。
SPI3対策の勉強時間

SPI3対策に必要な勉強時間は、だいたい50時間程度と言われます。
ただし、以下のパターンに応じて必要な勉強時間が異なるので、チェックしておきましょう!
- 公務員試験の教養+専門対策も行っている人
⇒30時間程度でSPI用問題集1冊をパラパラとやる - SPI対策だけ行う人(基礎学力は自信がある)
⇒30~50時間程度かけてSPI用問題集を繰り返し解く - SPI対策だけ行う人(基礎学力に自信がない)
⇒50~70時間以上かけてSPI用問題集を繰り返し解く

取り組み方としては、2~3日で詰め込むより、1週間・1か月単位かけて少しずつ取り組むのがオススメ!
コツコツ勉強した方が、問題パターンに慣れていきやすいと思います!
ただし、上記の勉強時間は、あくまでSPI3対策のみにかかる目安です。
公務員の最終合格は、面接や論文試験がカギを握ります。
SPI3型の受験方式を取り入れている自治体等なら、より人物重視で採用を行う傾向が考えられるので、二次試験対策の時間も十分に確保する必要があるでしょう。
言語分野の攻略法

言語分野では、語彙力の強化や文章読解のトレーニングが重要です。
新聞やビジネス書を活用するなどして、長文読解の練習を行うとよいでしょう。
また、「英語」の出題(オプション)がある場合もあります。
英語は、中学~高校レベルの出題ですが、単語力の強化や英文読解の演習を行っておくとよいでしょう。
非言語分野(数学・論理)の勉強法
SPI試験の非言語分野は、とにかく数学です。
数学が苦手な人は、まず基本的な計算力を鍛えることが大切。
中学レベルの数学から復習しながら、SPI特有の問題を解いていきましょう。

言語分野も非言語分野も、問題集を1冊決めて、徹底的に繰り返すのがオススメです!
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公務員SPI試験でのポイント!

公務員試験でSPI試験に臨む際のポイントをまとめます!
時間配分のコツ

SPIの問題数は多いため、試験中の時間配分を意識しながら解答することが重要です。
難問にこだわらず、「捨てる問題」や「1問にかける時間」を明確にしておき、簡単に解ける問題から手を付けることを心掛けましょう。
性格検査の対策ポイント
SPIの性格検査では、嘘のない一貫した回答をすることが重要です。
無理に良い印象を与えようとせず、自然な回答を意識しましょう。
捨てる問題を決める戦略

SPI試験では、時間内にすべての問題を解くのは難しいです。
事前に捨てる問題を決め、得点効率を高める戦略を立てましょう。

SPI試験では、解きやすい問題が散らばっています。
一から順に解いていくのではなく、「難しい」「時間がかかる」と思ったら、どんどん先へ進んでいきましょう。
公務員SPI対策におすすめの教材!

公務員試験のSPI対策を進める際には、適切な参考書や問題集を活用することが大切です。
参考書は、たくさんの人が使ってる人気どころのもの(実績のある)を選ぶとよいでしょう!
おすすめ問題集
公務員のSPI試験対策にオススメの問題集を紹介します!

SPI対策なら、「これが本当のSPI3だ!」が定番かなと。
これ一冊やっておけば基本的にOKですが、内容が難しいと感じれば、やさしい参考書を別途購入したり、オンライン教材なども活用するとよいでしょう。
予備校での対策がベスト
SPI対策は、比較的対策しやすいですが、公務員最終合格を勝ち取るには二次試験の攻略が必須。
二次試験で実施される「論文・面接試験」は、独学ではなかなか対策が難しいため、予備校を利用するのが好ましいでしょう。

僕自身は市役所に独学で合格しましたが、やはり予備校利用が圧倒的に有利。
受講料の高さは心配になるところですが、予備校で「確実に合格を勝ち取る」ことができるなら、決してコスパの悪いことではないでしょう!(万が一、浪人するのはマジでもったいない)
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まとめ
SPI試験は、通常の公務員試験よりも比較的対策しやすいですが、特有の出題形式もあるためしっかり対策して臨むことが大切です。
専用の問題集または予備校を利用して、SPI攻略を目指しましょう!