~本記事のテーマ~
- 市役所で異動したいときはどうしたらいい?
- 市役所って、いつ人事異動できるの?
市役所に勤めていますが、今の部署を異動したいです。
どうしたらいいでしょうか?
そんな疑問にお答えします。
市役所の職員として勤めていると、「異動したい」と思うことはアルアルです。
僕自身も市役所職員として勤めていた際、異動希望はありましたし、周囲の人とそんな話題で盛り上がったことも。
本記事では、市役所で異動したいと思ったときにすることを紹介していきます。
僕が市役所に勤めた経験や、人事課係長・諸先輩方から聞いた話もあります。
「異動したい」という方に、有効な方法もあるので、ぜひご参考にしてください。
市役所の異動について
市役所の人事異動は、基本的に4月。
3月中旬から下旬頃に内示が出され、4月1日に一斉異動があります。
年度途中の異動は基本的にありませんが、次のような場合に人事異動の辞令が出される場合もあり。
- 退職者が出た
- 職員の休職やトラブルなどで欠員が出た
市役所職員の異動周期は、だいたい3年程度。
僕が勤めていた市役所では、早いと1年、長くて7年いたりする人もいました。
そのときの市役所の事情によって様々です。
特に若いうちは、いろいろな部署を経験して勉強する必要があるため、2~5年くらいではまず異動となるでしょう。
市役所の場合、引っ越しを伴うような転勤はほとんどありません。
市役所で異動したい場合にすること!
市役所に勤めていると、「異動したい」と思うこともあるでしょう。
異動したい理由は、「部署の環境になじめない」「仕事が辛い」などさまざま。
例えば、次のような理由ではないでしょうか。
- 人間関係面
- 上司との折り合いが悪い
- 同僚とケンカをした
- うるさい先輩がいる
- (女性なら)男性が多い職場で馴染めない
※逆もあり
- 仕事内容面
- 仕事内容が合わない。つまらない。
- 忙しすぎて残業が多い
- 上司が仕事に細かくて、精神的に辛い。
- 住民のクレーマーがいてイヤ。
他にも理由はあると思います。
もし、あなたが本気で「異動したい」と思っているなら、深刻な状況になる前に行動すべきでしょう。
ストレスは、知らない間にたまっていきます。
気付いたときには「うつ病」など、症状が重くなる場合も。
注意しましょう!
では、異動したいと思ったときに、具体的にどうしたら良いか紹介していきます。
~異動したいと思ったらすべきこと~
- 異動希望を出す
- 上司や人事課、職員組合に相談する
- どうしてもの時は休暇などの対応も検討する
異動希望を出す!⇒理由によっては希望が通りやすい
まず、正攻法から。
市役所の制度として、自己申告書というものがあると思います。
毎年10月頃に、異動希望を記入して提出するものです。
上司が確認して、最終的に人事課に提出し、人事異動の参考資料となります。
僕が勤めていた市役所の先輩方の経験では、この異動希望の効力はほとんどないような感じでした。
ただ、中には通るものもあるようです。
市役所の異動希望が通るためには、それなりの理由が必要となります。
- 仕事内容や人間関係で出勤するのが辛い。
- 同僚とケンカをして、仕事がしづらい。
- 残業が多く、体調が優れない。
- 子育てで残業ができない。休みをどうしても取らないといけない日もある。
- 親の介護が必要になった。
自治体によって、判断基準は異なると思いますが、基本的な考え方として、
『今の職場のままでは仕事が続けられない』
という事情が考慮されれば、異動の対象になるでしょう。
上司や人事課、職員組合に相談する
先にも紹介した市役所の「自己申告書」は、書面上の異動希望で、もちろん正式な申告書になります。
しかし、たくさんの職員を抱えている人事課としては、全てをかなえることは不可能です。
そのため、全職員が出す異動希望(自己申告書)ではなく、直接相談することがより効果的でしょう。
できれば、まずは上司に相談するのがベストです。
ここを飛ばして人事課に話を上げてしまうのは、上司がへそを曲げてしまう可能性が高くなり、人間関係の悪化につながる可能性も。
しかし、上司とのトラブルが原因なら、人事課や職員組合に直接でOKです。
では、実際に相談するときに、注意しておく点は次のとおり!
- 今の職場では「続けられない理由」を論理的に持っておく。
⇒ここがしっかりしていないと、今の職場で続ける方法を提案される場合もある。 - 人間関係トラブル(上司や同僚)の場合、自分の非を認めつつ相談。
⇒「わがまま」だと捉えられると逆効果。自分の非も認めた方が聞き入れられやすい。
今後の人間関係にも影響する。 - 相談前にアポイントを取っておく。
⇒「お忙しいところ恐縮ですが、人事の関係で相談があります。ご都合の良い時間あれば、少しお時間いただきたいのですが。」など。
※深刻さが伝わる
上司も人事課も、真剣に相談すれば、親身になって聞いてくれます。
もし、「今の上司は聞いてくれないだろうな」とか「人事課は動いてくれないだろうな」と思っている方もいるかもしれません。
しかし、上司や人事課も公務員である以上、あなたが病気になったりして「責任」となるのを一番恐れるでしょう。
何かしら対応はしてくれますので、深刻になる前に早めに相談しましょう。
どうしてもの時は休暇などの対応も検討する
人事異動したい場合、おそらく人事課に相談すれば何かは変わると思います。
しかし、それでも何も変わらない場合は、「うつ病」などの深刻な病気になる前に休みましょう。
「うつ病」はとても怖い病気で、一度なってしまうと治るのに時間がかかります。
「最近、ずっと気分がすぐれない」、「仕事のことを考えると動悸がする」など、自分の体がおかしいなと思うときは、早めに上司に相談するなどして休みをもらのも手です。
市役所に勤める上で大切なこと!無理をしない!
市役所では様々なタイプの人がいます。
- 仕事をまじめにやりすぎる人
- 自分で抱え込み過ぎる人
- 仕事ができて、人をうまく使いながら要領よく裁いていく人
- 自分に仕事が来ないよう、うまく立ち回る人
特に注意が必要なのは、「仕事をまじめにやりすぎる人」、「自分で抱え込みすぎる人」です。
現在の市役所の業務は、制度も複雑になっており、業務が煩雑化しています。
忙しい部署はとことん忙しいです。
その上、住民の中には「公務員」を目の敵にする人もいますので、嫌味や罵声をあびせられることもあります。
そんなときに、上記2パターンの人は、心身へのダメージが大きくなり、「うつ病」などの病気になってしまうことも。
繰り返しになりますが、「辛い・・・」と思ったときは、上司や人事課、職員組合などに相談しましょう。
人生の中で、仕事は長い時間をかけてやっていくマラソンのようなもの。
無理しすぎず、自分のペースで勤めていくと良いかと思います。
まとめ
市役所の人事異動は、毎年4月に行われますが、本当に「異動したい」という方は行動すべきです。
異動したい理由はさまざまですが、「今の職場が辛い・・・」という場合は、人事異動により状況は大きく変わります。
現在、深刻な状況なら「うつ病」などにならないよう、上司や人事課に早めに相談すると良いでしょう。
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