公務員であっても、余暇の有効活用として副業したいですよね。
原則は公務員の副業は禁止されています。しかし、その中でも株取引は可能です。
そこで、この記事では、公務員の株取引について注意点も含めて、始め方を解説していきたいと思います。
公務員の副業として株取引は良いの?
既に結論は出ていますが(笑)、株取引は副業をとして可能です。
と、いうよりも、株取引は副業ではなく、資産運用になるのです。
ですので、コツコツとお金を増やしたいとか、一攫千金狙いたいという人には、株取引は一つの手法になります。
公務員ができる副業について、詳しく知りたい人は参考記事載せておきますので、よろしければ参考にしてください。
株取引ってどういうもの?
まず、株取引についてよく知らない人のために説明しておきます。
株とは、上場企業が資金を集めるために発行している証書です。
通常、資金集めでは銀行から借りるというイメージがありますが、銀行からの借金は、期限付きの返済義務があります。
一方で、株によって集まったお金は返済義務がないため、長期的に安定した経営が可能となるわけです。
この株を、投資家が買うことで企業に出資するわけですが、株を買うと投資家にとってはどんなメリットがあるのでしょうか?
◎その企業の経営権が得られる。
◎その企業の利益を受け取る権利が得られる。
「株を買うだけで、企業の経営権が得られるの?」と思ったと思いますが、そうなんです。株を持つことは権利を持つことにもなります。
ただし、権利の大きさは持ち株比率によりますので、大金をはたいて、たくさんの株を買えば大きな権限を持ちますが、”副業”程度で株を買うなら、無縁のことかと思いますので、ここでは解説を省略します。
それよりも、株を買うことで、どのように利益を得るのかが気になりますよね?
次に紹介していきましょう。
株を買うことで得られる利益とは?
では、一番気になることかと思いますが、株を買うことで得られる利益とはどのようなものでしょうか?
◎売買益
◎配当金
◎株主優待
それぞれ解説していきましょう。
売買益とは?
売買益とは、株を売買したときに発生する利益です。具体的に解説しましょう。
企業の株価は買いたい人が増えると上がり、売りたい人が増えると下がります。
A社の株を売りたい人が多い ⇒ 株価下落➘
そのため、自分が株を買ったときよりも買いたい人が多く、株価が上昇しているときに売ると、その株価の差分は利益となります。これをキャピタルゲインと言います。
例えば、A社の株価が1000円で、これを100株買ったとします。購入金額は、10万円です。1か月後にA社の株価が2000円になったとすると、このとき100株売ると、売却金額は20万円となります。買ったときとの差は+10万円となり、これがキャピタルゲインです。
株価は、業績がよかったり、「何かの商品を開発した」としてプラスの情報が発表されると上がりますが、赤字などのマイナスの情報が出ると、株価は下がります。
配当金とは?
配当金とは、企業が利益に応じて、株主に分配するお金のことを言います。企業によって、年に1~2回払ったり、利益がないときは払わなかったりします。
この収入をインカムゲインと言います。
株主優待とは?
株主優待とは、企業が株主に対して、自社のサービスを優待価格で提供したり、自社製品などをプレゼントすることです。年に1~2回の企業があったり、株主優待がない企業もあります。
株取引の注意事項
株取引をする前に、大切な注意事項を以下に挙げます。
☑インサイダー取引は絶対にNG。(職務上、知り得た情報を取引に使用しない!)
☑一定以上の利益がある場合など確定申告が必要となる。
☑株取引は基本的に平日の日中になるが、公務員としての職務中に取引するのはNG。
株取引は、平日の9:00~11:30、12:30~15:00に行いますが、公務員だと職務時間内だと思います。そのため、毎日取引する「デイトレード」ではなく、長期的な投資が良いかと思います。
頻繁に取引したいようでしたら、株価が「いくらになったら買う」、「いくらになったら売る」という予約(指値注文)をしておくこともできますし、昼休みの時間や有給休暇を取った日に取引すると良いでしょう。決して職務中に取引して、懲戒処分を受けるようなことはないようにしましょう。
株の利益については説明してきましたが、良いことばかりではなくて、株価が下がって損失を出すこともあります。また、株を買った企業が倒産したら、投資した財産を失うことだってあります。
倒産を避けるには、安定した企業に投資したり、ニュース等をよく気にして情報を仕入れるようにしましょう。
株をよく理解して始めましょう。
株取引の始め方
株取引を始めるには、証券会社で口座を開設する必要があります。手数料も安く、インターネットで取引できるネット証券会社がおすすめです。
ネット証券会社もたくさんあるのですが、初めての株取引なら、メジャーどころを選ぶと良いかと思います。
◎SBI証券
手数料が安い(一日50万円までの取引なら手数料が無料のコースもある)。取扱商品が豊富。ネット証券会社で営業収益は№1。キャンペーンもあり。
◎楽天証券
手数料が安い(一日50万円までの取引なら手数料が無料のコースもある)。楽天ポイントが貯まる。キャンペーンもあり。
◎マネックス証券
手数料やすい。キャンペーンもあり。
◎松井証券(公式HP>>松井証券ではじめる株式取引
)
一日50万円までの取引なら手数料が無料。キャンペーンもあり。
◎DMM.com証券
手数料が安い。ポイントも貯まって投資に使える。
登録は、公式HPから手順に沿って簡単にできます。
松井証券なんかは創業100年を超える長い実績がありますので、安心感はあるかと思います。
手数料等のサービス面でも悪くないです。
株取引の基礎知識!単元株を知っておこう!
基礎知識になりますが、株の売買には単元株=最低購入単位というのがあります。
1株買えるのではなく、たいていの企業の場合、100株から購入することになります。
そのため、株価500円の企業だと、単元株が100株なので、購入するのに50000円は必要になります。
企業によっては、単元株が1000株のところもあります。
米国株は1株から買えますので、慣れてきたら米国株に挑戦してみても良いかと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
公務員の副業が禁止の中で、株取引などの資産運用は、お小遣いを稼ぐ数少ないチャンスです。
株取引の基礎を勉強したら、ネット証券会社の口座開設して、株取引にデビューしてみましょう。
少額からでも投資できますので、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?