公務員を目指しています。
勉強の範囲が広く、なかなか覚えることができません。
効率的に暗記する方法はないですか?
このようにお困りの方向けの記事です。
次のような方は、ぜひ本記事をお読みいただくとよいかと思います。
- 勉強していてもなかなか覚えていかない。
- 今の勉強法は、参考書を読んだり書き写したりして覚える勉強がメインだ。
- 予備校の授業を受けることがメインになっている。
- 問題集を解いてて、1回やった問題なのにほとんど覚えていない。
- 今の勉強法に不安orもっとよい方法はないか探している。
公務員試験対策は膨大な範囲を勉強するため、効率的な勉強が必要不可欠です。
よく「問題集は3周以上やる」ということを聞くと思いますが、これはとても大切なことで、繰り返し解くことで記憶を定着させることを目的とします。
しかし、ただやみくもに3周すればよいかというとそうではありません。
本記事では、公務員試験合格を目指した「効率的な暗記法」により、より効率的な勉強ができる方法を解説していきます。
ここで解説することは、僕自身が公務員試験や大学受験のときに活用していて成果を出せた方法ですので、ぜひご活用いただけると思います。
【公務員試験対策】効率的な暗記法とは?
人それぞれ学習スタイルというものがあるかとは思いますが、もし今の勉強法に少しでも不安があれば、すぐにでも見直しましょう。
公務員試験に向けた取り組みでは、かなりの量を覚えなければならないため、効率的に暗記していかなければなりません。
では、効率的な暗記はどのようにしていくとよいでしょうか?次にポイントをまとめます。
- インプットだけでなくアウトプットする!
- 問題集を繰り返し解く(最低3周)のはもちろん、一日の復習を徹底!
暗記のポイントとしてはこの2点です。
詳しくみていきましょう。
効率的な暗記法を詳しく解説!
では、効率的な暗記法について2つのポイントを紹介しましたが、それぞれを詳しく解説していきたいと思います。
インプットだけでなくアウトプットしよう!
勉強の方法には、「インプット型」と「アウトプット型」があります。
- インプット型
- テキストを読んで勉強する。
- 予備校の講師の授業を受ける。
⇒これらは新しいことを吸収すること。
- アウトプット型
- 覚えたところの問題を解く。
- 覚えたことを何も見ずに思い出してみる。
- 人に説明する。
⇒これらは自発的に記憶したことを呼び起こすこと。
この2つの方法の具体例もあげていますが、暗記をしていく上でどちらも欠かせないことです。
よく間違えがちなのが、インプットばかりして勉強したつもりになること。
でも、勉強って見たり聞いたり(インプット)しただけでは、なかなか覚えていきませんよね。実際に問題をやってみると、「あれ?どうだっけ?」と全く解けないということもあります。
これは、インプットして覚えたつもりになっているんですね。
重要なのは、知識をインプットした後に問題を解くなど(アウトプット)することで、記憶を強化していくことです。ぱらぱらとノートを見て繰り返しインプットするよりも、アウトプットして記憶を呼び起こす方が頭を使いますし、確実に効率よく記憶できます。
さらに言うと、インプットとアウトプットは同じ日にやりましょう。これについては次に紹介します。
今日やったことは寝る前に必ず復習しよう!
エビデンスの忘却曲線という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
簡単に言うと、人間の脳は覚えたことを時間が経つごとに忘れていくというものです。覚えたての初期の頃には、急激な忘却がみられ24~48時間で約70%は忘れてしまうと言われます。
ただ、正確には「節約率」をあらわす曲線のようで、同じことを覚えなおすのにどれだけの労力を要するか(節約できるか)をあらわします。
細かい解釈は抜きにして、この忘却曲線からいえることは、勉強したことを記憶するためには覚えたことを早めに復習して暗記することが有利だということです。結論を言うと、覚えた日に復習してしまうことが効率がよく、長期的な記憶としても有利に働きます。
逆に、勉強したまま復習せず放っておくと、何か月か後にもう一度勉強しようとしたときにはほとんど覚えていないことになります。
そもそもですが、暗記のためにベストな方法を言うと、
- 勉強して覚える。
- その日のうちに復習する。
- 一週間後に復習する。
- 一か月後に復習する。
という4段階で勉強すると暗記の効率もよく、それ以降ほとんど忘れることはなくなるでしょう。
ただ、公務員試験の勉強で覚えたことを何度も振り返っている余裕がないと思うので、勉強したことをその日の夜に復習することだけを徹底しましょう!睡眠は記憶を定着させるとも言いますので、寝る前に必ず復習して暗記しておくことをおすすめします。
そして、復習のときにはアウトプットがよいです。問題を解く、自発的に思い出してみるなどですね。
では、実用的な学習パターンの例をまとめておきます。
~日中の勉強~
⇒インプット型
※問題集をどんどん解くアウトプット型でもOK!
【勉強例】
- 問題集や参考書で新しいところを勉強する。
- 予備校で授業を受ける。
~夜の勉強~
⇒アウトプット型
【勉強例】
- その日に解いた問題をもう一度解いてみる。
⇒そんなに時間をかけられないと思うので、ガチで解き直さずに、問題を見直しながら「ここのポイントはこうだったな」などと思い出す作業だけでOK! - その日に予備校で習ったところの問題集を解いてみる。
⇒予備校の帰りの電車で、講義内容の分野の問題集を解くなど時間の使い方を工夫して取り組む。
僕の経験上、ここで紹介した「一日完結型」の勉強で復習を徹底していくと、問題集の2周目に取り組むときには、ある程度時間が空いてしまっていても案外スムーズに取り組めると思います。
もっとも効率的な暗記は人に教えること!
僕の経験でもありますが、人に教えたことってけっこう覚えていると思います。
ここ大事だなと思うところや、難しくて定着しにくいことは誰かに話をするといいです。友人や家族など聞いてくれる人がいたら、誰でも構いません。
誰かに教えるとなるといい加減なことは言えないので、よく理解しようとしますし、説明する時ってめちゃくちゃ頭使いますよね!頭がフル回転していますので、人に教えるというアウトプットはとても効率的な暗記法になるかと思います。
今の時代なら、Twitterで呟いちゃうのもいいかもですね。発信するのに「間違ってたらどうしよう」とか「自信がない」って思う人もいるかもしれませんが、間違ってしまってもそれはそれで濃い勉強ができますので、二度と忘れない記憶になりますよ。
SNSというせっかくの便利なツールがあるので、有効活用するとよいですね!
まとめ
公務員試験対策として、効率的な暗記法を解説しました。
ポイントをまとめておきます。
- インプットだけでなくアウトプットしよう!
- インプット
⇒「吸収する」勉強。予備校の講義やテキストでの勉強。 - アウトプット
⇒「自発的に記憶を呼び起こす」勉強。習ったことの問題演習や、人に教える。
- インプット
- 問題集を繰り返し解く(最低3周)のはもちろん、一日の復習を徹底しよう!
⇒その日のうちに復習する。復習ではインプットとアウトプットを使って暗記する。 - 人に教えるという「アウトプット」は暗記に効率的!
効率的に暗記して、公務員試験対策をもっと効率的に進めていきましょう!
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