市役所の集団討論の対策を解説します!【公務員試験対策】

公務員試験対策
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市役所を目指していますが、集団討論の対策方法が分かりません。教えてください。

そんな疑問にお答えします!

僕は、民間企業で働きながら公務員試験対策を行い、市役所に転職した経験があります。県庁へ転職した友人からも言われましたが、「仕事しながら勉強してよく受かったな」と言われたこともあります。

そうなんです。公務員を目指そうと思っても、対策に時間がかかる筆記試験や市役所によっては集団討論があったり、最終関門の面接試験と、突破する壁がいくつもあります。

市役所の試験では、筆記試験でだいぶん人数が絞られますが、集団討論でも、まだまだ人数が削られていきます。そのため、対策をしっかり取っておかないと突破することは難しくなります。

本記事では、僕の合格した経験や、他の合格者の話も交えて、集団討論の対策について解説していきます。

~この記事を読むといい人~◎市役所を目指している人
◎市役所を目指していて集団討論の対策方法が知りたい人

市役所の集団討論の対策とは?

スーツを着た男性が疑問を持っている様子のイラスト

市役所の試験では、教養試験、専門試験、論文試験などの筆記試験、面接試験が基本ですが、自治体によって集団討論(グループワーク)をとり入れるところがあります。この集団討論がなかなかのくせ者で、対策をどうやってとるか頭を悩ませる人が多いです。

では、次項から市役所の集団討論について、「そもそもどんなものか?」、「見られるポイントは何か?」について、詳しく解説していきたいと思います。

市役所の集団討論とは?

集団討論とは、何人かの受験生でグループとなり、あるテーマについて、話し合っていき、グループとして答えを出していくものです。

集団討論を経験したことがないと、なかなかイメージがわかないかもしれません。

概要を以下にまとめます。

~集団討論の例~
【概要】
受験生:5~10人
試験官:2~3人
試験時間:60分前後

【流れ(一例)】
➀会場に案内される。席は四角だったり、コの字だったりする。試験官は2~3人、少し離れた位置に座っている。
➁テーマを発表される。「テーマは、少子化対策についてです。討論の最後に代表者がグループの意見をまとめて発表してください。」などと指示がある。
③5~15分ほど、考えをまとめる時間を与えられる。
④1人1分ほどで、自分の意見を発表。

⑤集団討論開始!
※通常は、討論の最初にリーダー、記録係である書記、時間を管理するタイムキーパーを決めることが多い。
グループで討論し、時間が来たら、代表者が発表する。

市役所の集団討論でみられるポイントとは?

集団討論となると、「いいことをいっぱい話せば評価が高いんでしょ?」と思うかもしれませんが、それだけではありません。集団討論では、様々な点を見られることになるので対策が必要です。

具体的に大切なポイントは以下のとおりです。

協調性
人の意見をしっかりと聞けるか、場を乱すような発言をしないか。
積極性
積極的に討論に加わっているか(⇒適切な発言回数)。役割を率先してやるか。
信頼性
発言内容は正しい知識をもとに、論理立てて話しているか。表現力はあるか。

大きくはこの3点を意識すると良いと思います。特に、公務員という立場で仕事をしていくために、協調性はみられるポイントだと思います。

僕の経験で、集団討論をすると一緒のグループになった人はだいたい顔を覚えることになりますが、ほとんど話していなかったのに合格している人もいました。
反対に、積極的に話していて、話している内容もすごいなーと思う人が落ちていたりして、ただ目立てばいいってわけではないと思います。

集団討論の対策のポイントは?

集団討論は、実際にテーマについてグループで話し合い、発言している内容などを聞くことができるので、受験生の人間性や、その人が仕事をする場合の様子が現れるので、試験としては、画期的な方法だと思います。

ただ、受験生もそれに備えて受かるように対策してきてますから、ほんとの人間性を見切れるかは微妙ですね。言ってしまえば、受かるポイントをつかんで、集団討論の時間を過ごすことで、受かる可能性はグンと上がるということです。

しっかり対策するのとしないのでは、ライバルにも大きく差をつけられることになります。

では、市役所の集団討論での対策の基本的なポイントを解説していきます。
※ただし、自治体によって観点が異なりますので、その自治体の雰囲気を掴んで最適な対策を取るようにしてください。

協調性についてのポイント

一番重要だと思われるのが強調性。公務員として業務を行っていく中で、協調性がなければ公務に支障が出ます。協調性がないと思われると、マイナス評価ですので、注意しましょう。

具体的にポイントを挙げて話していきます。

人の意見を否定しない

これは、人の意見にすべて従うということではありません。否定せずに、自分の意見をしっかり言うことです。

【具体例】
テーマ「少子化対策」
Aさんの発言:「私は、少子化対策には、出産一時金を出すようにしたら、子供を産む人が増えると思います。」
⇒この発言に対して、自分は、「少子化対策には、子育て環境を整えて子育てへの不安をなくしてあげることが良い」と思っていたとします。

➀Aさんの発言に対するNG発言
「出産一時金なんか出したらお金がいくらあっても足りないと思います。出産でお金をもらいたいと考える人よりも、子育てする環境に対して不安を持っている人がいると思うので、環境整備を進めるべきだと思います。」
⇒これでは、Aさんのせっかくの発言を否定ばかりしています。協調性がないと思われても仕方ありませんね。

➁Aさんの発言に対するOK発言
「Aさんが言ったように、出産に対する意欲を持ってもらうために、出産一時金を出すのも一つかと思います。ただ、私は、子供を産む世代の人たちが、子育てに対する不安があるのではないかと思うので、子育て環境を整備をまず進めるのが良いと思います。」
⇒Aさんの発言もほめつつ、自分の意見を言っています。他の意見を否定するのではなく、認めつつ、自分の意見を言うのが大切です。

グループ全体の様子に気を配る

これも、集団討論で大事な点です。

例えば、集団討論で5~10人いると、話してばかりの人と、話に入れない人が出てきます。

よくあるのが、グループで1人だけ女性だった場合には、男性中心に話が進んでしまうことがあります。

そこで、あなたが話に入れていないBさんに対して、「Bさんは、女性として、子育てに関して不安はありますか?」

などと、さりげなく話をふってあげるとBさんは話しやすくなります。

また、話がしようとしたが上手くまとまらなかった人に対して、
「今おっしゃったのは、○○ということですよね?確かに大切な面ですよね。」
フォローするのも良いと思います。

積極性についてのポイント

積極性は、仕事をしていく上で重要なポイントです。物事を解決していくために、積極的に参加できるかを見られます。

適切な発言量であるか

やはり、集団討論であるため、討論に参加していかないといけません。

ただし、自分の意見をどんどん話せばよいかというと、そういう訳ではありません。

周りの様子を見ながら、自分だけ話している状況にならない程度に、自分の意見をしっかり言いましょう。

役割は無理してやらなくてよい

集団討論では、役割を決める場合が多いです。

リーダー
全体の話のまとめ役。話の流れを仕切りならが、最後に話し合った結論を発表することになることが多い。
うまくできればプラス評価失敗するとマイナス評価となるため、自信があればやりましょう。
~ポイント~
・最初に討論全体の時間配分を決めるようにする。
(テーマの定義についての確認5分、問題点の洗い出し5分、解決策の意見交換15分、まとめ5分といった感じ)
・みんながまんべんなく話せる環境をつくる。
・話がそれないように調整する。
・全体の結論をまとめていく。


書記(記録係)
集団討論で出た意見を紙にまとめていき、あとから話の振り返りができるようにする。記録するという作業があるため、自らの発言の機会が失われやすくなります。うまくまとめていければ、プラス評価になりますが、難しいポジションです。
~ポイント~
・意見をまとめながら記録する。
・話の節目で振り返りを行う。


タイムキーパー
集団討論の時間を管理するポジションです。
討論の初めに、どの内容にどれだけ時間を使っていくか、全体の時間配分を作っておき、その通り話が進んでいるか管理するポジションです。
話に夢中になってタイムキーパーの役割を忘れないように、きっちりこなすことが大切です。
~ポイント~
・作った時間配分のとおりに話が進んでいるか管理します。
・集団討論は、話が盛り上がると、時間が足りなくなることも少なくないため、話をまとめながら区切るような発言ができると良いです。(あくまでリーダーのサポートとしてやりましょう)

これらの役割は、やらなければ不合格かというと決してそうではありません。

無理してやって、失敗すると大きなマイナス評価になってしまうので、自信がなければやらなくてよいでしょう。

僕の経験上、合格した人にも聞いた結果ですが、役割を持たなかった人もたくさん受かっていますし、あまり影響しないのではないかなと思っています。

信頼性についてのポイント

集団討論で話すことは論理的で、無茶苦茶な発言をしていないか、話に表現力があるかが見られます。

集団討論でちゃんと討論に参加していくためには、以下のように対策しておきましょう。

試験に出そうなテーマについての知識を取り入れておく

集団討論に臨む前に、公務員として知っておくべきこと、今社会問題や話題となっていることについてはチェックしておきましょう。集団討論のテーマは、次のようなテーマが出やすいです。

~試験に出やすいテーマ~
・少子高齢化
・地域振興、観光
・行政機関のあり方
・住民サービス
・資源とゴミ
・情報化
・ワークライフバランス など

論文試験の対策でもこういったテーマを勉強すると思いますが、そこでしっかり勉強していれば基本的な知識はつきます。

僕は独学で勉強していましたが、参考までに使っていたおすすめ参考書を紹介しておきます。市役所を受験するのに必要なテーマは、かなり網羅されていて、正確な知識知識をつけることができます。

話し方を学んでおく

集団討論では自分の意見を主張しないといけません。その際、ダラダラと話しては、みんなの限られた時間を奪ってしまいますし、マイナス評価になりかねません。

重要な話し方は、

➀結論⇒➁理由⇒③具体的な事例根拠

という順序で話しましょう。

具体的に言うと、

➀結論:「私は、少子高齢化対策には、○○が良いと思います。」

➁理由:「なぜかというと、○○により、▲▲になるからです。」

③具体的な事例根拠:「この対策は、●●市で実際に行われており、効果が出ています。」

といった感じです。

この話し方については、面接試験に対しても、同様に対策していくべきことです。

まとめ

市役所の集団討論の対策について、ポイントを解説しましたが、あとは実践が大切です。

集団討論はなかなか実践練習するのも難しいと思いますが、同じように受験する友人と練習したり、出そうなテーマに対して、どういう発言をするか、他の人の発言に対してどう話すかといったシミュレーションをしておくと良いと思います。

公務員試験対策では、ポイントを押さえながら対策を行っていくことがとても大切なので、本記事で紹介した内容は最低限マスターしておくと、集団討論に活きてくると思います。

以下は、参考に紹介しておきます。

論文試験対策の参考書ですが、出題されそうなテーマについて取り上げて解説されているため、論文試験だけでなく、集団討論も戦えるだけの正確な知識がついていきます。ぜひ、この一冊はマスターすると良いでしょう。本屋でも売っているものですし、通販なら楽ちんです。高い買い物でもないですが、「初期投資」をしっかりしましょう!