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【構成の作り方】公務員試験の論文の書き方を徹底解説!

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~本記事で解決すること~

  • 公務員試験の論文の構成はどうやって作るの?
  • 公務員試験の論文の書き方は?

公務員を目指しています。

論文試験では、文章構成などどのように書いたらよいでしょうか?

そんな疑問にお答えします!

本記事は、公務員の論文試験対策をお考えの方向け記事です。

公務員試験の合格を勝ち取りたいなら、論文の書き方は大切!

論文試験は、2次試験で実施されることがほとんどですが、合格への重要な要素となるため、しっかり対策しておく必要があります。

本記事では、公務員試験の論文の書き方として、文章構成の作り方を中心に紹介していきます。

僕自身、民間から公務員への転職を成功した経験がありますが、論文試験は「基本的な書き方を学ぶこと」と、「たくさんのテーマで演習すること」の重要性を感じました。

基本的な書き方をマスターしておかないと、効率的に得点していくことは難しくなりますので、本記事を最後までお読みいただき、しっかり基礎を身につけておきましょう!

▼論文試験対策の全体像を知りたい方はこちらがおすすめ!
(※市役所の論文対策が中心となっています。)

市役所入庁の辞令
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公務員試験の論文の書き方とは?

勉強に取り組む様子の男の子

公務員試験の論文には書き方があります。テーマを見ていきなり文章を書き始めてはいけません。

まずは、全体をどうやって書いていくかという「論文の構成」を作ることが大切です。

論文の構成を作るメリットは次のとおりです。

  • 全体の流れ、つながりができる
    ⇒説得力が増す!
  • 次に何を書くかが見やすい
    ⇒内容をまとめやすくなり、書く時間の短縮につながる!

論文構成がバラバラで、書くたびに変わるようでは、あなた自身も書きづらいですし、安定して「得点につながる論文」を書くことが難しくなります。

では、具体的にどのような『書き方』をすればよいでしょうか。

論文は、次の要素から成り立っており、それぞれの役割や書くときのポイントがあります。

  1. 背景・問題提起
    • 序論として本論へつなげる役割。
    • 全体文字数の3割までを目安に!
  2. 解決案(主張)
    • 本論として、論文の構成の中で一番重要となる部分。
    • 解決案の方向性、方向性の根拠、具体的な解決案を書く。
    • 文字数は、3.と合わせて全体の6割程度を目安。
  3. 理由・根拠
    • 本論として、理由・根拠で主張の論理性を持たせる。
    • 文字数は、2.と合わせて全体の6割程度を目安。
  4. まとめ
    • まとめはシンプルでOK!
    • 意気込みなども入れるとよい。
    • 文字数は1割程度。

※基本的な構成になりますが、予備校や参考書によっては構成が異なる場合もあります。書き方の大事なポイントは、「分かりやすく」「論理的に」展開できているかが大切です!

このように論文には「書き方」がありますので、基本的なポイントをマスターしていけば、テーマに合わせて、当てはめていくだけになります。

そうすれば、どんなテーマが出ても対応できるようになりますので、まずは「書き方」をしっかり押さえていきましょう!

では、実際の例題に伴って論文の書き方を解説していきます。

答案例を作りながら解説をしていきますが、分かりやすいようにシンプルに書いていますので、実際に書くときには出題の文字数に合わせて、アレンジして書くとよいでしょう!

取り上げるテーマは『少子化対策について』です。

これは、僕が実際に市役所を受けたときに出たテーマです。

【構成の作り方】公務員試験の論文の書き方を徹底解説!

繰り返しになりますが、公務員試験の論文の書き方構成は次のとおり!

  1. 背景・問題提起
  2. 解決案(主張)
  3. 理由・根拠
  4. まとめ

それぞれの構成別に、具体的な書き方を解説していきます。

背景・問題提起

先にも述べましたとおり、論文の初めは「背景・問題提起」から行います。

しかし、論文を書き始めるときに、「どうやって書いていこう?」と、ペンが止まってしまうってことありませんか?

論文の書き始めは、書くテーマの「定義」を書けばよいです。まずは、定義づけをして文章を始めていきましょう。

こんな感じです。

~定義~

少子化とは、出生率が低下して、子どもの数が減る現象である。日本では女性が生涯に産む子供の数は2人を割り、少子化が進行している。

定義づけができたら、背景・問題点を書いていきます。

問題となっている要因やそれによる問題点を説明すればOK!

少子化といっても、何が問題になるのかを明確にすることで、「解決しなければならない⇒解決案を出す」という流れができるのです。

では、背景と問題点の書き方例は次のとおり!

~背景~

少子化とは、出生率が低下して、子どもの数が減る現象である。日本では女性が生涯に産む子供の数は2人を割り、少子化が進行している。

少子化の背景には、女性の社会進出により、出産して子供を持つことは負担となり、経済活動に制限を加えられることがある。現代社会では、職業についてお金を稼ぐことや社会的信頼を得ることへの価値観が上がっていることから、子どもをもつことが女性へのリスクとなっている。

~問題点~

少子化により、さまざまな弊害が考えられる。例えば、労働力不足になる、社会保障の負担が増えるといったことが挙げられる。

以上のように、問題提起までがしっかりできていると、問題解決への提案である「本論」へのつながりができ、論理的な文章になってきます。

解決案(主張)

ここからが、論文の軸となる部分で重要なところです。「自分の主張(意見)」を書くところになります。

解決案を主張する場合には、次のステップで書くのがおすすめです。

  1. 解決策の方向性
  2. 方向性の根拠
  3. 具体的な解決案

では、解決案(主張)の書き方例は次のとおり!

~解決案の方向性~

少子化を食い止めるためには、女性が被る負担をできる限り少なくすることが必要であると考える。

~方向性の根拠~

これは、少子化はもっぱら女性の問題と見るのではなく、子供を持ちたくても持てないという社会制度や行政が順応できていないという状況であるからだ。

~具体的な解決案~

具体的な解決策として、例えば、企業が出産休暇・育児休暇が簡単に取れるようにし、復帰後のポストを保証する。さらには、育児中のフレックスタイムの導入も大切である。こういった出産への支援が手厚い企業に対して、公共事業を優先的に与えるなど、優遇措置を取れば効果的になるだろう。

文章の流れがつながってきていますね。あとは、論文の締めとなる理由・根拠です。

理由・根拠

解決案(主張)から、より論理的な主張にするために、理由・根拠を説明して、持論を締めていきましょう。

~理由・根拠~

今までの社会制度や行政が行ってきた対策として、出産後の収入の補助などが行われてきた。しかし、実際に求められているのは働きながら子育てできる環境なのである。社会のニーズをきちんと捉え、対策を取ることが重要なのである。

理由・根拠として、失敗例を挙げたり、自治体での成功例を取り上げたりするのもありですね。

ここでは、女性への対策だけ取り上げていますが、「男性の育児休暇を考える必要がある」という論点も大切ですね。

まとめ

論文の書き方で大切なこととして、最後はまとめをしましょう。

まとめでは、論文の全体的な話をまとめつつ、自分が行政の職員として、どのように取り組んでいくかをアピールすると良いでしょう。

~まとめ~

少子化への方策は、子供を持つことへの女性の負担を減らしていくことであると考えるため、今後は自分自身が率先して女性のリスクとならないように行動していきたい。

また、少子化対策への社会のニーズを正確に捉えるため、市民の声をよく聞いて、市民目線で業務に取り組んでいきたい。

まとめのポイントととして、「市民目線で取り組んでいく」というような文章を入れましたが、行政職員にはとても大事な視点です。

あなたが、「職員になった場合に、こういう考え方をしている」ということをアピールするのはよいと思います。

このような締めの一言は、共通して一つ持っておくと、どのようなテーマにでも応用が可能です。

準備しておきましょう!

公務員試験の論文で頻出のテーマとは?

公務員試験の書き方の基本をマスターしたら、実際に頻出テーマを調べて、演習していきましょう!

公務員試験の論文で出やすいジャンルは次のとおりです。

  • 行政が抱える問題
  • 話題のニュース
  • その自治体が力を入れて取り組んでいること
  • 公務員像

やはり、公務員試験ですので、行政に関わることが取り上げれらることが多くなります。

具体的な頻出テーマや論文の書き方について詳しく知りたいという方は、下の記事をご参考にください!

市役所を目指す方だけでなく、地方上級、国家一般職を目指す方にもご参考にいただけるかと思います。

市役所論文試験対策におすすめの参考書!

予備校に通っている方なら、論文対策はスムーズにできるかと思いますが、独学であれば参考書は必須です。

僕や知人が使っていた参考書の中で、おすすめのものをピックアップして紹介します。

まずは、「論文試験頻頻出テーマのまとめ方」です。

この参考書は、頻出テーマをチェックしながら、テーマの理解や書き方のポイントが学習できます。

本の構成としては、

  • 知識と理解
    ⇒テーマごとに基本的な知識と解釈の仕方がまとめてある。
  • 出題例と研究
    ⇒テーマごとで実際に出題された問題と、その答案例、答案の作り方のポイント解説。

全国の市役所で出た試験内容の例を取り上げながら対策ができるため、この一冊はマスターしておくとかなり強いと思います。

基礎的な知識から、まとめ方のテクニックまで習得できるようになっていますので、これ一冊をマスターしておけば、かなり力はつくでしょう。

これから論文対策をするという方にはぜひおすすめの本です。

もう一つ紹介しておくと、社会人・経験者向けにおすすめの参考書があります。

エントリーシート、論文、面接を総合的に対策できるノウハウが詰まっており、使っている人は多いかと思います。

二次試験以降の対策に便利な参考書ですので、転職等で公務員を目指す方にぜひおすすめです!

【市役所合格!】論文対策なら予備校の利用がおすすめ!

公務員試験対策は、独学よりも試験のプロである「予備校」を利用することが合格への近道になることは間違いないでしょう!

ただ、公務員予備校もそれなりに費用がかかりますので、

  • 大学生で市役所の新卒枠を狙っている
  • 社会人で家庭がある中、市役所への転職を目指している

など、金銭的な理由等で簡単に予備校を利用できない場合もあります。

もちろん、仕事や家事で時間的な制限を受ける場合もありますね!

そういった方には、予備校の中でも「単科講座」のように、「論文対策だけ」というような必要な試験対策だけを利用できるものもあるので、利用してみるとよいでしょう!

これなら、安価に自分に必要なものだけ受講できて便利です。

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アガルートの論文対策講座は、講義&添削という構成になっています。

論理的な文章の書き方や適切な表現方法を学び、論理力・語彙力を身につけるとともに、論文で問われる可能性があるテーマを幅広く取り上げてくれますので、論文だけでなく面接等にも役立つ基礎的知識を身につけれらます。

実際に作成した答案の添削もしてくれるため、実戦的な力を付けることも可能です!

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論文試験は、基礎を身につけることと、実際に手を動かして学習することが大切です!

アガルートの場合、作った答案の添削が5回(5通)利用できるため、しっかり実践力を養うことができるでしょう!

他にも、2次試験以降だと「面接対策」だけを利用できる予備校もいくつかあります。

面接対策は、とくに「模擬面接」のような実践トレーニングが重要になるので、ぜひ単科講座がある予備校を利用していくとよいかと思います。

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まとめ

公務員試験の論文は、慣れないとなかなか難しいかと思いますが、まずは書き方の基本をマスターして実戦演習に移っていきましょう!

本記事のポイントをまとめます!

~公務員試験の論文の書き方(構成)~

  1. 背景・問題提起
    • 序論として本論へつなげる役割。
    • 全体文字数の3割までを目安に!
  2. 解決案(主張)
    • 本論として、論文の構成の中で一番重要となる部分。
    • 解決案の方向性、方向性の根拠、具体的な解決案を書く。
    • 文字数は、3.と合わせて全体の6割程度を目安。
  3. 理由・根拠
    • 本論として、理由・根拠で主張の論理性を持たせる。
    • 文字数は、2.と合わせて全体の6割程度を目安。
  4. まとめ
    • まとめはシンプルでOK!
    • 意気込みなども入れるとよい。
    • 文字数は1割程度。

※基本的な構成になりますが、予備校や参考書によっては構成が異なる場合もあります。書き方の大事なポイントは、「分かりやすく」「論理的に」展開できているかが大切です!

書き方の基本を押さえた上で、実戦トレーニングもしっかり行っていきましょう!

論文試験対策は、予備校によって単科講座(論文対策だけの講座)で学ぶことも可能です。

あまり論文対策だけの予備校は見られませんが、アガルートアカデミーなら、「講義&論文添削」が受けられる講座があります。

基本~実戦演習ができ、本番での得点力をつけることができるので、ぜひ利用を検討しましょう!

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