~本記事のテーマ~
- 国税専門官ってどんな仕事をするの?
- 国税専門官の勤務地は?
国家公務員の国税専門官に興味があります。
仕事内容や勤務地が知りたいです。
そんな疑問にお答えします!
「国税専門官」とは、国税の専門職として働く国家公務員。
財政の基盤となる国税のスペシャリストとして働くため、やりがいも大きい職種ですが、
「国税専門官ってどんな仕事内容なの?」
「国税専門官になると、どこに勤務することになるの?」
といった疑問を持ちの方も多いかと思います。
そこで本記事では、国税専門官を目指す方向けに、
- 国税専門官の仕事内容
- 国税専門官の勤務地
を紹介していきます。
民間⇒公務員転職の経験を持つ僕が、国税専門官の仕事について徹底解説しますのでぜひご参考にください!
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【国税専門官】仕事内容は?
国税専門官の仕事内容を見ていきましょう!
冒頭でも述べましたが、国税専門官は税のスペシャリスト。
国家公務員専門職に分類され、国税に関わる業務を担います。
国税専門官の仕事内容!
国税専門官の仕事内容は、国の財政基盤を支えるため、適正かつ公平な税務行政を行うこと。
採用後は、次の職種に分かれて業務にあたります。
- 国税調査官(申告の調査・検査・指導等)
- 国税徴収官(納税の催促や指導等)
- 国税査察官(悪質な脱税者への捜査・差押、警察官への告発等)
各分野の仕事内容の概要はこちら!
(※以下、国税庁「業務内容」参照)
▼国税調査官(申告の調査・検査・指導等)
納税義務者である個人や法人(会社等)を訪れて、適正な申告が行われているかどうかの調査・検査を行う。
また、申告に関する指導などを実施。
▼国税徴収官(納税の催促や指導等)
定められた納期限までに納付されない税金の督促や滞納処分を行う。
また、納税に関する指導などを実施。
▼国税査察官(悪質な脱税者への捜査・差押、警察官への告発等)
裁判官から許可状を得て、悪質な脱税者に対して捜査・差押等の強制調査を行い、刑事罰を求めるため検察官に告発する。
国税専門官の仕事はつらいの?
国税専門官は、税のプロフェッショナルとして個人・法人等の幅広い業務を行います。
高いレベルで専門知識が求められることもあるので、難易度は高めの仕事内容といえるでしょう。
さまざまな場面に応じて、高度な専門知識を使いながら業務をこなしていきますが、中には「分からないこと」「悩むこと」が出てくることも。
「つらい」と感じるときもあるかもしれません。
しかし、学びが多く充実した日々を過ごせる「やりがい」のある仕事。
職場の先輩や上司の助言をもらいながら業務を進めていけますし、充実した研修制度でスキルアップしながら、社会貢献へとつなげることができます。
公務員とバリバリ働いていきたいと「やる気」のある方にとっては、国税専門官を目指す価値は大きいでしょう。
僕が市役所職員だったときは、財産管理の業務を担当していました。
土地・建物等の管理として、幅広い業務を行っていましたが、日々忙しさ&勉強することも多かったです。
3年間でしたが、自分の成長にもつながる「やりがいのある密な公務員時代」だったなと思います。
仕事はやりがいが大事ですね。
(※僕のプロフィールはこちら!)
【給料】国税専門官の初任給・年収は?
国税専門官の初任給は250,560円。
(※東京都特別区に勤務する場合の地域手当込)
地域手当の支給がない地域へ採用された場合は、208,800円です。
このほか、手当類(扶養・住宅・通勤・期末・勤勉手当等)の支給となります。
国税専門官など公務員の給料は、法律に基づいて定められ、職種ごとの「俸給表」であらわされます。
勤続年数や役職により昇給もあり。
国税専門官の平均年収は、人事院が公表している令和3年度「国家公務員給与の実態」から、約672万円となります。
(※税務職俸給表、ボーナス約4.30か月とする)
【国税専門官の仕事】勤務地は?
国税専門官の勤務地について見ていきましょう!
国税専門官の勤務地
国税専門官の勤務地は次のとおり!
- 全国エリア別にある税務署
- (国税局・国税等等)
基本的には、採用された国税局管内の税務署にて働くこととなります。
全国の国税局(管轄エリア)は、以下のとおり。
- 札幌国税局(北海道全域)
- 仙台国税局(東北地方6県)
- 東京国税局(東京・神奈川・千葉)
- 関東信越国税局(埼玉・茨木・栃木・群馬・新潟・長野)
- 名古屋国税局(東海4県)
- 金沢国税局(北陸3県)
- 大阪国税局(関西2府4県)
- 広島国税局(中国5県)
- 高松国税局(四国4県)
- 福岡国税局(北部九州3県)
- 熊本国税局(南九州4県)
- 沖縄国税事務所(沖縄全域)
国税専門官は、海外勤務の可能性もあります。
意欲、適正、能力等に応じ、海外税務情報の収集事務、領事館や国際機関等での勤務もあるようです。
現在の赴任地としては、アメリカ・イギリス・フランス・オーストラリア・中国・シンガポールなど。
【研修】国税専門官採用後の最初の勤務地
国税専門官採用後は、約3か月間の「専門官基礎研修」があります。
そこで、税法・簿記などの基礎的な研修を受けた後、税務署に配属。
その後も、以下の研修等を経て、国税調査官・国税徴収官などに任用されます。
- 外部事務に関連した実務的な事項を取得する研修
※専攻税法研修あり(約1か月間) - 実務経験積む(約3年間)
- 高度な専門知識や技術を習得するための専科研修
※約7か月間 - 国税調査官・国税徴収官などに任用
国税専門官の仕事は、高度な専門知識が必要となるため、「業務をこなせるか」不安を持つ方もいると思います。
しかし、充実の研修制度もあるので、しっかりスキルアップしていけるでしょう。
国税専門官の転勤(異動)事情・頻度
国税専門官は、転勤(異動)があります。
人事異動の頻度は、だいたい2~3年に1回のサイクル。
女性も、男性と同様の仕事内容のため、転勤頻度もおおよそ変わらないでしょう。
転勤は、採用された国税局管内で行われますが、転居を伴うもの、伴わないものもあり。
勤務地は、定期的に変わることは把握しておきましょう!
公務員はだいたい3年程度で転勤となり、「異動頻度が多い」と感じる方もいるでしょう。
同じ職場でずっと働きたい方だと、国税専門官の仕事はつらいかもしれませんが、「自己成長につながる」と前向きに捉えましょう!
国税専門官になるための勉強法!
では、国税専門官になるための勉強法について見ていきましょう!
国税専門官になるには独学でOK?勉強時間は?
国税専門官は、専門試験の配点比率が高いなど、国家一般職や地方上級などの試験対策とはやや異なる傾向があります。
独学でも合格を勝ち取ることはできますが、難易度高めの国税専門官は、公務員予備校を利用することをオススメします。
もし、独学で国税専門官合格を目指すなら、1,000~1,500時間程度の勉強時間は目安としましょう。
試験対策する期間は、少なくとも1年程度はかかるかなと良いかと思います。
独学なら参考書・問題集選びは大事!
独学で国税専門官を目指すなら、試験科目ごとに1冊ずつ参考書・問題集を揃えましょう!
基本的には、
- 要点整理はサラッと確認
- 問題演習⇒解答解説⇒問題演習・・・
という流れで勉強していき、「問題演習」を重点的に取り組めるものがオススメ。
過去問を解きながら学習できる「スー過去(新スーパー過去問ゼミ)」は、有名どころの問題集です。
「参考書・問題集に迷ったらスー過去」という選び方でも良いですが、しっかり使いこなすことが重要。
教養試験対策は、地方上級との併願をされる方も多いと思いますが、下記事でオススメ問題集を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください!
国税専門官などの国家専門職を目指すなら、過去問対策もしっかり行っておきましょう!
個人的にオススメは、「過去問500」。
各公務員ごとにあるので、目指す職種によって揃えておきましょう!
(※最新版の発売は、試験前年度の直前期である2月頃です。まずは旧版を手に入れて、問題をチェックしておくのもあり!)
公務員予備校が合格の近道!
繰り返しになりますが、国税専門官を目指すなら公務員予備校の利用がオススメ!
予備校の中でも、国税専門官を目指せる専用コースを持つところを選ぶとよいでしょう!
おすすめ予備校は次の3つ!
- 安価に専用コースで国税専門官を目指す方!
⇒通信講座特化型のクレアールがオススメ!
≫クレアール公務員講座(公式HP) (公式HP) - 安価&自宅で時間効率良く学習したい方!
⇒オンライン講座のアガルートがオススメ!
≫アガルートで国税・財務専門官を目指す!(公式)(公式HP) - 費用が高くても、実績ある予備校で学習したい方!
⇒LECがオススメ!
≫LECで国税・財務専門官を目指す!
国税専門官は専門試験の配点比率は高いものの、国家一般職・地方上級試験に近いため、併願も十分可能です。
試験合格に向けて、公務員予備校でしっかりと合格力を養っていくとよいでしょう!
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公務員試験を目指すなら、まずは試験の全体像を把握することから!
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公務員試験の全体像がすぐに分かるので、スタートでライバルたちに差をつけられます!
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安心して、お得な資料をゲットしておくと良いかと思います。
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まとめ
国税専門官は、次の職種・業務内容に分かれて仕事にあたります。
- 国税調査官(申告の調査・検査・指導等)
- 国税徴収官(納税の催促や指導等)
- 国税査察官(悪質な脱税者への捜査・差押、警察官への告発等)
国税専門官は、国の財政の基盤となる税のスペシャリスト。
高度な専門知識が必要な仕事もありますが、充実の研修制度や、職場の先輩・上司の助言をもらいながら進めることができます。
社会貢献に向け、自己研鑽しながら業務にあたることができ、やりがいも大きいでしょう。
勤務地は、採用された国税局管内の税務署。
転勤は2~3年の周期(目安)で、採用局管内において随時あります。
(※転居を伴う異動もあり。)
国税専門官を目指す方は、仕事内容や勤務地などをしっかりチェックして、合格に向けて勉強を進めましょう!
~国税専門官の試験対策記事~
▼国税専門官のなり方を紹介!
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~国税専門官の仕事関連記事~
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