~本記事のテーマ~
- 地方公務員って生活が苦しい?
- 地方公務員の生活レベルは?
- 地方公務員の給料水準は?
地方公務員って、生活が苦しいって聞きましたが本当ですか?
地方公務員ってどれくらいの給料なんですか?
そんな疑問にお答えします!
都道府県庁や市役所など、地方公務員を目指す人にとって、給料事情は重要問題。
~地方公務員って?~
地方公務員とは、「地方公共団体のすべての職員」。
- 都道府県
- 市町村
- 特別区 など
安定の公務員と言われてるのに、「地方公務員は生活が苦しい」との声が聞かれて、不安を感じてる方もいるのではないでしょうか。
地方公務員って平均給料は悪くないし、それなりの生活はできると思うけど・・・
でも、注意点はあるよね。
本記事は、「地方公務員の生活が苦しい」問題について紹介します。
民間企業から市役所転職経験のある僕が、地方公務員の給料事情を徹底解説するので、ぜひ参考にしてみてください!
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地方公務員の生活って苦しいの?
地方公務員について調べていると、「生活が苦しい」という声を聞くことも。
「都道府県庁や市役所職員になれば安泰」と思っていたのに、不安になりますよね。
地方公務員の給料事情について、詳しくチェックしていきましょう!
地方公務員の給与水準は高め!
まずは、地方公務員の給与水準から見ていきましょう。
地方公務員 | 国家公務員 | 民間企業 | |
---|---|---|---|
平均年収 | 約658万円 | 約677万円 | 458万円 (正社員523万円) |
平均年齢 | 42.1歳 | 42.3歳 | ー |
※給与水準算出根拠
- 地方公務員は平均給与より算出
(※参照:R4総務省資料) - 国家公務員は平均給与より算出
(※参照:R5人事院資料) - 賞与は国家公務員4.4か月分を基準とする
- 民間企業の平均年収は国税庁令和4年分統計参照
地方公務員は約658万円と、国家公務員の約677万円に比較してやや低くなります。
ただし、民間企業平均の458万円より大幅に高い水準。
民間企業の「正社員のみが523万円」と比べても、地方公務員の給与水準は、決して低くないでしょう!
地方公務員は若手の給料が低い!
ただし、地方公務員の平均年収は、職員全体からの算出です。
算出元のデータは、平均年齢42.1歳であり、40代50代の高い所得水準の給与が大きく反映されたものでしょう。
▼公務員の初任給基準額(R4年)
都道府県 | 市 | 国家公務員 | |
---|---|---|---|
平均年収 | 187,686 | 184,552 | 182,220 |
地方公務員は、平均年収の水準から考えると、初任給水準が低めと言えるかと。
初任給は低めですが、昇給制度はしっかりしています。
地方公務員の平均年収が約658万円と考えても、30代・40代くらいからは、その恩恵を受けて、それなりの年収となるでしょう。
手当などのメリットは大きい!
地方公務員は、「初任給(基準額)の安い問題」はありますが、手当類が充実しています!
- 毎月加算
- 地域手当
- 住居手当
- 通勤手当
- 超過勤務手当(残業)
- 年2回支給
- 期末&勤勉手当(ボーナス)
※年間4.4か月分相当
- 期末&勤勉手当(ボーナス)
毎月の給与には、手当類が加算された金額が支給されます。
めっちゃ給料が高いわけではないですが、「生活が苦しい」レベルではないかと。
普通の生活は、十分できる水準でしょう!
【経験談】地方公務員で経済的な生活の苦しさはなかった!
「地方公務員の生活が苦しい」問題の実態について、僕が市役所に勤めていたときの経験談を紹介します!
生活レベルは「中」くらい!
僕自身、民間企業から市役所に転職していますが、給料は同等程度でした。
もともと勤めていた企業は、食品業界の中堅レベルだったので、それほど高い給料ではありませんでしたが・・
大学の同級生(民間就職)と比べても、生活レベルは「中」くらい。
節約は必要でしたが、個人的には決して苦しいとは感じませんでした!
ただ、人によっては、
「リッチな生活がしたい」
「節約を考えるのが面倒」
「好きなときに、好きなものが何でも買えるようになりたい」
という方もいるでしょう。
求める生活レベルによっては、「苦しい」と感じるかもしれません。
結婚&出産で生活が苦しい同僚はいた!
市役所時代の同僚の話ですが、「結婚&出産」によって、生活が苦しいという人はいました。
奥さんが専業主婦で子供が1人、男1人の地方公務員の給料でやりくりしてる家庭は、キチキチの生活とのこと。
給料が安い20代のうちに「1馬力生活」になってしまったので、飲み会などもなかなか行けない苦しい生活を送っていました。
今は、夫婦共働きの世帯が多いですが・・・
片方が専業だと、地方公務員でも若手のうちは苦しい状況になるかと思います!
精神的に苦しいのはある!
ただ、僕が地方公務員時代に「苦しい」と感じたのは、一般的な生活面。
地元市役所に勤めていたため、やはり「市民と道でばったり」なんてこともありました。
市役所職員って、担当業務内容によっては、市民からクレームを受けることも多くなります。
そんな市民と、プライベートで会いたくないですよね。
業務時間外や休日での生活においても、「市民の目」を感じる精神的な苦しさはあるかもしれません。
地方公務員の生活が苦しいと言われる理由!
「地方公務員の生活が苦しい」と言われるワケをまとめます!
ここでは、「経済面での苦しさ」を中心に解説します!
- 初任給が低い
- 20代など若いうちは苦しいかも
- 1馬力で家庭を支えるのは苦しいかも
- ローン購入で苦しいのはアルアル!
初任給が低い
地方公務員は、初任給(基準額)が低めの水準です。
約20万円弱に手当てが加算されるため、生活には十分困らない金額ですが、贅沢な生活をするには苦しいでしょう。
ただ、最近は値上げラッシュが続いており、生活が苦しいという人も増えてるかもしれませんね。
20代など若いうちは苦しいかも
地方公務員は、入庁から若手のうちは生活が苦しいと感じるかもしれません。
安定的に昇給していきますが、年収が高い水準になってくるのは、40歳くらいの役職が付いてくる頃から。
年収 (大卒) | 年収 (高卒) | |
---|---|---|
20代 | 約3,549,898円 | 約3,179,657円 |
30代 | 約4,499,728円 | 約4,506,374円 |
40代 | 約5,891,703円 | 約5,864,429円 |
50代 | 約6,599,962円 | 約6,473,848円 |
(※参照:令和3年度「総務省調査」)
※データ集計上、各年代には一部別の年齢層が混在
※ボーナスを4.3か月とし、年収計算は「平均給料月額×16.3」で算出
⇒手当類を加算すると、もう少し高い水準に。
地方公務員は、昇給制度がしっかりしてるので、着実に給与は上がっていきます。
ただし、20代のうちは、まだ昇給の恩恵が少ないので、生活環境によっては苦しいかもしれません。
1馬力で家庭を支えるのは苦しいかも
地方公務員の給料では、1馬力で家庭を支えるのはそれなりに努力が必要です。
とくに、20代だとまだ昇給も少ないので、手取り20万円が無いこともあるある。
若くして結婚⇒出産なんて状況だと、地方公務員の給料では苦しいかもしれません。
ローン購入で苦しいのはアルアル!
地方公務員は、ローンの組みやすさの面ではメリットがあります!
公務員からフリーランスになって思うのは、社会的信用の違い。
やはり、安定の公務員は、ローン等での信用度は圧倒的です。
住宅ローンなどの高額な貸し付けにも対応できるので、「若くして持ち家」なんて方も。
その場合、「毎月のローン払いが苦しい」という状況はアルアルです。
地方公務員で生活が苦しいと感じるときの対処法!
地方公務員で、「生活が苦しい」と感じてしまったときの対処法もチェックしていきましょう!
生活が苦しいときは、節約が大事!
僕自身も、市役所勤務時代に実践していた節約方法の一例を紹介します。
節約は大事!
地方公務員の生活を良くするなら、節約は大事!
「節約なんて面倒」「貧乏くさくてイヤだ」なんて方がいるかもですが、節約は「無駄」なものを無くすことです。
「好きなことに使うお金を増やすため」に、節約を心がけると良いでしょう!
- 自動車費用をなくす!
- 自動車維持費を減らす!(⇒自動車保険料)
- スマホ代を安くする!
- ふるさと納税で生活費を節約する!
- クレジットカードで買い物をする!
- 食事は自炊する!
- 火災保険を節約する!
節税制度を使う!
地方公務員も、節税制度を利用することは可能!
少しでも出費(税金)を減らしたいなら、以下の制度はチェックしておくと良いでしょう。
- ふるさと納税(節税&生活費節約)
≫楽天ふるさと納税サイトを見てみる(公式) - 積み立てNISA(投資)
- iDeCo(老後資金の貯蓄)
とくに、「今の生活が苦しい」という方なら、ふるさと納税はすぐにでも始めるべきかなと。
一方、積み立てNISAやiDeCoだと、長期的な投資要素はありますが、今の手持ち資金は減ってしまいます。
生活が苦しい方には、ふるさと納税なら即効性もあってオススメです。
(※節税効果は翌年に出ます。)
生活の安定なら地方公務員を目指せ!
地方公務員の生活は、一般水準として決して苦しいとは言えません。
むしろ、世間水準並みの給料があり、ボーナスや昇給制度といったメリットもあります。
生活の安定を目指すなら、地方公務員は大アリでしょう。
地方公務員なら安定した収入となる!
地方公務員なら、安定した収入が得られます。
- 給料に大きな変動はない
- 安定的に昇給&ボーナス支給
- 経済情勢が変わっても「中」くらいのポジションはキープできる
生活水準の理想をどこに置くかだけ。
一般的な給与水準と比較すると、地方公務員の収入なら、決して苦しくないです。
中には、
「地方公務員だからって、これからの社会は分からない」
なんて意見もあり、「本当に地方公務員でいいのかな?」と不安を持つ方もいるかと。
結論、地方公務員が破綻するようなときは、どんな職種にいても危機的状況のとき。
なんだかんだ、公務員の安定性はトップクラスと言えるのではないでしょうか。
地方公務員の目指し方!
地方公務員になるには、各地方自治体で実施される公務員試験(職員採用試験)に合格して、内定を勝ち取ることが必要です。
- 地方自治体で実施される「職員採用試験」を受験
- 最終合格⇒内定
公務員試験は、自治体ごとの実施。
たとえば、栃木県庁なら栃木県庁、長野市なら長野市役所が実施する試験を受けます!
職員採用試験の内容は、
- 筆記試験(教養・専門択一)
- 論文試験(教養or専門)
- 面接試験(個別・集団・集団討論など)
といったところが中心となります。
試験対策には、ざっくり1000時間程度の勉強時間が必要と言われ、1年単位での取り組みとなるでしょう。
予備校が合格への近道!
地方公務員合格には、予備校の利用がオススメ。
膨大な範囲の学習が必要で、多くの受験生との競争になるため、試験内容・重点科目を把握し、効率的に学習を進めることが大切です。
やはり、試験対策のプロである「予備校」の利用が、合格への近道となるでしょう!
まずは情報収集から!
地方公務員を目指すか目指さないか、予備校を利用するかはさておき、まずは情報収集が大切。
公務員を目指すなら、地方公務員の仕事&試験内容はよくチェックしておきましょう!
地方公務員や公務員試験の内容が分からないと、判断できないもんね。
公務員の情報収集なら、手っ取り早いのは予備校の資料請求。
「予備校の資料請求って、入校のための広告パンフレットでしょ?」
と思う方もいるかもしれませんが、予備校によっては、広告だけでなく「公務員&試験情報の詰まった冊子」ももらえたりします。
予備校資料は無料でもらえるし、公務員試験の全体像を把握するのにオススメ。
公務員を目指すかお迷いなら、最初にもらっておくと良いかなと思います!
- 公務員試験の流れや対策など「全体像」が把握できる!
- 予備校の学習内容や料金が分かる!
とくに、通信講座のクレアール ・大手LECの資料請求(無料)はオススメどころ。
公務員試験情報の掲載が多いので、地方公務員を目指すなら、まずはチェックしてみると良いでしょう。
まとめ
地方公務員の生活は苦しいという声もありますが、世間水準と比べれば、決して悪くない給料です。
ただし、新卒入庁後や20代では、給与水準は低め。
高い生活レベルを求めるのは苦しいですが、ボーナスや昇給制度はしっかりしてるので、地方公務員を目指すのはアリでしょう!
まずは、情報収集して、
「公務員にやりがいを感じるか」「試験対策ができそうか」
など、地方公務員の全体像をチェックすることをオススメします!
▼公務員の情報収集は予備校の資料請求がオススメ!
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(通信講座の有名どころ)
⇒公務員試験の全体像が分かりやすい!
≫LEC公務員講座(公式HP)(大手予備校)
⇒試験対策ノウハウが参考になる!