~本記事で解決すること~
- 公務員の教養試験で数的処理はどうやって勉強すると良いの?
- 数的処理の勉強って重要なの?

公務員を目指しています。
教養試験で文章理解は重要ですか?
どうやって対策するかも教えてほしいです。
そんな疑問にお答えします!
本記事は、公務員の教養試験にある文章理解の勉強法について紹介します。
文章理解はとても重要な試験科目で、対策に時間がかかりますが、やればやるだけ確実に得点できるようにもなります。
民間から公務員転職を成功した僕が、文章理解の重要性&勉強法を徹底解説しますので、公務員を目指す方はぜひご参考にください!
公務員試験で出題される文章理解って重要なの?

公務員試験のなかで、もっとも対策に時間がかかるのが教養・専門の筆記試験対策。膨大な範囲を勉強することになりますが、中でも文章理解はとても重要な分野の一つです。
文章理解の科目は次の3つに分かれます。
◎英文
◎古文
この文章理解は、教養試験の中で数的処理に次いで出題数が多く、対策に時間もかかるため、試験1年前からじっくりと取り組んでいくことをおすすめします。
ちなみにどれくらい配点があるのかというと、全40問中7~11問くらいです。とくに現代文と英文からの出題が多いです。古文は、出題されなかったり、出ても地方上級・市役所で1問出る程度なので、現代文と英文を中心に取り組むといいでしょう。
文章理解で2~3割、数的処理で3~4割出題されるので、これらが完ぺきにできれば、一次試験突破率はぐーんと上がりますね。
文章理解は、大学のセンター試験レベルもしくはそれ以上のものが出ますので、しっかり対策していきましょう!
【公務員試験】文章理解の勉強法を解説!

すでに対策を始めている方もいると思いますが、文章理解では出題される問題はどのようなものでしょうか?
次に、各科目の問題内容と勉強法を紹介します。
<内容>
評論、新聞や雑誌の記事、エッセイなど様々なタイプの文章が課題文となります。問題のタイプと出題傾向は次のとおりです。
●内容把握⇒ほぼ出題される。
●要旨把握⇒特別区や地方上級、市役所で出やすい。
●空欄補充⇒国家公務員、特別区で出題されやすい。
●文章整序⇒国家公務員、特別区で出題されやすい。
<勉強法>
内容把握を中心に継続して問題を解き、慣れていくことが大切。
現代文が得意な人でも最低2~3日に1題、苦手な人は毎日やるくらいのつもりで、定期的に取り組みましょう!
英語
<内容>
現代文と同様に、評論、新聞や雑誌の記事、エッセイなど様々なタイプの文章が課題文となります。問題のタイプと出題傾向は次のとおりです。
●内容把握⇒ほぼ出題される。
●要旨把握⇒地方上級、市役所で出やすい。
●空欄補充⇒国家公務員、特別区で出題されやすい。
●文章整序⇒国家公務員で出題されやすい。
<勉強法>
現代文と同様に、継続して問題を解くことが大切です。内容把握中心に、慣れていきましょう。英語が得意な人でも最低2~3日に1題、苦手な人は毎日やるくらいのつもりで、定期的に取り組みましょう!
また、高校レベルの単語は最低限マスターしておきましょう。余裕があれば、熟語、文法も復習しておくといいです。
古文
<内容>
内容把握中心に出題されます。
<勉強法>
出題数が少ないですし、対策しても確実に得点できるか微妙です。
よっぽど得意で自信があれば、多少時間を割いてもいいですが、得点できても1問なので、捨て科目とすることをおすすめします。
この分野の対策は、とにかく「慣れ」が大切なので、数多くの問題を解くことが重要です。たくさん問題にふれていくと、読解のコツが分かってきます。
問題に取り組むときは、
- 選択肢に目を通す
- 本文を読む
- 正誤を選ぶ
が基本ですが、本文の細かいところまでこだわって読み込むのではなく、中心となる主張を確実に把握できるようにしていきましょう!
文章理解の勉強におすすめの参考書を紹介!

文章理解の勉強は、スー過去がおすすめです。
過去問を例に挙げながら解説していく感じですので、問題演習がしっかりできます。
文章理解のように、とにかく問題をこなしていくタイプの科目なら、スー過去は効果的です。
(※スー過去は、現在バージョンが「6」です。お下がりなどで、「新スーパー過去問ゼミ5」を持っている人は、最新版に買い替えるのがベストですが、文章理解ならそのままでも良いかと思います。)
僕の知人にも、スー過去は使っている人は多かったですが、問題集は人気のものなら「実績」があるので安心!
多くの受験生が使う問題集となるので、しっかり使いこなして、合格力をつけましょう!
英語については、「もっと英文に触れて英語の力をつけたい」という方向けに、「速読速聴・英単語Core1900」もおすすめです。
Z会から出ている英単語学習本で、TOEICなどに向けた英語学習する人はよく使っています。この本は、TOEICだと600~800点台を目指すレベルです。
内容は、CDを聞きながら英文を学んでいくタイプで、公務員試験にはリスニングがありませんが、五感を使って英文にふれていくことで、英単語を効率的に覚えていけます。
英文は、「環境」「教育」「政治・国際情勢」など最新の時事動向をふまえたものが選定されているため、公務員試験対策向きでもあります。
英語力アップにとてもおすすめですが、英語が苦手な方には少しレベルが高い参考書なので、スー過去などで英語学習を進めてから使うと良いです。
【苦手克服!】文章理解を強化したいなら通信教育の教材もあり!

公務員試験対策を独学で行っている人はとくにですが、文章理解の勉強は行き詰まることも多いです。
「もうイヤだ・・・」と投げ出したくなることもあるかと思います。
そんな文章理解が苦手と感じる方には、通信教育の教材を利用するのもおすすめ!
予備校などの通信教育は「料金が高い」イメージもありますが、単科講座なら安く受講できたり、安価なタイプの教材もあります。
おすすめの通信教育は次のとおり!
- 予備校アガルートの単科講座「文章理解」
予備校アガルートの「文章理解対策講座(単科講座)」
アガルートアカデミーは、さまざまな資格取得に向けた講座を提供する予備校です。
通院講座特化型の予備校で、公務員試験対策の講座も開講されています。
アガルートのメリットとして、科目ごと・試験ごと(面接や論文など)を単体で受講できる「単科講座」が準備されているところです。
費用面で公務員試験対策に予備校の利用が難しい方もいると思いますが、単科講座なら、わりと安価な料金で利用できます。
文章理解対策の講座は、試験種によって次の講座が用意されています。
- 国家総合職/地方上級&国家(一般・専門)職&裁判所対策用
⇒文章理解対策講座:22,000円(税込)
≫アガルートで文章理解対策する!
▼アガルート公務員講座の詳細&申込はこちらから!
▼アガルート公務員講座の特長&評判が知りたい方はこちら!
まとめ

公務員試験の教養試験は範囲が広く、対策にとても時間がかかります。そのため、すべての分野に全力をそそぎこむのではなく、試験傾向や自分の得意・不得意によって、重点的にやる分野と捨て科目を作っていくことも大切です。
本記事で取り上げた文章理解については、数的処理に次いで出題数が多く、対策をしていないと得点できないため、十分に時間を使っていく必要があります。文章理解の対策に有効な勉強法は、「問題演習」です。
文章理解で得点できないと教養試験を突破することは厳しくなりますので、苦手な方も「問題演習」を繰り返して得点できるようにがんばってください!
では、公務員試験まで長い道のりになると思いますが、コツコツ取り組んでいきましょう。
この記事が公務員を目指す方の参考になれば幸いです。