~本記事のテーマ~
- 国家一般職はやめとけって言われるワケは?
- 国家一般職は勝ち組?負け組?
国家一般職を目指そうか迷っていますが、「やめとけ」って声を聞いて不安です。
負け組なのでしょうか?
国家一般職って勝ち組?
就職するメリットが知りたいです。
そんな疑問にお答えします!
国家一般職は、”安定の公務員”の中でも上位クラスの仕事。
~国家一般職って?~
国家一般職とは、「中央省庁(本府省)や地方機関(税関・労働局等)に勤める国家公務員」。
全国の9地域ごとに採用され、主に「事務処理等の定型業務」に従事する職員。
国家公務員として、目指す受験生も多いですが、「やめとけ」との声が聞かれることもあります。
ネットで、「やめとけ」論争が広がってるよね。
勝ち組とか負け組とか・・・真意が気になるよ!
本記事は、国家一般職のやめとけ論争を分析し、就職するメリット&デメリットを紹介します。
民間企業から公務員転職経験のある僕が、国家一般職の勝ち組⇔負け組問題を徹底解説するので、ぜひ参考にしてみてください!
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国家一般職はやめとけの声を集めてみた!
まずは、SNS等で見られる「国家一般職はやめとけ」の声をチェックしてみましょう!
国家一般職への就職について、ネガティブな声を集めてみました!
- ブラックで長く勤務するのが難しい
- 民間より給料が安いことも?
- 試験が難しい!
- 偏差値高い大学からだと負け組!?
ブラックで長く勤務するのが難しい
国家公務員一般職試験に7605人が合格し、うち女性は200人増の2839人、割合も37・3%と過去最高を更新したそうです。
— aichan (@aichan5221) August 20, 2019
労働基準法が適用されない中央官庁の勤務はブラック企業以上と言われています。
多くの女性を採用しても、勤務環境を改革しないと長く働くことが出来ないと思います。
国家一般職は、中央官庁の勤務がブラックとの声。
「激務で大変」という口コミはちょくちょく見られますが、男性&女性ともに長く働き続けるのにキツイ部署はあるかもしれません。
とかくキャリア組(総合職)の話が話題になりがちだが、一般職の国家公務員離れも深刻。
— 千正康裕@株式会社千正組 (@yasusensho) August 30, 2023
一般職は民間との人材獲得競争だけではない。自治体など他の公務員試験との併願も多く、国・地方含めた役所間の人材の獲得競もあるが、総合職以上にブラックな職場環境が敬遠される。…
僕の公務員時代もそうでしたが、ブラック的な要素は部署によるところが大きいでしょう。
「膨大な事務量」「精神的にキツイ」などは、担当業務が大きく起因します。
民間より給料が安いことも?
国家公務員の一般職なんて民間より下手すると給料安いぞ。そもそも国家公務員になるまでに努力してるわけだから給料高くても良いだろう。
— オサ (@osa2036) October 12, 2019
国家一般職は、大手企業に比べたら給料が安いと感じるかもしれません。
公務員給与は、世間情勢に合わせた水準。
より高い給料が欲しいなら、国家一般職よりも総合職を狙うべきですし、大手企業の方が初任給が高いということはあるでしょう。
とは言っても、公務員給料は、安定かつ世間水準に負けてません。
ボーナスや昇給制度もしっかりしています。
試験が難しい!
@Zorara411 町役場は門戸がせますぎるからやめた(ノД`)
— はっとり (@arthurya515) May 7, 2015
Ⅱ種ってのは国家一般職のことだね(=゚ω゚)ノこれだけ試験日が違って併願が出来るのよ
国家一般職の試験は、難易度高め。
倍率は3~4倍程度で、超難関という訳ではありませんが、国家公務員ということもあり、ハイレベルな争いになります。
公務員試験は、膨大な範囲の学習が必要なため、「やめとけ」「諦めた・・・」という声もあるでしょう。
偏差値高い大学からだと負け組!?
都会の偏差値高い大学卒業して
— ちょび@貧乏公務員 (@tyobi1001) November 28, 2015
国家一般職とか負け組だろ。
国家一般職は、「負け組」だからやめとけという声もあります。
とくに、有名大学を卒業したら、給与待遇面からも国家総合職が勝ち組というイメージも。
ただし、安定の公務員で、しかも国家機関の仕事を勝ち取っていれば、世間一般的に見たら十分勝ち組かなというところはあるでしょう。
僕が国家一般職はやめとけと思う点!
僕自身、民間企業と公務員(市役所)を経験しましたが、「国家一般職はやめとけ」と感じる点はこちら。
- 利益追求や価値創造を目指すならやめとけ
- 激務がイヤならやめとけ
- 超高給取りになりたいならやめとけ
公務員の仕事は、民間企業と異なる点が多いです。
どちらも勤めた経験から、やめとけ論を精査します!
利益追求や価値創造を目指すならやめとけ
まず、「仕事の価値観」という面で、公務員と民間企業は異なります。
仕事への価値観として、以下のような思いを持っているなら、国家一般職はやめておきましょう!
「会社利益を考えた仕事がしたい」
「価値創造して、より良いものを作りたい」
国家総合職なら、企画立案や法案作成などの業務もあり、発想力や企画力が試されることも。
一方、国家一般職の場合、決められた政策を実務的に「落とし込んでいく」仕事になります。
事務処理能力が問われ、各機関・部署とコミュニケーション取りながら仕事に追われることも多くなり、やりがいが感じられるかは、あなたの性格や価値観によるところが大きいでしょう。
僕は民間肌だったので、市役所の業務に、あまりやりがいを感じられませんでした。
公務員を辞めてフリーランスになったのも、その理由は大きいです。
激務がイヤならやめとけ
国家一般職などの公務員には、「激務部署」たるものがあります。
3年程度での転勤で、忙しい部署や担当に当たってしまうことはアルアル。
「激務で残業生活なんて絶対イヤ」という方は、公務員はやめといた方が良いでしょう。
市役所でも、部署や担当者レベルでの業務量の差は大きく異なります。
毎日定時帰りの人がいる一方で、毎日深夜残業という人もいるのが現状です。
(※少しずつ改善はされているようですが、とくに市役所のような末端機関はまだまだかなと。)
超高給取りになりたいならやめとけ
国家一般職の給与は、平均年収が約662万円(R5年4月現在)。
世間水準に比べたら決して悪くないですが、「高給取り」を目指すには物足りないかもしれません。
決められた俸給表の中で、昇進スピードも前例主義。
”がんばった見返り”を考えてしまうと、あまり期待できないでしょう。
また、公務員は原則副業禁止。
今の世の中、民間企業に勤めながら「副業」で大きく収益を出す人もいるので、収入面を考えるとデメリットと感じる面もあるでしょう。
ただ、生涯収入を考えると、決して給与水準が低いわけではないので、国家一般職を目指すメリットはあります!
【国家一般職のデメリット】やめとけの理由!
「国家一般職はやめとけ」について、さまざまな声がありましたが、就職するデメリットとなる点をまとめます!
- ブラック?
- 負け組?
- 試験が難しい?
ブラック?
〜地方第1志望の方へ〜
— ぱっつー@公務員民間併願&内定 (@koumuinminkan) November 25, 2022
国家は激務&全国転勤だから嫌だ、と考えてる方がいるかもしれませんが、国家一般職は大まかに分けて2つあるので、チェックしましょう
●本省
→国家規模の業務!
→激務、全国転勤が多い。
●出先
→現場での業務。国と自治体の仲介
→比較的残業少ない、転勤ないor狭い範囲
国家一般職は国家機関で、やはり煩雑な業務に追われることも多いようです。
「ブラックだからやめとけ」とのデメリットを感じる声は見られますが、激務なのは配属先や担当業務によるところも大きいでしょう。
僕は市役所勤務でしたが、激務なのは一部の部署や担当者。
激務の職場内であっても、定時で帰れる「勝ち組」もいたりするのが現状です。
負け組?
一部では、国家一般職が「負け組」という声もあります。
「偏差値が高い大学」や「有名大学」からなら、もっと良いところが狙えるとのことなのでしょう。
たとえば、以下のような就職先。
- より給料が高くハイレベルな仕事ができる国家総合職
- 高年収な大手企業
ただ、世間一般的に見たら、一般職でも「国家公務員ブランド」があって十分勝ち組です。
国家一般職に魅力を感じるなら、「負け組」論にデメリットを感じる必要はないでしょう。
自分自身が、どんな職場で働きたいかが大事です!
試験が難しい?
国家一般職は、試験難易度は難しめと言えるでしょう。
- 試験範囲の広さ
- 試験問題の難しさ
- ハイレベルな受験生との競争
試験範囲や難しさは、どんな公務員でも共通することですが、とくに「国家公務員」だけあり、毎年ハイレベルな争いが予想されます。
倍率は3~4倍程度で、それほど高くない傾向ですが、予備校等を利用してしっかり試験対策する必要はあるでしょう。
国家一般職の試験内容を見て、諦める受験生も多いです。
合格を勝ち取るには、1~2年程度の学習は必要でしょう。
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【実は勝ち組?】国家一般職のメリット!
一方、国家一般職への就職は、メリットもあります!
「じつは勝ち組?」とも言える、国家一般職のポジティブな面を見ていきましょう!
- 安定的な収入
- 転勤は少ない
- 国のための仕事でやりがいがある
安定的な収入
国家一般職なら、安定した収入が得られます。
- 給料に大きな変動はない
- 安定的に昇給&ボーナス支給(退職金も充実)
- 経済情勢が変わっても「中」くらいのポジションはキープできる
「給料が少ない」という人もいますが、生活水準の理想をどこに置くかだけ。
一般的な給与水準と比較すると、国家一般職の収入は勝ち組と言えます!
国家公務員 (全体) | 地方公務員 (全体) | 民間企業 | |
---|---|---|---|
平均年収 | 約677万円 | 約658万円 | 458万円 (正社員523万円) |
平均年齢 | 42.3歳 | 42.1歳 | ー |
※給与水準算出根拠
- 地方公務員は平均給与より算出
(※参照:R4総務省資料) - 国家公務員は平均給与より算出
(※参照:R5人事院「国家公務員給与等実態調査」) - 賞与は国家公務員4.4か月分を基準とする
- 民間企業の平均年収は国税庁令和4年分統計参照
中には、
「公務員だからって、これからの社会は分からない」
なんて意見もあり、「本当に国家一般職でいいのかな?」と不安を持つ方もいるかと。
結論、公務員が破綻するようなときは、どんな職種にいても危機的状況のとき。
なんだかんだ、公務員である安心感はトップクラスと言えるのではないでしょうか。
転勤は少ない
国家一般職なら、総合職と比べて転勤は少ないです。
全国9地域の試験区分に分かれ、採用後の転勤は基本的にエリア内での異動。
ざっくり3年程度での異動にはなりますが、地方機関に採用された一般職なら、転勤が無い場合もあるでしょう。
居住エリアを大きく変えたくない人にとっては、メリットが大きいでしょう。
国のための仕事でやりがいがある
国家一般職は、何と言っても国家機関に勤める公務員。
「国のため」「国民のため」に働くやりがいは、大きいでしょう。
政策を「実務レベル」に落とし込んでいく役割。
煩雑な業務があったり、人間関係を駆使して進めていく仕事は多いでしょう。
うまく業務が進んでいくときの達成感は、大きいかと思います!
国家一般職はやめといた方がいい人!
国家一般職には、メリット・デメリットの双方あり!
そのため、どんな人にもオススメできるわけではありません。
以下に、「やめとけタイプ」と「オススメな人」をまとめます!
国家一般職はやめとけタイプ!
- 企画・立案の仕事がしたい
- 事務処理は嫌い
- 給料の高い仕事に就きたい
- 受験勉強が得意ではない
国家一般職は、とくに事務処理能力が求められる仕事。
就職して、「事務処理がつまらない」「企画立案が良かった」と後悔してはいけません。
業務内容は、よくイメージして目指しましょう!
また、給料水準は「良くて中の上」レベル。
現状では副業も不可ですし、大きく収入を伸ばしたいなら、大手民間企業等がオススメです。
公務員で高年収を狙うなら、総合職等を目指すのが良いでしょう。
国家一般職になるには、難関の公務員試験で合格を勝ち取る必要があります。
「受験勉強が苦手」という方だと、なかなか難しいので、目指すなら気合を入れて試験対策しなければなりません!
国家一般職がオススメな人!
- 収入の安定を求める人
- 国のために働きたい人
- 受験勉強が嫌いではない人
一方、国家一般職がオススメなのは、大きく分けて上記3つのタイプかなと。
やはり、
- 悪くない給与水準
- 充実した手当類
- 安定したボーナス&昇給制度
- 退職金
などといった収入面でのメリットは大きいです。
国家一般職のような恵まれた環境の仕事に就けるなら、難しい試験勉強を乗り越えるだけの価値はあるでしょう!
生活の安定なら国家一般職を目指せ!
国家一般職なら、生活の安定性の面では十分勝ち組。
「国のため」という仕事のやりがいもあるので、目指す価値は大アリでしょう!
国家一般職の目指し方!
国家一般職になるには、人事院で実施される国家公務員試験(一般職試験)に合格して、内定を勝ち取ることが必要です。
- 人事院の一般職試験合格
- 官庁訪問で内々定
一般職試験では、全国9地域ごとの採用となります。
国家一般職試験の内容は、
- 筆記試験(教養・専門択一)
- 一般論文試験or専門記述
- 面接試験(個別)
といったところ。
試験対策には、ざっくり1000時間以上の勉強時間が必要と言われ、1年単位での取り組みとなるでしょう。
予備校が合格への近道!
国家一般職合格には、予備校の利用がオススメ。
(≫公務員予備校の必要性はこちらで解説)
膨大な範囲の学習が必要で、多くの受験生との競争になるため、試験内容・重点科目を把握し、効率的に学習を進めることが大切です。
やはり、試験対策のプロである「予備校」の利用が、合格への近道となるでしょう!
まずは情報収集から!
国家一般職が気になるなら、まずは情報収集が大切。
仕事内容や、試験内容&日程等はよくチェックしておきましょう!
国家一般職のことや、一般職試験の内容が分からないと、判断できないもんね。
公務員の情報収集なら、手っ取り早いのは予備校の資料請求。
「予備校の資料請求って、入校のための広告パンフレットでしょ?」
と思う方もいるかもしれませんが、予備校によっては、広告だけでなく「公務員&試験情報の詰まった冊子」ももらえたりします。
予備校資料は無料でもらえるし、公務員試験の全体像を把握するのにオススメ。
公務員を目指すかお迷いなら、最初にもらっておくと良いかなと思います!
- 公務員試験の流れや対策など「全体像」が把握できる!
- 予備校の学習内容や料金が分かる!
とくに、通信講座のクレアール ・大手LECの資料請求(無料)はオススメどころ。
公務員試験情報の掲載が多いので、地方公務員を目指すなら、まずはチェックしてみると良いでしょう。
まとめ
「国家一般職はやめとけ」というネガティブな声もありますが、収入面でのメリットは大きいです。
一般的な給与水準に比べたら、国家一般職は十分勝ち組!
一部の「負け組」論は気にせず、やりたい仕事への就職を目指しましょう。
まずは、情報収集して、
「国家一般職にやりがいを感じるか」「試験対策ができそうか」
など、国家公務員の全体像をチェックすることをオススメします!
▼公務員の情報収集は予備校の資料請求がオススメ!
≫クレアール(公式HP)
(通信講座の有名どころ)
⇒公務員試験の全体像が分かりやすい!
≫LEC公務員講座(公式HP)(大手予備校)
⇒試験対策ノウハウが参考になる!