~本記事のテーマ~
- 航空管制官はやめとけって言われる理由は?
- 航空管制官の仕事は、ストレスが大きい?
- 航空管制官に向いている人は?
「航空管制官はやめとけ」って言われるのは、なぜですか?
向いている人の特徴が知りたいです。
航空管制官の仕事は、ストレスが大きいのでしょうか?
そんな疑問にお答えします!
航空管制官は、空港&航空機の安全を守る国家公務員!
~航空管制官とは?~
航空管制官とは、全国各地の空港や、札幌・東京・神戸・福岡の航空交通管制部に勤務する国家公務員!
目視やレーダーで航空機を捉え、離着陸する航空機に対して指示や許可を与える仕事を担う。
乗務員や乗客の命を守る仕事でもあり、やりがいの大きい公務員ですが、「やめとけ」の声を聞くことも。
@0sola0 航空管制官はやめとけw
— Cynthia (@Coathicarte0718) January 28, 2016
「やめとけ」って言われると不安になるよね。
でも、航空管制官はストレスの大きい仕事でもあるから、目指す前に、仕事内容や向いている人の特徴をチェックしておくといいよ!
本記事は、航空管制官やめとけと言われる理由&向いている人の特徴を紹介します。
民間企業から公務員転職経験のある僕が、航空管制官やめとけ問題を徹底解説するので、ぜひ参考にしてみてください!
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【航空管制官】やめとけの声を調査してみました!
まずは、SNS等で見られる「航空管制官はやめとけ」の声をチェックしてみましょう!
航空管制官への就職について、ネガティブな声を集めてみました!
よく見られるのは、以下の3つが多いかと思います!
- 激務でストレスが大きい!?
- 責任のわりに給料が安い?
- 難関試験!
激務でストレスが大きい!?
航空管制官はイメージではかっこいい専門職だけど、自分にはあの激務には耐えられないな。絶対に胃に穴が開きそうよ。船舶の運航管理のほうがずっと楽。1秒を争うことはないからね。
— 大津魔理沙 (@mari_yurihime) April 4, 2019
航空管制官は、激務でストレスが大きいとの声は多く見られます。
精神がタフでない人には、「やめとけ」の理由になるでしょう。
高額な航空機を守り、中に乗る多くの人の命を預かる仕事のため、ミスが許されません。
空港では、1日にたくさんの便が往来します。
ミスなくこなしていくストレスは、計り知れないでしょう。
責任のわりに給料が安い?
航空管制官の友人もいるけど、職務と勤務時間の割に給料安くて激務だよね…
— KP (@whitechuppie) January 2, 2024
航空管制官は、大手企業に比べたら給料が安いと感じるかもしれません。
公務員給与は、世間情勢に合わせた水準。
ストレスの大きい仕事で、夜勤もある職種のわりに、薄給と感じる方もいるでしょう。
より高い給料が欲しいなら、大手企業の方が初任給が高いということはアルアルです。
給料を期待するなら「やめとけ」となりますが、航空管制官の収入は、公務員の中でも高め。
公務員給料は、安定かつ世間水準に負けておらず、ボーナスや昇給制度もしっかりしているので、メリットにもなるでしょう!
難関試験!
航空管制官なるの
— 雪 (@disney_donald_y) February 28, 2023
難関すぎるな。
航空管制官の試験は、難易度高め。
倍率は、2021年が約11.6倍とかなり低い合格率、2023年こそ4.4倍ですが、狭き門を争う公務員試験になります。
試験範囲も広く、ニガテ意識の出やすい「外国語試験」が重点科目になります。
がっつりと、1年単位で試験対策する必要があるでしょう。
試験の難しさから、「やめとけ」「諦めた・・・」などの声は多くなるかと思います。
航空管制官になりたいなとか思うけど、英語がてんでダメなので諦める、、
— たいりく (@gradon_TBT) February 21, 2024
公務員経験者の僕が航空管制官はやめとけと思う点!
僕自身、民間企業と公務員(市役所)を経験しましたが、「航空管制官はやめとけ」と感じる点はこちら。
- ストレス耐性が無いならやめとけ
- 利益追求や価値創造を目指すならやめとけ
- 超高給取りになりたいならやめとけ
公務員の仕事は、民間企業と比較すると、異なる点が多いです。
官民両方の勤務経験から、やめとけ論を精査します!
ストレス耐性が無いならやめとけ
国家公務員の「航空管制官」は、多くの人の命を預かる仕事です。
プレッシャーを感じながら、往来する航空機に指示&許可を出していきます。
基本的には、ルールに則った判断を行いますが、変化もある中で的確に業務を遂行していくストレスは大きいでしょう。
僕は地方公務員でしたが、市民の生活に直結する業務もあったため、公務員であるがゆえの「ミスが許されないストレス」を感じました。
航空管制官なら、なおさら大きなストレスになるでしょう。
また、航空管制官の勤務地は、全国的になります。
数年に1回、転勤となるので、住居地の変更や新しい職場でのストレスも大きいでしょう。
引っ越しを伴う転勤がイヤなら、航空専門官は「やめとけ」となります。
利益追求や価値創造を目指すならやめとけ
航空管制官は、航空機が安全に離着陸できるようにサポートする仕事。
ルールが決められ、言ってしまえば淡々と業務をこなしていくことになります。
仕事への価値観として、民間企業のように、「価値創造」的な仕事にあこがれる方は「やめとけ」となるでしょう。
「会社利益を考えた仕事がしたい」
「価値創造して、より良いものを作りたい」
「スピード感を持って、業務改善していきたい」
⇒航空管制官は「やめとけ」となる!
僕は民間肌だったので、市役所の業務に、あまりやりがいを感じられませんでした。
公務員を辞めてフリーランスになったのも、その理由は大きいです。
超高給取りになりたいならやめとけ
航空管制官の給与は、平均年収が約736万円(R5年4月現在)。
世間水準に比べたら決して悪くないですが、「高給取り」を目指すには物足りないかもしれません。
決められた俸給表の中で、昇進スピードも前例主義。
”がんばった見返り”を考えてしまうと、あまり期待できないでしょう。
また、公務員は原則副業禁止。
今の世の中、民間企業に勤めながら「副業」で大きく収益を出す人もいるので、収入面を考えるとデメリットと感じる面もあるでしょう。
ただ、生涯収入を考えると、決して給与水準が低いわけではないので、航空管制官を目指すメリットはあります!
【デメリット】航空管制官のストレスとなる点!
「航空管制官はやめとけ」について、さまざまな声がありましたが、大きなところは「ストレス」面が大きいかと。
収縮するデメリットとして、ストレスとなる点をまとめます!
- 仕事のミスが許されない
- 仕事の勤務形態への慣れ
- 全国転勤への対応
仕事のミスが許されない
航空管制官の仕事は、主に次の3種類!
- 飛行場管制業務
- ターミナル・レーダー管制業務
- 航空路管制業務
パイロットが安心して飛行するためのサポート役であり、少しのミスが大きな事故につながる可能性もあります。
気が抜けないストレスの大きい仕事といえるでしょう。
仕事の勤務形態への慣れ
航空管制官の管制業務は、時間限定運用の空港を除いて、24時間体制となります。
早番・遅番・夜勤を組み合わせた勤務となり、体力的な負担もあるでしょう。
生活リズムが一定ではなくなるため、ストレスもかかります。
全国転勤への対応
航空管制官は、全国各地の飛行場等が勤務場所になります。
引っ越しを伴う転勤も多く、生活が安定しないストレスも大きいでしょう。
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僕がオススメする資料は、以下の2社!
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※航空管制官専用コースあり
≫LEC公務員講座(公式HP)
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※航空管制官にも強い
航空管制官はメリットもある!
一方、航空管制官への就職は、メリットもあります!
福利厚生面や仕事のやりがいなど、航空管制官のポジティブな面を見ていきましょう!
- 安定的な収入
- 福利厚生が充実している
- 責任のある仕事でやりがいがある
安定的な収入
航空管制官なら、安定した収入が得られます。
- 給料に大きな変動はない
- 安定的に昇給&ボーナス支給(退職金も充実)
- 経済情勢が変わっても「中の上」くらいのポジションはキープできる
「給料が少ない」という人もいますが、「生活水準の理想」をどこに置くかが大きいかなと。
長く勤めていけば、それなりの年収にはなっていきます。
航空管制官 (全体) | 国家公務員 (全体) | 地方公務員 (全体) | 民間企業 | |
---|---|---|---|---|
平均年収 | 約736万円 | 約677万円 | 約658万円 | 458万円 (正社員523万円) |
平均年齢 | 42.6歳 | 42.3歳 | 42.1歳 | ー |
※給与水準算出根拠
- 航空管制官・国家公務員は平均給与より算出
(※参照:R5人事院「国家公務員給与等実態調査」) - 地方公務員は平均給与より算出
(※参照:R4総務省資料) - 賞与は国家公務員4.4か月分を基準とする
- 民間企業の平均年収は国税庁令和4年分統計参照
仕事のストレス面は大きいですが、公務員である給与面の安心感は、間違いないでしょう。
福利厚生が充実している
航空管制官などの公務員は、福利厚生が充実しています。
育休、有休などの休暇制度もしっかりしてるので、わりと休みも取りやすいでしょう。
部署や時期にもよりますが、有休取得に関しては促進する雰囲気が強くなってます。
また、住宅ローンなどの面では、「公務員」という肩書でかなり通りやすいと感じるかと思います。
責任のある仕事でやりがいがある
航空管制官は、大きな責任&緊張感のある仕事を担います。
スケールの大きな仕事になり、自分の管制で「無事にフライトが終えられた」という達成感&やりがいは感じるでしょう。
航空管制官の公式HPでも、業務内容が公開されています。
仕事のやりがいは、よくチェックしておきましょう!
航空管制官が向いている人!
航空管制官には、メリット・デメリットの両方あります!
そんな航空管制官が向いている人は以下のタイプでしょう。
- ストレスに強い人
- 対応力がある人
- 航空業界が好きな人
- コミュニケーション能力がある
- 受験勉強が嫌いではない人
ストレスに強い人
航空管制官は、何かとプレッシャーのかかる業務。
「ミスできない」というストレスに耐えながら、正確な判断を下し続けられる人が向いているでしょう!
業務中のストレス耐性や、余暇のストレス発散も上手にできることが大事です。
対応力がある人
航空管制官は、決められたルールの中で淡々とこなす業務が多いですが、イレギュラーもアルアル。
天候の変動、フライトの遅延など、航空業界はトラブルが日常的に発生します。
どんな状況でも、臨機応変に対応していける人は向いているでしょう。
航空業界が好きな人
航空管制官は、飛行機の管制する仕事。
「航空業界が好き」という人なら、多くの命を預かる緊張感の中でも、大きなやりがいが感じられるでしょう。
スケールが大きく、ロマンを感じる業界です。
飛行機好きなら、難しい試験やストレスのある仕事も乗り越えていけるでしょう。
コミュニケーション能力がある
航空管制官は、パイロットや職場管制官、その他職員との連携を取りながら業務を遂行します。
コミュニケーションを持った人が、向いていると言えるでしょう。
また、外国人パイロット等とは、英語での情報共有となります。
ネイティブな発音を聞き取りながら、指示を出さなければならないので、高い英会話力は必須でしょう。
受験勉強が嫌いではない人
航空管制官は、航空業界に携わる国家公務員。
受験倍率も高く、狭き門の人気の職種になります。
膨大な試験範囲&英語分野の学習が必要で、受験勉強がキライでない人が向いていると言えるでしょう。
航空管制官はやめとけのタイプ!
反対に、「航空管制官はやめとけ」のタイプはこちら!
- 価値創造の仕事がしたい
- 淡々とした仕事は嫌い
- 給料の高い仕事に就きたい
- 受験勉強が得意ではない
航空管制官は、基本的に決められたルールに則って、航空機を管制していく仕事です。
トラブル対応などはありますが、淡々とこなしていく面もあります。
民間企業のように、「価値創造して、ガンガン利益を上げていこう」的な仕事のイメージを持つとツラくなるでしょう。
また、給料水準は「中の上」レベル。
現状では副業も不可ですし、大きく収入を伸ばしたいなら、大手民間企業等がオススメです。
ただ、公務員の中では、高い給与水準です。
公務員で高い年収を目指すなら、国家総合職もありですが、目指す収入レベルで判断すると良いでしょう。
航空管制官になるには、公務員試験でライバルたちから合格を勝ち取る必要があります。
「受験勉強が苦手」という方だと、なかなか難しいので、気合を入れて試験対策していきましょう!
航空管制官によくあるQ&A!
航空管制官によくある質問をまとめます!
航空専門官の出身大学は?
航空管制官採用試験は、大学卒業程度の試験区分のみで、受験資格は「大卒」「短大」「高専」卒業となります。
出身大学について、具体的な数字は公開されてませんが、航空系や英語が学べる学部の大学がベターでしょう。
とくに、英語力は航空管制官採用試験突破のキーとなります!
これらが学べる大学(一例)として、桜美林大学(航空管制コース)、都留文科大学(英語系)などは、有名どころかなと。
航空管制官はモテる?
航空管制官は、国家公務員という安定と、高めの給与水準で人気の職業です。
高い英語スキルが必要な職種であり、国際言語が話せるのは「かっこいい」というイメージもあるでしょう。
異性から「モテる」という傾向は、強くなります。
収入の安定なら航空管制官を目指せ!
航空管制官なら、収入の安定性の面で十分勝ち組。
航空業界のロマンと、多くの命を預かるやりがいもあるので、目指す価値は大アリでしょう!
航空管制官の目指し方!
航空管制官になるには、人事院・国土交通省が実施する「航空管制官採用試験」に合格して、内定を勝ち取ることが必要です。
- 航空管制官採用試験で合格
- 内定
航空管制官は、第3次試験まで行われます!
航空管制官試験の内容は、
- 筆記試験(教養・専門・外国語択一)
- 外国語試験(聞き取り・面接)
- 人物試験(個別面接)
- 適正試験・身体検査・身体測定
といったところ。
試験対策には、ざっくり1000~1500時間以上の勉強時間が必要となり、1年単位での取り組みとなるでしょう。
予備校が合格への近道!
航空管制官合格には、予備校の利用がオススメ。
(≫公務員予備校の必要性はこちらで解説)
膨大な範囲の学習が必要で、多くの受験生との競争になるため、試験内容・重点科目を把握し、効率的に学習を進めることが大切です。
やはり、試験対策のプロである「予備校」の利用が、合格への近道となるでしょう!
▼航空管制官向け予備校
航空管制官専用の予備校としては、僕の知る限りイカロス・アカデミーくらいかなと。
単願するなら受講もありですが、他の公務員を併願するなら、LECなどの有名予備校がオススメです。
LECで公務員試験対策を進めつつ、航空管制官用の問題集をそろえて学習するのもありでしょう!
まずは情報収集から!
航空管制官が気になるなら、まずは情報収集が大切。
仕事内容や、試験内容&日程等はよくチェックしておきましょう!
航空管制官の仕事や、試験内容が分からないと、判断できないもんね。
公務員の情報収集なら、手っ取り早いのは予備校の資料請求。
「予備校の資料請求って、入校のための広告パンフレットでしょ?」
と思う方もいるかもしれませんが、予備校によっては、広告だけでなく「公務員&試験情報の詰まった冊子」ももらえたりします。
予備校資料は無料でもらえるし、公務員試験の全体像を把握するのにオススメ。
公務員を目指すかお迷いなら、最初にもらっておくと良いかなと思います!
(※航空管制官専用の予備校は少ないため、公務員試験全般の情報収集になります)
- 公務員試験の流れや対策など「全体像」が把握できる!
- 予備校の学習内容や料金が分かる!
とくに、通信講座のクレアール ・大手LECの資料請求(無料)はオススメどころ。
公務員試験情報の掲載が多いので、公務員を目指そうと思ってるなら、まずはチェックしてみると良いでしょう。
まとめ
航空管制官はストレスも大きく、「やめとけ」というネガティブな声もありますが、やりがいや収入面でのメリットは大きいです。
世間の給与水準に比べたら、航空管制官は勝ち組!
仕事内容を見て「自分は向いている」と感じるなら、航空管制官就職を目指すと良いでしょう!
まずは、情報収集して、
「航空管制官にやりがいを感じるか」「試験対策ができそうか」
など、公務員の全体像をチェックすることをオススメします!
▼公務員に興味がある方にオススメ!
(※試験の全体像把握に予備校の資料が使える!)
僕がオススメする資料は、以下の2社!
≫クレアール(公式HP)
⇒公務員試験の全体像が分かりやすい!
※航空管制官専用コースあり
≫LEC公務員講座(公式HP)
⇒試験対策ノウハウが参考になる!
※航空管制官にも強い