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【公務員の退職】申し出する時期や流れは?【辞める時の注意点も含めて解説します!】

公務員の退職
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~本記事で解決する悩み~

  • 公務員退職の申し出をするおすすめ時期は?
  • 公務員退職の流れは?
  • 公務員を辞める時の注意点ってある?

公務員を退職しようと思っていますが、いつ申し出るとよいでしょうか?

辞める時の流れも含めて教えてほしいです。

そんな疑問にお答えします!

公務員で退職を考える方は、

「いつ辞めたいって言えばいいんだろう・・・?」

「誰に退職を申し出ればいいんだろう・・・?」

という疑問を持つ方も多いかと思います。

退職は決して悪いことではないですが、職場や人事担当に少なからず迷惑をかけてしまうことになるので、申し出の時期や手順はしっかりチェックしておくと良いですね。

本記事では、公務員を辞めたいと思ったときのおすすめ申し出時期&退職の流れ、注意点等を紹介します。

市役所退職経験のある僕が、公務員退職の流れを徹底解説するので、ぜひ参考にしてみてください!

ラピ
ラピ

退職はパワーを使うことですが、流れを把握すれば少しは気が楽になります。

ぜひ最後までお読みいただき、公務員退職の全体像をチェックしておくと良いでしょう。

▼公務員をいつ辞めようか迷っている方はこちら!

市役所入庁の辞令
市役所入庁の辞令

【経験談】僕が市役所を辞めたときの退職申し出時期は?

退職願のイラスト

まず、僕自身の経験からお話しします。

僕が市役所を退職したのは4月末でしたが、4月上旬に引き継ぎだけして中旬以降は有給を取らせてもらいました。

4月からの人員構想に僕はないため、基本的には3月末での退職のような位置づけになるかと思います。

このとき、退職を申し出た時期は2月中旬でした。

人事異動の構想がだいぶんできてきている時期だとは思ったので、申し訳ない気持ちもありましたが、人事的にはまだ軌道修正できる範囲内ではあるとのことでした。

この辺の都合は、「退職者の役職」や「人事異動先が出向であるか」といった条件によっても変わるみたいです。

【公務員退職】申し出時期は誰もが悩みどころ!

退職を考えたときに、いつ言うかはとても迷うところです。

最初に結論を言っておくと、職場や人事側のことだけ考えると、退職の申し出時期は「なるべく早く」というのが正解かと思います。

しかし、辞める本人にとって、早く言い過ぎるのは大きなデメリットにもなりますよね。

  • 職場や上司に退職することがバレると、辞めるまでが気まずい。
  • 状況の変化や気が変わったときに、退職を撤回しにくい。

退職する日まで働かないといけない職場ですし、もしかすると状況が変わる場合があるので、申し出時期をなるべく遅くしたいと思う方が多いのではないかとおもいます。

こういった背景もあって、非常に難しい問題ですよね。

では、実際のところ、いつ申し出るとよいか詳しく見ていきましょう。

【公務員退職】おすすめの申し出時期はいつ?

まず、退職の申し出時期については、「原則論」と「現実問題、いつ言うべきか」というのに分かれると思います。

原則論では?

まず、原則論です!

公務員の退職では、各職場(各自治体等)で決められたルールに従いましょう!

公務員には退職に関する決まりがあり、「退職したい場合、いつまでに届け出る必要があるか」が定められています。

僕が勤めていた市役所の場合、退職希望の1か月前に言えば(退職願を出せば)、問題ないとのことでした。

これは、あくまで原則となります。

この期間については、各職場(自治体ごと)の規則によって異なるようです。

まずは、自分の職場(自治体)がどのようなルールがあるかを調べてみましょう!

分からない場合は人事担当に聞くとすぐ分かるかと思いますが、なかなか聞きづらい状況なら調べようがなくなります。

余裕を持って申し出るようにするしかないですね。

この場合、あくまで目安ですが、1か月以上前なら規則には反しない可能性が高いと思います。
(※自治体によって異なりますので、これ以上は何とも言えません。)

いちおう、民法上の退職に関する定めは「2週間前に申し出ればOK」というのはありますので、それ以上に極端に長く設定していることはないかと思います。

国家公務員なら、書面で辞職を申し出れば、原則は承認されるとなっているようですが、退職辞令という「上からの行政行為」がないと最終的に辞めることはできないとなっています。

転職先が決まっている場合であれば、早めに申し出て、転職日に合わせて退職できるよう粘り強く話していかなければなりません。

(辞職)
第五十一条 任命権者は、職員から書面をもつて辞職の申出があつたときは、特に支障のない限り、これを承認するものとする。

引用:人事院規則八ー一二(職員の任免)

現実問題いつ言うか?

次に、現実問題いつ言うかです。

公務員の場合、退職をいつ言えばいいかは退職時期にもよるかと思います。

~パターン➀:年度末での退職の場合~

年度末での退職は、人事異動の調整にも大きく関わります。

僕自身は市役所に勤めていたのですが、市役所の場合は人事異動の調整は、

部長級⇒課長級⇒係長級・役職なし

の順番で決めていくことが基本になります。

出向がある場合は、部課長の順番に関係なく先に調整したりもします。

そのため、僕のように役職なしの職員であれば、2月中旬の申し出で、なんとか大丈夫のようでした。
(※2月の半ば過ぎに人事担当と話したら、人事異動の構想ができつつあるが、まだ上にはあげていないとのことでした。ただ、もう少し早い方がよかったなと思いました。)

あまり早く申し出ても、それ以降の仕事がしにくくなりますが、人事異動の調整の最中では大きな迷惑がかかるので、なるべく早く伝えるのがよいでしょう。

僕の感覚としては、年度末に辞める場合、2月に入るまで(1月中)には言っておくとよいかなと思いました。

できれば年明けには言っておくと、組織としては助かると思います。

また、年度末は何かと忙しい時期だと思うので、有給消化が難しくなる可能性があります。

もし、有給がたくさん残っている場合は、逆算して有給消化できる日程で申し出る必要がありますし、早めに少しずつ取っておき、最後に残し過ぎないことをおすすめします。

~年度末退職なら~

⇒遅くとも1月中に行っておくことがおすすめ!
※有給消化したいなら、より早い方がよい!

~パターン➁:年度末以外での退職の場合~

この場合でも、基本的には早めに申し出るべきです。

行政組織としては、一人退職したからといって、簡単に人員募集して入れることができません。

様々な公務員をイメージしたイラスト

また、他の部署から異動といっても、それほど余剰人員がいない場合がほとんどでしょう。

そのため、人事側も人員配置に工面しなければいけませんし、どこかの部署は一人減員になりますので、その体制を作るのに時間を要します。

そのため、退職の申し出は、2か月前にはするとよいでしょう。

有給消化したい場合は、さらに余裕を持って言っておかないと、休みづらくなります。

退職の申し出は、なかなか言いづらいことになりますが、勇気を持って早めに退職を申し出ることをおすすめします

~年度末以外の退職なら~

⇒2か月以上前に行っておくことがおすすめ!
※有給消化したいなら、より早い方がよい!

【人事側事情】公務員の退職はいつがありがたいか?

ここからは、僕が公務員を退職するにあたって、いろいろとぶっちゃけ話を担当者に聞いてみたことを紹介します。

あまり内部事情を話しすぎるのはよくないなので、差しさわりのないことだけですが。

まず、退職時期として人事側がありがたいのは次の時期です。

~退職時期~

「退職時期については、基本的に年度末である3月に退職というのがありがたい」

~理由~

「4月に大きな人事異動があり、新入職員の配置や年度末での定年退職もある。人員配置上、3月末のキリのよい時期に退職してもらうのがやりやすい。」

ただ、退職の場合、どちらにしても一人減員になるため、どこかの部署は負担を負うことになり、人事側も悩みます。

なので、一番ベストなのは、翌年度新入職員の選考時期に申し出て、年度末まで働いてもらうというのがいいみたいですね。

それなら、退職者の分の採用を増やすということもできるからです。
(※ただ、そんな半年以上前から申し出て働き続けるのは気まずいですし、そんな計画的には難しいでしょう。現実的ではないとは思います。)

公務員を退職する流れを解説します!

ここまでは、退職の申し出をする時期について解説してきましたが、ここからは退職する場合の流れを紹介していきます。

僕の経験上の話も含めて、実際に退職する際のイメージをつかみやすいように紹介していきます。

  1. 退職を決めたら、2か月以上前に直属の上司に申し出る(相談する)
    ※この時点では退職願はまだ出さない
    • 係長⇒課長⇒(部長)の順番に話すのがおすすめ。
    • 退職理由や希望退職時期、有給消化などについてしっかり話しておく。
  2. 人事に申し出る
    • 退職理由
    • 退職時期の調整
    • 手続きについて確認
  3. 退職願を提出する
  4. 手続き上、人事に提出が必要な書類を作成・提出
    ⇒人事担当者が親切に対応してくれる場合と、様式を調べて出すように指示される場合あり。
  5. 引継ぎ関連
    • 引継書の作成&引継ぎ
    • 挨拶回り
      ⇒メールor直接など、方法は職場による!
  6. (最終日)辞令交付
  7. 退職

職場によっては、最初の申し出の段階でいきなり「退職願」を持っていく場合もあるかもしれませんが、根回しとして先に相談という形が基本かなと思います。

人事に話してしまえば、手続きなど分からないことは人事に聞けばOKですので、心配することはないです。

しっかり引継ぎして、気持ちよく退職できるようにしましょう!

その他公務員を退職する際の注意点!

間をあけずに再就職などの場合は、あまり気にしなくてよいかもしれませんが、とくに金銭面で注意しておいた方がよいことを紹介しておきます。

  • 公務員に失業保険はない!
    ⇒民間企業では毎月の給与から雇用保険料を支払っているが、公務員にはない。
    雇用保険法第六条(適用除外)のとおり。
  • 共済組合脱退による健康保険料等について!
    ⇒転職によって企業等で健康保険に加入しない場合、全額自己負担になる(通常は、勤め先があれば折半)。
    再就職しない場合は、「国保」・「家族の扶養」・「任意継続組合員」を選ぶことになる。
ラピ
ラピ

お金に関わることなので、しっかり理解しておくとよいですね!

公務員を辞めたいと思ったら行動は迅速に!

公務員を辞めたいと考えているなら、行動は早くすることをおすすめします。

公務員になると仕事柄のせいか、行動が「遅く」なります。

決して悪い意味ではありませんが、失敗が許されない世界で仕事しているため、リスクを恐れて考えすぎてしまうことはないですか?

その結果、とりあえずもう少し考えようと保留にしてしまい、なかなか動き出せなくなってきます。

なぜそんなことを言うのかというと、僕自身がそうだったからです。

民間企業から公務員に転職して約3年勤めましたが、この3年という期間で、自分自身でも行動が慎重になり、「遅く」なっているのを感じました。

僕はどちらかというと真面目なタイプ(!?)になると思うので、公務員の仕事は失敗しちゃいけないと考えてしまい、なかなか物事を進めることに臆病になっていたのです。

しかし、「それではいけない」と思い直し、公務員を辞めようと考えたときも、とりあえず「一歩踏み出す」=「何か始めてみる!」ことをしました!

まだ公務員を辞めようか迷っている段階の方も多いと思いますが、辞めるときの準備は並行して、すぐにでも始めていくべきかと思います。

すぐにでもやっておくべきことは、以下のとおりです。

~公務員を辞めたいならすぐにでもやっておくべきこと~

  • 転職したいと考えている人!
    ⇒転職サイトへの登録をして情報をすぐに集める!

  • フリーランスとして独立していきたいと考えている人!
    ⇒スキルアップがおすすめ!(転職にも活きる!)

最近は参入する人が多くなり、競争は激化していますが、フリーランスなら手っ取り早くブログ(アフィリエイト事業)を始めてみるのもありかと思います。

フリーランスを考えたら最初に読んでおくとよい本は「世界一やさしいフリーランスの教科書」です。
僕も独立時に読みました!

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リアルにフリーランスを考えると、何かと気になる「税金」のこと!
税金について気になる方におすすめの本はこちらです。

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Amazonサービスに、お得な電子書籍読み放題サービスがあります。

本を読む人なら、普通に買うよりダンゼンお得な値段設定なので、自己啓発や趣味としての利用におすすめです!

30日間の無料体験もあるので、とりあえず利用しとかないと損かと思います。

これらのことは、始めておいても何も損はないですし、「やっばり辞めるのをやめた!」というときは、あらためて公務員の仕事に集中すればよいのです。

また、公務員は思っているよりも狭い世界なので、こういったことにチャレンジしてみて情報収集をしておけば視野が広がります!

ぜひ、何か行動を始めて、あなた自身の「成長」や、「よりよい人生を歩んでいく」きっかけになればと思います!

まとめ

公務員を退職する際の、申し出時期や流れ等について紹介しました。

辞めると決めたら、基本的には早めに申し出るとよいでしょう!

有給消化をしたいなら、さらに余裕を持つとよいです。

ポイントをおさらいします。

  • 退職時期については、人事側としては年度末がありがたい。
  • 退職の申し出時期は、「原則はルールで定められるよりも前」、実際のところは「2か月以上前」がおすすめ!
    ※有給消化したいなら、より早めに申し出るのがよい!

「立つ鳥跡を濁さず」というように、円満退職できた方がお互いに気持ちがよいですし、その後の人生にも弾みがつきます!

職場に、なるべく迷惑がかけずに退職することを考えるようにしましょう。

では、あなたにとって良い退職となることを願います!

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