~本記事のテーマ~
- 公務員で仕事ができない人の特徴は?
- 公務員の仕事がうまくできないときの対処法は?
- 公務員は仕事ができないと異動するの?
仕事がうまくできなくてつらいです。
どうしたらいいでしょうか?
そんな疑問にお答えします!
公務員として勤めて、
「仕事がうまくまわらない・・・」
「仕事ができない・・・、もっとできるようになりたい」
というお悩みを持つ方もいるのではないでしょうか。
本記事では、公務員で仕事ができない人の特徴を分析し、その対処法を紹介します。
僕自身、民間から市役所転職経験がありますが、「仕事ができない」という概念は、少し異なるかと。
民間と市役所を経験した僕が、「仕事ができない人」について徹底解説するので、ぜひ参考にしてみてください!
【民間とは違う!】公務員で仕事ができない人の特徴!
さっそくですが、公務員で仕事ができない人の特徴について紹介します。
民間企業から見ると、よく「公務員は仕事ができない」と聞かれることもありますが、決してそんなことはありません。
そもそも、公務員と民間企業の性質の違いから、「仕事ができない」という概念は、それぞれで大きく異なるでしょう。
- 公務員・・・ルールに基づき、国や国民の生活を守る
- 民間・・・会社の資源を利用し、より利益を追求する
市役所と民間を経験した僕が、公務員で「仕事ができない人」の特徴を以下に紹介します!
- やる気がない
- 仕事を押し付ける
- 言われたことだけをやる
- 責任を押し付けたがる
- コミュニケーション能力がない
- 話が長い
- 頭が固い
- 自分で抱えすぎる
やる気がない
公務員の中には、そもそも「仕事にやる気がない人」がけっこういます。
民間企業のように、「売り上げをあげてやろう」「バリバリやって出世しよう」というように、公務員は仕事に熱がある人が少ないのかもしれません。
もちろん、公務員でも仕事への情熱がある人もいます。
一緒に仕事をしていると、どちらのタイプかはすぐ分かるでしょう。
やる気がない人は、仕事をしません!
特に、部下を持つような立場になってくると、下に仕事を振ってしまえば実務的にやることはほぼなくなります。
それにかまけて、一日ぼーっとしたり、パソコンでゲームしている人も実際にいるのが現実。
「口ばかりで行動しない人」が、このようなタイプかと思います。
仕事を押し付ける
公務員では、部下を持つようになる年代の人に多いですが、仕事を全て部下へ押し付ける、他の部署へ丸投げするということがよくあります。
もちろん指示系統として間違っていないです。
しかし、同じ係内で、ある人が業務をたくさん持っていて、連日深夜まで残業している場合でも、「担当だから」と上司から仕事を全て投げられることはアルアル。
その上、上司は定時帰り。
僕の市役所では、担当(部下)が深夜残業、上司は早々と帰っていく姿をよく見ました。
「仕事ができる人」や「がんばる人」に業務が集まり過ぎて、残業している人・早く帰る人はいつも同じといった感じになります。
いくら上司でも、全体をよくみて行動する(サポートする)といったことが大切ですね。
それが「仕事ができる人」でしょう。
言われたことだけをやる
公務員で、指示待ち人間は多いです。
自分からこうした方が良いのではないかと仕事を進めていくような人は、民間に比べるとかなり少ないと思います。
例を挙げると、資料を作るように指示があったとき、その資料だけ作って持っていき、「この部分は具体的にどういうことか?」と聞かれても、資料以外のことは準備しておらず答えられないといったことがあります。
これは、民間でも公務員でもあると思いますが、指示待ち人間は「仕事ができない」と言われるでしょう。
指示されていないことも先回りするようにすべきですね。
責任を押し付けたがる
公務員では、ミスが許されない雰囲気は強いです。
そのため、仕事ができない人は、責任になりそうな仕事はとことん避けようとします。
最悪の場合、上司から部下に丸投げして、責任を押し付けてしまうことも。
過去のミスについて、「あいつはあのときミスをした」と、けっこうほじくり返されることがあります。
出世争いが関わってくると、責任の押し付け合いは顕著になるでしょう。
責任がどうのこうので、仕事がスムーズ進まないこともしばしば。
仕事ができる人なら、リスクがあっても、どうやって解決するかを考えます。
コミュニケーション能力がない
公務員の仕事を進める上で、コミュニケーション能力は大事です。
報連相を含め、相手の話をしっかり聞き、適切な対応をしていく必要があります。
公務員の中には、「事務仕事」のイメージを持って入庁している方もいるかもしれませんが、コミュニケーション能力がないと「仕事ができない」と思われやすいでしょう。
話が長い
公務員の中でも、話をしていて「結局、何が言いたいの?」ということはありませんか?
仕事ができない人は、話の伝え方が分からず、長く話してしまいがちに。
公務員の仕事の中で、話の仕方はとても大切です。
報・連・相を含めて、人と関わりながら業務を進めるため、話し方は少しずつ向上させていくとよいでしょう!
話し方の基本は、
- 結論は先に!
- 要点を簡潔に!(具体的なことは聞かれてからでもOK)
頭が固い
仕事ができない公務員で、よくありがちなのが「頭が固い」こと。
よく「担当者の裁量」という言葉を聞くかと思います。
ざっくりとしたルールのもと、担当者によってOK⇔NGが変わることがあるので、注意が必要です。
とくに、部署間の調整程度のことであれば、裁量を使えるシーンは多いと思いますが、責任を恐れてなかなか仕事が進まないことも。
仕事ができる人は、全体の利益を考えつつ、機転を利かせながら仕事を進めます。
自分で抱えすぎる
公務員でまじめな人にあるあるなのが「自分で抱えすぎる」こと。
担当になった仕事を「自分だけでなんとかしよう」とするのは「できない人」の傾向です。
こういうタイプは、仕事を抱え込み過ぎて渋滞し、いつも残業してしまいます。
仕事はチームプレーで行うもの。
「この仕事はあの人に聞けばアイデアが出そう」「あの人ならこの仕事得意だから、お願いしよう」という感じで、協力を求めるのも大事です。
仕事を受けたとき、まずはやるべきことは、「人に振れる仕事を先に済ませる」ようにすると、スムーズに進めれるようになるでしょう。
仕事は、自分ひとりでやるものではないという意識が大切かと思います。
【公務員】仕事ができない人の異動事情!
公務員の人事異動は、基本的に年に1回、4月に行われます。
市役所の場合、4月異動が基本ですね。
仕事ができない人の異動事情についてもチェックしていきましょう。
仕事ができない人の場合、次の2パターンの異動となる傾向です。
- 同じ部署に長くいる
- すぐに異動になる
同じ部署に長くいる
公務員で仕事ができない人は、同じ部署に長くいる傾向があります。
同じ担当を続け、部署にとって大事な仕事は任せられていないことが多いです。
そういう人は、他部署にも良い噂はないため、人事異動の対象として敬遠されます。
他部署からの評価で異動うんぬんが決定されるわけではないですが、異動を担当する人事側も、やみくもに異動させるわけにはいかないでしょう。
やはり、「仕事ができない」と分かっている人を受け持つことになった部署からは、内々で苦情を入れるでしょう。
当たり障りのないように、「なるべく異動させない」措置が取られがちです。
すぐに異動になる
反対に、公務員の中では、仕事ができない人だと「すぐに異動する」場合もあります。
それは、「忙しい部署」や「難易度の高い仕事を受け持っている部署」の場合。
そういった重要ポジションの部署だと、仕事ができない人を残しておくわけにはいきません。
たいていの場合、「強い上長」がいて、人事に声をかけることが多いでしょう。
【仕事ができなくてつらい】異動したいときの対処法!
公務員の中には、「部署の仕事が合わない」「仕事がなかなかうまくできなくてつらい・・・」という方もいるかと思います。
そんなときは、異動すると心機一転がんばれることも。
仕事がうまくいかないときに無理をしても、「うつ病」などの病気になってもいけませんので、異動できるように行動しましょう。
市役所の場合、次のような方法があります。
- 異動希望を出す(自己申告書)
- 上司や人事課、職員組合に相談する
- どうしてもの時は休暇などの対応も検討する
公務員によって、異動希望の制度は異なります。
仕事がつらいときは、信頼できる上司や先輩に相談しましょう。
【公務員】仕事ができないときの対処法!
では、公務員で「仕事ができない」とお悩みの方向けに、対処法を紹介していきます。
割り切って楽する!
一つは、公務員なら「割り切って楽する」と考えるとよいでしょう。
公務員は年功序列の世界。
がんばっても大きく給料が上がることはありませんし、出世できる人は一握りです。
仕事ができないなら無理をせず、与えられた仕事をミスしないようこなしていくようにすればOK。
公務員の世界では、できる人に仕事が集まりますので、のらりくらり過ごすことができるでしょう。
ただし、仕事のやりがいという面では少なくなるので、1日の大半を過ごす仕事の時間をつまらないものにしてしまいます。
スキルアップを目指す
公務員で「仕事ができない」とお悩みの方は、スキルアップを目指すのもあり。
- 公務員の事務仕事につかえるスキルを上げる
⇒仕事ができる人になる! - 転職するためのスキルをつける
⇒あなたに合う仕事へとジョブチェンジする
これから長い人生の中で、スキルを付けておくのは大きな財産にもなります。
仕事をできないまま過ごしていくなんて、もったいないですね。
「前向きにやっていこう」と思う方は、スキルアップして自分磨きをしていきましょう!
まとめ
公務員と民間企業では、「仕事ができない」という定義が異なります。
仕事ができない人の定義は次のとおり。
- やる気がない
- 仕事を押し付ける
- 言われたことだけをやる
- 責任を押し付けたがる
- コミュニケーション能力がない
- 話が長い
- 頭が固い
- 自分で抱えすぎる
公務員の中で、仕事ができない人は異動事情もさまざま。
もし、「今の部署の仕事が合わなくて、うまくいかない」という方なら、異動できるように行動するとよいでしょう!
また、スキルアップして、「公務員の仕事のレベルアップ」や、「転職するためのスキル」を付けるのもあり。
より良い人生を目指して、これからの仕事を見直していくとよいでしょう!
▼仕事ができる人の特徴とは!