~本記事のテーマ~
- 東京都の特別区職員になるにはどうしたらいい?
- 特別区の採用試験ってどんな感じ?
- 特別区試験の配点割合は?合格点となるボーダーってあるの?
- 特別区の仕事内容は?

特別区の職員になるには、どうしたらいいですか?
採用試験や配点割合などの情報が知りたいです。

特別区を目指しています。
仕事内容はどんな感じでしょうか?
そんな疑問にお答えします!
特別区とは、東京都にある23の区のことを言いますが、都道府県で言う「市町村」の位置づけ。
地方公務員の中でも人気の高い職種ですので、採用試験の内容や配点、ボーダー(合格点)など、しっかり情報を把握しておきたいところです。
本記事では、特別区を目指す方向けに、
- 特別区の試験内容(試験科目・配点・日程等)
- 特別区の試験配点・ボーダー(合格点)の公表はあるか?
- 特別区の仕事内容
を紹介していきます。
民間⇒公務員転職の経験を持つ僕が、特別区の目指し方について徹底解説しますので、ぜひご参考にください!
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【特別区職員になる!】採用試験を徹底解説!

特別区の職員として働きたいなら、特別区人事委員会が実施する「特別区職員採用試験」に合格する必要があります。
地方自治体としての位置づけである特別区ですが、最初から各区で試験を実施するわけではありません。
特別区の採用試験の流れ

まず、特別区の採用試験について、ざっくり流れを紹介します。
- 特別区人事委員会が実施する試験に最終合格
- 採用候補者名簿登載
※高得点順 - 各特別区からの提示⇒各区での面接
※受験生の希望区を考慮し、高得点順に提示される - 採用内定・採用
※不選択(不採用)なら再度提示を待つ
採用候補者名簿の有効期間は原則1年間となり、各特別区で内定が得られなかった場合は、別の特別区での面接を受けることとなります。
特別区採用試験の区分・受験資格
では、特別区採用試験の区分や受験資格等を以下にまとめます!
~特別区採用試験・選考の概要~※一部抜粋
採用区分 | 試験区分 | 受験資格 |
---|---|---|
Ⅰ類 (大卒程度) | 事務 土木造園 建築 機械 電気 | 22歳以上32歳未満 |
Ⅰ類 (大卒程度) | 福祉 衛生監視 | 22歳以上30歳未満の人で、必要な資格・免許を有する人 |
Ⅲ類 (高卒程度) | 事務 土木造園 建築 機械 電気 | 18歳以上22歳未満 |
経験者採用 ※1級職 | 事務 土木造園 建築 機械 児童福祉 ほか | 60歳未満で、民間企業等における業務従事歴が、 試験受験日の属する年度の末日において、直近 10年中4年以上ある人 |
経験者採用 ※2級職 | 事務 土木造園 建築 機械 児童福祉 ほか | 60歳未満で、民間企業等における業務授時暦が、 選考受験日の属する年度の末日において、直近 14年中8年以上ある人 |
経験者採用 ※3級職 | 事務 土木造園 建築 機械 児童福祉 ほか | 60歳未満で、民間企業等における業務従事歴が、 選考受験日の属する年度の末日において、直近 18年中12年以上ある人 |
就職氷河期世代 | 事務 | 37歳以上53歳未満の人 |
特別区は、Ⅰ類(大卒程度)・Ⅲ類(高卒程度)・経験者・就職氷河期世代と採用区分が分かれ、試験区分によって受験資格が異なります。
特別区の採用試験日程は?

特別区採用試験の日程について見てみましょう!
参考までに、令和4年度の採用試験日程は次のとおり!
採用区分 | 申込受付 | 第1次試験 | 第2次試験 |
---|---|---|---|
Ⅰ類 (大卒程度) | 3/18(金) ~4/4(月) | 5/1(日) ※合格6/24(金) | 7/5(火)~ 7/14(木)の1日 ※合格7/26(火) ・8/3(水) |
Ⅲ類 (高卒程度) | 6/23(木) ~7/14(木) | 9/11(日) ※合格10/21(金) | 11/4(金) ・11/7(月) ※合格11/18(金) |
経験者採用 | 6/23(木) ~7/14(木) | 9/4(土) ※合格10/21(金) | 10/29(土)・ 10/30(日)・ 11/5(土)・ 11/6(日) ※合格11/18(金) |
就職氷河期 | 6/23(木) ~7/14(木) | 9/4(土) ※合格10/21(金) | 11/3(木) ※合格11/18(金) |
特別区の採用試験は、5月から始まり、11月中に最終合格が決まる日程となっています。
(※特別区からの提示による面接は最終合格後)
特別区の試験内容!

特別区は、採用区分・試験区分により、試験内容が異なります。
試験内容は、以下の表のとおり!
(※Ⅰ類のみ令和4年度要綱、その他は令和3年度要綱参照。)
採用区分 | 試験区分 | 第1次試験 | 第2次試験 |
---|---|---|---|
Ⅰ類 (大卒程度) | 事務 | 教養試験 専門試験(行政) 論文 | 個別面接 |
Ⅰ類 (大卒程度) | 技術系 ※保健師以外 | 教養試験 専門試験(技術) 論文 | 個別面接 |
Ⅰ類 (大卒程度) | 保険師 | 教養試験 専門試験(保険師) 論文 | 個別面接 |
Ⅰ類 (大卒程度) ※新方式 | 土木 建築 | 専門試験(技術系) 適性検査(知的能力) | 個別面接 |
Ⅲ類 (高卒程度) | 事務 | 教養試験 作文 | 個別面接 |
経験者採用 | 事務 児童福祉 児童指導 児童心理 | 教養試験 職務経験論文 議題式論文 | 個別面接 |
就職氷河期 | 事務 | 教養試験 議題式論文 | 個別面接 |
特別区の配点割合・合格点(ボーダー)
また、特別区の配点割合は非公表となってます。
合格点(ボーダー)なんかも公表されているわけではありませんが、公務員予備校などが受験結果の傾向を見て、5~6割と言われることが多いでしょう。
ただ、試験年度によって変化はありますので、余裕をみてボーダーを超えるようにしておきたいところですね。

各試験での配点比率が分かりませんが、最近は人物重視の採用傾向もあり。
面接での配点もしっかりあると思われますので、論文試験含めた二次試験対策は重要となるでしょう!
公務員予備校を利用する方なら、「模擬面接」等の面接対策が充実しているところは多いですが、独学なら予備校の「単科講座」等で面接対策を利用しておくと効果的です。
特別区の試験難易度(倍率)は?

特別区は人気の職種となり、試験難易度は高いです。
倍率は試験区分によってばらつきますが、事務職中心に合格突破が厳しい試験もあります。
~令和3年度「特別区」試験結果~
※一部抜粋
採用区分 | 試験区分 | 令和3年度 合格倍率 |
---|---|---|
Ⅰ類 (大卒程度) | 事務 | 4.8倍 (1,881/9,019人) |
Ⅰ類 (大卒程度) | 建築 | 2.6倍 (59/100人) |
Ⅰ類 (大卒程度) | 衛生監視 (化学) | 6.7倍 (7/47人) |
Ⅰ類 (大卒程度) | 保健師 | 1.8倍 (212/376人) |
Ⅰ類 (大卒程度) ※新方式 | 土木造園 | 2.5倍 (38/95人) |
Ⅲ類 (高卒程度) | 事務 | 【令和2年度】 9.8倍 (398/3,892人) |
経験者採用 (1級職) | 事務 | 【令和2年度】 8.0倍 (155/1,247人) |
経験者採用 (1級職) | 児童福祉 | 【令和2年度】 1.5倍 (11/16人) |
就職氷河期 | 事務 | 【令和2年度】 37.9倍 (40/1,514人) |
特別区のⅠ類(大卒程度)では~6.7倍、Ⅲ類(高卒程度)では9.8倍となかなか狭き門となっています。
経験者採用・就職氷河期採用もなかなか高倍率で、合格に向けて厳しい戦いとなるでしょう。
特別区の過去問は?
特別区試験問題の過去問は、「特別区人事委員会採用試験情報HP」にて公開されています。
2022年5月現在、HPには「令和元年~令和3年度」の3年分掲載されていますが、
- 教養試験
- 専門試験
- 論文試験
- 作文課題(Ⅲ類・障害者)
- 職務経験論文(経験者採用)
- 課題式論文(経験者・氷河期)
などといった各採用区分の試験過去問が、しっかり公表されているので、チェックしておくと良いですね。
各区役所でも閲覧は可能。
公務員試験対策に活用していきましょう!
特別区の仕事内容を紹介!

特別区の仕事内容について詳しくみていきましょう!
先にも紹介したとおり、特別区は東京都の「23区」のことをいいます。
都道府県で言う「市」の位置づけになり、一般的な市町村と同じような自治体として、区民に身近な行政を行う職場です。
ちなみに、政令指定都市の区は「行政区」のため、性質が異なります。
特別区で行う仕事とは?

特別区の仕事は、都道府県の市役所とほぼ同じになります。
- ごみ処理事業
- 健康保険事業
- 介護・福祉事業
- 教育・生涯学習事業
など、区民の生活に直結するような仕事内容です。
東京都と特別区の仕事内容の違いは、
- 東京都
⇒広域自治体。都の広域的な行政を行う。 - 特別区
⇒基礎自治体。市町村のように、区民に密接な行政を行う。
という管轄する区域・規模が異なります。
ただし、大都市の東京都では、一般的な都道府県⇔市区町村との関係とは違う部分も!
通常は市町村が行うような事務も、特別区ではなく、都が担当する場合があります。
特別区の初任給は?

特別区の初任給を見てみましょう!
以下の表にて、特別区の採用区分ごとに初任給をまとめましたが、「給料月額に地域手当を加えたもの」となります。
(※採用区分Ⅰ類のみ、令和4年4月1日の給料月額を用いる。その他は、令和3年4月1日現在のもの。)
採用区分 | 初任給 |
---|---|
Ⅰ類 (大卒程度) | 約220,400円 |
Ⅲ類 (高卒程度) | 約176,500円 |
経験者採用 1級職 | 約249,300円 |
経験者採用 2級職(主任) | 約297,900円 |
経験者採用 3級職(係長級) | 約356,700円 |
就職氷河期採用 | 約220,400円 |
この初任給金額のほか、各種手当類(扶養・住居・通勤・期末・勤勉等)を支給。
職務経験等がある場合は、一定の基準で加算される場合もあります。
【特別区に合格!】試験対策は予備校利用がおすすめ!

東京特別区は人気の公務員の一つであり、採用区分・試験区分によっては受験生も多く、高い倍率になります。
もちろん、独学で目指すことは可能ですが、より確実に特別区の合格を目指すなら、公務員試験対策のプロである予備校を利用して、効率的な学習に取り組んでいくことがオススメです!
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特別区におすすめの予備校!
特別区を目指すなら、地方上級を目指すコースを持つ予備校を選ぶとよいでしょう!
地方上級は人気の公務員であり、たいていの予備校では、目指せるコースは準備されているかと思います。
「特別区」専用のコースカリキュラムがあればバッチリですが、他の公務員の併願も考えて選んでいくと良いですね。
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特別区の試験直前期には、過去問対策も重要です。
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まとめ
特別区とは、東京都の23の区のこと。
都道府県にある市町村と同じ位置づけであり、仕事内容は区民に密接な業務となります。
特別区の採用試験は、地方上級試験レベル(Ⅰ類)となり、確実に合格を目指すなら公務員予備校を利用するなど、しっかり試験対策を行っていくことが重要です。
特別区を目指す方におすすめの予備校は、オンライン講座「アガルート」や、大手「LEC」といったところ。
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