
公務員を目指しています。
予備校をどこにしようか迷っていますが、通学と通信はどっちがいいのでしょうか?
そんな疑問を持つ方向けの記事です。
公務員試験対策は、膨大な量と難解な問題もあって勉強の進め方が難しいですよね。
そのため、予備校を利用する人も多いと思いますが、通学と通信はどっちがいいの?と、とても迷うことと思います。
本記事では、この疑問に対して具体的にどう選んでいくとよいか解説していきます。
◎通学、通信のメリット・デメリットを紹介!
◎通学、通信をおすすめする人はこんな人!
公務員の予備校は通学と通信どっちがいいの?

突然ですが、あなたは次のどちらに当てはまりますか?どちらに当てはまるかで、予備校を通学か通信にするか大枠が決まります。
- 今までも塾などに通って勉強してきたし、その方が集中できる!
⇒予備校に通学する! - 今までの受験でも自分で勉強ができていた!
⇒通信(または独学)を選ぶ!
勉強に集中できる環境というのは人それぞれなので、基本的には予備校の選ぶとき、あなたの勉強スタイルで決めればOKです。
ただし、通学、通信制ともにメリット・デメリットはあるので、そこはしっかり押さえて選ぶようにしましょう。
もし、通信でも通学でもなく独学を選ぶ場合に注意したいことは、効率的に勉強が進められるかどうかです。公務員試験対策は、長い道のりにもなるので勉強効率がものを言います。
通学、通信どちらにしても予備校というのは、公務員試験に対して十分研究しており、いわゆるプロが勉強法を組んでいます。そのため、プロの勉強法をうまく取り入れて勉強していけば、間違いなく力はついていきます。

僕は公務員試験を独学で突破しましたが、やはりプロの勉強法を取り入れている相手と勝負するのは、正直なところガチンコ勝負になりますので、厳しい戦いになるのは必至です。金銭的な都合もあると思いますが、予備校という手段を取り入れるのは、公務員合格へのかなり有効な手段だと思います。
ただし、独学のもっともメリットと言えることは、一番自分のペースで勉強できるという点です。スー過去など、かなり研究された優秀な参考書もたくさん出ているので、十分戦えるとは思います。独学で行くと決めた人は、ぜひ前向きにコツコツがんばっていってください。
以下、参考記事ですが、公務員の教養試験対策で使える参考書をまとめています。市役所用の記事となっていますが、ほとんどの公務員の教養試験で使える参考書ですので、興味があればご参考にいただくとよいかと思います。
少し話がそれましたが、通学と通信はどっちがいいかという点について、それぞれのメリットやデメリットもあげながら、もう少し掘り下げて解説していこうと思います。
【公務員試験対策】通学制のメリット・デメリットとは?

では、まず通学から解説します。
通学のメリットは次のとおりです。
- 生の講義のため、理解が深まる。
⇒家で参考書を眺めていたり動画をみるよりも、生の講義の方が集中力は増す。質問も授業の合間にできる。 - 重要な試験情報を仕入れやすい。
⇒講師の説明でポイント部分のメリハリが分かりやすい。最新の試験情報や、重要情報をポロっと教えてくれることもある。 - 自習室を自由に使える。
⇒自習室を使って勉強できる。家で勉強するより集中力しやすい。
こんなところでしょうか。
逆にデメリットは次の点かと思います。
- 通学の時間がもったいない。
⇒通学時間はロスになる。 - 予備校のペースに合わせないといけない。
⇒自分に不要な部分も講義を受けることになる。 - 費用が高めになりがち。
どうしても、通学するということは、
●行き帰りの移動時間
●出かけるための準備
●授業までの待ち時間、休憩時間
これらの時間は、はっきり言ってムダなので、移動中はスマホで動画授業の聞き流しをするなどして、なるべく無駄な時間は減らしていきたいですね。
校舎が近くにない場合、電車なんかで行くこともあると思いますが、満員電車での通学になると体力・気分の消耗にもなります。
通学制の予備校を選ぶなら、移動時間や手段なんかも注意して検討しましょう!
【公務員試験対策】通信制のメリット・デメリットとは?

続いて通信について解説します。
通信のメリットは次のとおりです。
- 通学の時間がない。
⇒ある時間を全て勉強につぎ込める。 - 自分のペースで勉強できる。
⇒苦手や重点的にやりたいところなど、自分に合わせて取り組める。不要なところは、さらっと終わらせれる。 - 映像授業がいつでも繰り返し観れる。
⇒分からないところは繰り返し学習できる。 - 費用が安め。
通信の最大のメリットは、時間効率がいいことです。プロの勉強法を取り入れながらも、通学せずに家のパソコンを開いてしまえば勉強が始められます。
通学の予備校で、移動時間を工夫して勉強しても、家庭学習で完結する通信制とは効率も全然違うので、通信講座をうまく利用して勉強を積み重ねれば一年後には大きな差となるでしょう。
僕自身は独学派ですが、中学生の頃は通信教育の進研ゼミを利用し、効果的なバックアップのもと成績がぐんと上がっていましたし、個人的には、「時間効率最強の家庭学習×通信講座というプロの勉強手法で効率的な勉強」は受験する上で最強になるかと思います。
逆にデメリットは次のようなところです。
- 進め方は自分次第になる。
⇒自分で計画的に進めていく必要がある。 - 分からないときにすぐ質問できない。
⇒自分で理解しながら進められればいいが、難題や苦手の分野は克服しにくい。
通信制は自分のペースでの学習になるため、自分でもしっかり進められる人ならいいですが、メリットにもなりデメリットにもなる点ですね。
分からない問題についてはすぐ質問はできないものの、映像授業を繰り返し聴くことはできるので、諦めずに粘り強くがんばれる人ならいいですね。
予備校の通信、通学をそれぞれおすすめする人は?

予備校の通信と通学のメリット・デメリットはありますが、それぞれをおすすめするタイプの人をまとめると次のとおりです。
~通学がおすすめの人~
- 大学生の中で時間に余裕があるひと
⇒せっかく予備校に申し込んでも通えなければ意味がない。十分な時間があり、無理のないスケジュールを組めることが重要。 - 社会人で公務員に向けて退職していて時間に余裕があるひと
⇒せっかく予備校に申し込んでも通えなければ意味がない。十分な時間があり、無理のないスケジュールを組めることが重要。 - 今までの受験勉強で、独学や通信教育で成果を残したことがない人
⇒独学や通信教育で成果を残したことがないなら、人生にとって大きな意味を持つ公務員試験で通信の初チャレンジはおすすめしない。 - 難関の公務員を受験する人
⇒難関受験を目指すなら、試験の難易度が上がり出題傾向も特殊になってくるので、通学してしっかり講師の指導を受けた方がいい。
~通信がおすすめの人~
- 大学生でも講義や実習が忙しい人
⇒通学の時間が取れない場合は、通信一択(または独学)。 - 社会人で働きながら公務員を目指す人
⇒通学の時間が取れない場合は、通信一択(または独学)。 - 今までの受験勉強で、独学や通信教育でも成果を残したことがある人
⇒独学や通信教育で実績があれば、通信制でチャレンジする方が時間効率はよい。 - 予備校が近隣にない人
⇒通学に時間がかかるようなら、時間ロスが大きいため通信一択(または独学)。
こんな感じになります。
予備校選びはその後の勉強に大きな影響を与えますので、メリット・デメリットやそれぞれの特徴を押さえて、慎重に選んでいきましょう!
とは言っても、個人的には予備校は有名どころをおすすめします。実績あるところを選べばまず間違いないかなと思いますし、逆に実績ないところはこわいですね。
おすすめの予備校について詳しく知りたいという方は、別記事でまとめていますので、下の記事をご参考にいただくとよいかと思います。
通信制に興味がある方は、おすすめの予備校をまとめている記事があるので、下の記事をご参考にいただくとよいかと思います。
まとめ
公務員試験対策をしていく上で、予備校の通学、通信の選び方を紹介しました。
通学にするか、通信にするかは大きな選択になるので、それぞれのメリット・デメリットと特徴をしっかり押さえて、自分にぴったりの学習スタイルを選んでいきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
あなたの公務員試験対策の参考になれば幸いです。
~公務員予備校のおすすめ~
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