~本記事のテーマ~
- 市役所って激務なの?
- 市役所は暇な部署もあるの?
- 市役所職員ってオススメ?
「市役所は激務」って聞くこともありますが、本当なのでしょうか?
市役所って、暇な部署もありますか?
そんな疑問にお答えします!
市役所は、「安定の公務員の中でも難易度低め」「地元で働ける」などの面で、人気のある地方公務員!
地域住民の方と密接に関わりながら働けるため、やりがいのある職種ですが、「激務」と聞くことも。
市役所職員の実態が「激務」なんて聞くと、ちょっと不安になるよね・・・
市役所の仕事は「激務」というのは、結論、半分本当!
部署によって、「激務⇔楽」の差が激しいというのが答えです。
本記事は、市役所の激務問題について徹底調査し、仕事の実態を紹介します。
市役所転職&日々忙殺された経験のある僕が、市役所の激務実態を徹底解説するので、ぜひ参考にしてみてください!
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【経験談】市役所の激務事情を徹底解説!
さっそくですが、市役所の激務事情について紹介していきます!
民間企業&市役所に勤めた経験から、職員の激務具合を解説していきたいと思います!
【経験談】市役所の実態は激務!
まず、市役所は激務があります!
僕が転職で入った市役所では、入庁から忙しい部署に配属させられました。
社会人経験があったので仕方ないですが・・・
他の職員からも、「1年目から配属なんて・・・」と励まされることが多かったです。
ただ楽な部署があるのも事実!
ただし、市役所には「天国」と言われる楽な部署もあります。
楽な「部署」もそうですが、担当によっても仕事量は大きく異なるところです。
▼激務⇔天国の例
- 税務課は定時帰り⇔財政課は毎日残業
- 同じ課でも係によって激務
(例)A係は残業地獄、B係は毎日定時帰り - 同じ部署でも4人中1人だけ残業地獄
業務配分がヘタクソ過ぎって思うかもしれませんが、けっこうそんな感じはあります。
公務員の「縦割り」文化は根強く、暇な部署でも、「それはうちの部署がやる仕事じゃない」って、業務のなすりつけ合い的な風習もあるのが現実です。
部署の当たり外れを楽しむべし!?
市役所職員になったら、部署の当たり外れを楽しむくらいが良いです。
3年に1回程度のペースで、人事異動に引っかかるため、いわゆる部署ガチャ状態に。
激務部署も天国部署も、いつまでもいるわけではないので、一喜一憂しない方が精神的にも楽です。
激務部署になっても、「うわっ、○○課やん!!」って同僚に愚痴りながら、やり過ごしていくと良いでしょう。
とは言っても、やはり激務部署に当たるとキツイです・・・
市役所職員になるなら、激務は覚悟しておいた方が良いかと思います!
市役所の激務部署ランキング!
では、市役所の激務となりやすい部署を見ていきましょう!
僕自身、市役所時代は激務部署でしたので、深夜帰りも何度も経験しています。
そのため、帰り際に「いつも夜遅くまでやっている部署」は把握していますし、総務の仕事で全庁的につながりが多い仕事をしていたのもあり、他部署の人からの情報も。
そんな経験から、市役所の激務&楽な部署を紹介していきます。
市役所の激務部署上位ランキング!
市役所の「激務部署ランキング」とまではいきませんが、以下に激務度ごとに忙しい部署を分けて紹介していきます。
以下、参考にしてみてください!
▼年中ほぼ激務
- 財政
⇒市全体の予算・決算を統括。業務量は膨大。 - 人事
⇒市全体の人事面を統括。給与・手当、教育、福利厚生、採用など業務量は膨大。 - 国民健康保険
⇒市の管轄である国保に関わる業務。窓口対応、事務作業量が膨大。 - 商工観光
⇒市のイベント開催、商工会との連携、中小企業支援などの業務。祭りなどのイベントがあるときは残業や休日出勤もあたり前。
▼まあまあ激務
- 市民病院関連(庶務・施設)
⇒市民病院の経理や施設保全といった業務。業務の量は多いし、医師との連携もあって辛いこともある。 - 児童・子育て関連
⇒市内にある保育園・児童施設等の多くの施設管理や児童手当など、業務量は膨大となる。 - 教育関連
⇒市内にある学校施設の管理など、業務量は膨大となる。 - 高齢介護関連
⇒高齢者福祉、介護保険料、要介護認定などに関わる業務。窓口対応や事務量が膨大。 - 後期高齢者医療
⇒後期高齢者医療に関わる業務。窓口対応、事務作業量が膨大。
▼辛い系
- 生活保護関連
⇒生保申請の受付、調査、訪問といった業務。お金のことなので揉めやすく、クレーム&声を荒げられることもしばしば。 - 道路管理
⇒市内の道路管理や境界確定の業務。申請やクレームなども多く、境界確定は市民の財産(土地)が関わるため揉めやすい。 - 管財
⇒市役所庁舎の管理、公用車・物品等の管理、市町村内の土地管理など幅広い業務。担当者の数によっては激務になる。
代表的な激務になりやすい部署は以上のとおりですが、その他は時期によって忙しい部署ももちろんあります。
基本、年度末・年度初め・予算作成の時期などは、どこの部署も残業が多くなりがちですので、覚悟しておきましょう。
【実は楽すぎ!?】市民税関連は激務じゃない!?
ちなみに、「市民税関連が激務」という人もいます。
個人的には、激務部署ではなく、「当たり」の部署かなと。
市民税関連は、確定申告の時期とその後1~2か月は膨大な事務量になりますが、それ以外の時期はほとんどやることはなくなるでしょう。
確定申告関連は、市役所としても重要な業務。
そのため、繁忙期に備えてそれなりの人数をそろえている自治体が多いので、閑散期は「楽すぎ」とまでは言いませんが・・・って感じですね。
自治体によっても、人数配分は異なるので、市役所ごとで激務度は異なるでしょう。
閑散期の業務調整(担当変更など)を行っているところはあるかもしれませんが、そうでないところは多いかと思います。
【暇!?】楽な部署といえばココ!
それから、どの自治体でもたいてい「天国(楽)」といわれる部署もあります。
- 支所・出張所
- 図書館
- 美術館
などといった本庁から出た「外部機関の部署」になれば、仕事は基本的に楽。
ほとんどやることなく、楽すぎな部署もあるようです。
仕事もほどほどで暇な日もあり、ほぼ定時帰りの生活が送れるのではないかなと思います。
【口コミ】市役所が激務という声を集めてみました!
市役所職員について、「激務」という声をSNSから集めてみました!
実際に市役所を経験した人からも、「激務」という声は多く見られます!
- 激務で4か月で辞めた
- できると思われると激務に!?
- 超激務部署と暇な部署の現状
激務で4か月で辞めた
2023年、頑張って入った公務員の世界。努力を嘲笑うかのように市役所は激務でした。4ヶ月で辞め、自信を大きく失い絶望しました。
— 公務員4ヶ月で辞めた@えらチャンネル (@nowhere_erach) December 31, 2023
しかし、そこから経理の世界へ。
難しいと言われる簿記2級も取得しました。
悪いことがあったから得られたことがある。2023年辛かった人はそう思ってみて欲しい。
市役所が激務で、すぐに辞めてしまったという声もあります。
せっかく難しい試験を突破してなれた公務員なので、なるべくは長く続けたいところ。
市役所職員を目指すなら、ミスマッチが起きないようしっかり情報収集しておくと良いですね。
できると思われると激務に!?
てか。市役所の激務部署も同じ!!
— hana@元公務員 (@komuinyameta) November 24, 2018
趣味も家族も犠牲にして当然?自分の健康も。
まったり部署を渡り歩くには、少しでも"できる"と思わせてはいけない。
僕の経験上、市役所では、激務と天国の差が大きいです。
この口コミにもあるとおり、「できる」と思われると仕事が集中する危険性はあるでしょう。
僕の市役所でも、「できる」と言われる人は、
どんどん忙しい部署で活躍する感じはありました。
がんばれば出世にもつなりやすくなるので、個々の仕事の価値観によるところでもあるでしょう。
ただ、「できない人」だからといって、激務から完全に逃れられるわけではありません。
そのときに与えられた仕事がしっかりこなせるよう、自己研鑽を進めておくと良いでしょう。
超激務部署と暇な部署の現状
私、気づいちゃいました。
— Kato@仕事サボりのプロ (@Kato63659283) October 14, 2022
弊市役所には優秀な職員ばかり配属される超激務部署と、メンタル病んだ人ばかりが配属される暇な部署があります。
んで、どの部署で働いても給料は同じみたいです。びっくりですよね。
市役所の【激務部署⇔暇な部署問題】は、よく見られる声!
僕の印象からも、この口コミのとおり、メンタル病んだ人や、仕事をしない人が集まるような部署はあるでしょう。
「仕事をしない」ような人が集まる部署でも、いわゆる”精鋭部隊”が何人かいたりすることも。
そういった人が、がんばって業務を回すことになります。
おはようございます!
— とーりー(辻タカシ)@取材・SEOライター (@run_street_2021) October 12, 2021
市役所で、明らかに人手の足りてない部署は、何年たっても永遠に人が足りない状態が続いている。
一方で、暇な部署の人は、ずっと暇そうにしている。
人事課「残業時間減らしましょう!!(我々はするけど。)」
これがほとんどの役所で発生してる怪奇現象。
市役所の激務部署はココ!
「市役所=激務」ではなく、部署によって忙しさは異なります!
激務部署&業務内容について、ざっくりチェックしておきましょう。
▼年中激務
激務部署 | 業務内容 |
---|---|
財政 | 市全体の予算・決算を統括。業務量は膨大。 |
人事 | 市全体の人事面を統括。 給与・手当、教育、福利厚生、採用など業務量は膨大。 |
国民健康保険 | 市の管轄である国保に関わる業務。 窓口対応、事務作業量が膨大。 |
商工観光 | 市のイベント開催、商工会との連携、中小企業支援などの業務。 祭りなどのイベントがあるときは、残業や休日出勤もあたり前。 |
▼まあまあ激務
激務部署 | 業務内容 |
---|---|
市民病院関連 (庶務・施設) | 市民病院の経理や施設保全といった業務。 業務の量は多いし、医師との連携もあって辛いこともある。 |
児童・子育て関連 | 市内にある保育園・児童施設等の多くの施設管理をする。 児童手当などもあり、業務量は膨大となる。 |
教育関連 | 市内にある学校施設の管理など、業務量は膨大となる。 |
高齢介護関連 | 高齢者福祉、介護保険料、要介護認定などに関わる業務。 窓口対応や事務量が膨大。 |
後期高齢者医療 | 後期高齢者医療に関わる業務。 窓口対応、事務作業量が膨大。 |
▼辛い系
激務部署 | 業務内容 |
---|---|
生活保護関連 | 生保申請の受付、調査、訪問といった業務。 お金のことなので揉めやすく、クレーム&声を荒げられることもしばしば。 |
道路管理 | 市内の道路管理や境界確定の業務。 申請やクレームなども多い。 境界確定は市民の財産(土地)が関わるため揉めやすい。 |
管財 | 市役所庁舎の管理、公用車・物品等の管理、市町村内の土地管理など幅広い業務。 担当者の数によっては激務になる。 |
市役所職員はメリットもある!
市役所の激務問題に、「やっぱ職員になるのは止めようかな」という方もいるかもですが・・・
市役所職員には、メリットもあるので、トータルで検討すると良いでしょう!
僕の経験上も、市役所に勤めてよかったという面はあるので、紹介していきます!
- 安定的な収入
- 福利厚生が充実している
- 市民のための仕事でやりがいがある
安定的な収入
市役所職員なら、安定した収入が得られます。
- 給料に大きな変動はない
- 安定的に昇給&ボーナス支給(退職金も充実)
- 経済情勢が変わっても「中」くらいのポジションはキープできる
「給料が少ない」という人もいますが、生活水準の理想をどこに置くかだけ。
一般的な給与水準と比較すると、市役所職員の収入は勝ち組と言えます!
市役所 (全体) | 国家公務員 (全体) | 地方公務員 (全体) | 民間企業 | |
---|---|---|---|---|
平均年収 | 約647万円 | 約677万円 | 約658万円 | 458万円 (正社員523万円) |
平均年齢 | 42歳 | 42.3歳 | 42.1歳 | ー |
※給与水準算出根拠
- 国家公務員は平均給与より算出
(※参照:R5人事院資料) - 市役所・地方公務員は平均給与より算出
(※参照:R4総務省資料) - 賞与は国家公務員4.4か月分を基準とする
- 民間企業の平均年収は国税庁令和4年分統計参照
中には、
「公務員だからって、これからの社会は分からない」
なんて意見もあり、「本当に市役所でいいのかな?」と不安を持つ方もいるかと。
結論、公務員が破綻するようなときは、どんな職種にいても危機的状況のとき。
なんだかんだ、公務員である安心感はトップクラスと言えるのではないでしょうか。
福利厚生が充実している
市役所などの公務員は、福利厚生が充実しています。
育休、有休などの休暇制度もしっかりしてるので、わりと休みやすいかと。
部署や時期にもよりますが、有休取得に関しては寛容的な雰囲気はあるでしょう。
また、住宅ローンなどの面では、「公務員」という肩書でかなり通りやすいと感じるかと思います。
市民のための仕事でやりがいがある
市役所は、地元の市民を支える仕事!
地方公務員の中でも、市町村民に近い位置で業務に当たるので、やりがいも大きいでしょう。
市民からの「ありがとう」の声は、嬉しい気持ちになります!
市役所就職がオススメな人!
市役所就職がオススメな人の特徴をまとめます!
- 安定した給料が欲しい
- 激務部署にも耐えられる
- 単調な仕事にもコツコツ取り組める
- コミュニケーション能力がある
- とくに強い目標がない
やはり、市役所職員の福利厚生面でのメリットは大きいです。
初任給はそこそこの金額にはなりますが、生涯的に見て安定した収入が欲しい方にはオススメでしょう!
市役所は、激務があるのも事実。
「どうしても激務はイヤ」という方には、職員を目指すのはオススメできないかなと思います。
生活の安定なら市役所職員を目指せ!
市役所職員は、基本給こそ世間水準並みの給料ですが、ボーナスや昇給制度は充実しています。
定年まで働けば、退職金もしっかりあるので、生活の安定を目指すなら、市役所は大アリでしょう。
地方公務員の目指し方!
地方公務員になるには、各地方自治体で実施される公務員試験(職員採用試験)に合格して、内定を勝ち取ることが必要です。
- 地方自治体で実施される「職員採用試験」を受験
- 最終合格⇒内定
公務員試験は、自治体ごとの実施。
たとえば、栃木県庁なら栃木県庁、長野市なら長野市役所が実施する試験を受けます!
職員採用試験の内容は、
- 筆記試験(教養・専門択一)
- 論文試験(教養or専門)
- 面接試験(個別・集団・集団討論など)
といったところが中心となります。
試験対策には、ざっくり1000時間程度の勉強時間が必要と言われ、1年単位での取り組みとなるでしょう。
予備校が合格への近道!
地方公務員合格には、予備校の利用がオススメ。
膨大な範囲の学習が必要で、多くの受験生との競争になるため、試験内容・重点科目を把握し、効率的に学習を進めることが大切です。
やはり、試験対策のプロである「予備校」の利用が、合格への近道となるでしょう!
まずは情報収集から!
地方公務員を目指すか目指さないか、予備校を利用するかはさておき、まずは情報収集が大切。
公務員を目指すなら、地方公務員の仕事&試験内容はよくチェックしておきましょう!
地方公務員や公務員試験の内容が分からないと、判断できないもんね。
公務員の情報収集なら、手っ取り早いのは予備校の資料請求。
「予備校の資料請求って、入校のための広告パンフレットでしょ?」
と思う方もいるかもしれませんが、予備校によっては、広告だけでなく「公務員&試験情報の詰まった冊子」ももらえたりします。
予備校資料は無料でもらえるし、公務員試験の全体像を把握するのにオススメ。
公務員を目指すかお迷いなら、最初にもらっておくと良いかなと思います!
- 公務員試験の流れや対策など「全体像」が把握できる!
- 予備校の学習内容や料金が分かる!
とくに、通信講座のクレアール ・大手LECの資料請求(無料)はオススメどころ。
公務員試験情報の掲載が多いので、地方公務員を目指すなら、まずはチェックしてみると良いでしょう。
まとめ
市役所は、激務部署が存在するのが現状です。
一方、「天国」といわれる暇な部署もあり、忙しさの差は大きいでしょう。
「激務がどうしてもイヤ」という方には、市役所はオススメできませんが・・・
福利厚生面でのメリットは大きいので、職員を目指す価値は大アリでしょう!
市役所職員を目指すなら、仕事&試験内容の情報収集をしっかりして、ライバルたちから合格を勝ち取りましょう!
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