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【元職員が解説!】市役所の仕事内容&必要な能力は?事務/技術職ほか

公務員の目指し方
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~本記事のテーマ~

  • 市役所職員の仕事内容は?
  • 市役所の職員として働くのに必要な能力は?

市役所の職員になりたいですが、どんな仕事をするのでしょうか?

そんな疑問にお答えします!

地方公務員として位置づけられる市役所職員。

地域の住民生活に密接に関わる仕事を担い、やりがいの大きい仕事ですが、

「市役所って、たくさんの職員がいるけどどんな仕事してるの?」

「市役所職員に必要な能力は?」

といった疑問を持つ方も多いかと思います。

そこで本記事では、市役所職員の仕事内容(一般事務・技術職ほか)について紹介します。

民間⇒市役所転職の経験を持つ僕が、市役所の仕事について徹底解説しますので、ぜひご参考にください!

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市役所入庁の辞令
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【事務職・技術職ほか】市役所職員の仕事内容を紹介!

市役所職員は、市町村の役所で働く地方公務員。

日本の公務員の8割超が地方公務員(都道府県・市町村職員等)と言われます。

そんな市役所の仕事内容は、「住民に行政サービスを提供し、安心して暮らせるよう生活基盤を支える」こと。

業務は多岐にわたりますが、市役所の仕事は、ざっくりと「事務職(行政職)・技術職・その他資格免許職等」に分かれます。

~市役所・役場・区役所の違いとは?~

結論を言うと、市役所と役場は同じ位置づけ、区役所は少し異なります。

  • 市役所
    市に設置される役所
  • 役場
    町や村に設置される役所(役場)
  • 区役所
    • 東京都23区(特別区)の区役所
      市や町と同等。
      ※一部、担当する業務内容は異なる
    • 指定都市(行政区)の区役所
      都道府県と同等の行政業務を行う一つの機関(横浜市・名古屋市など)

市役所事務職の仕事内容

市役所の中で、人気&採用枠も多い事務職(行政職)。

一般事務と呼ばれる仕事内容は、部署(課)・担当によってさまざまな業務があります。

  • 戸籍、住民票の変更手続きの受付や発行
  • 国民健康保険、国民年金に関わる手続き
  • 市民税や固定資産税、諸税など税金に関わる業務
  • 子育て支援に関わる業務(保育施設・施策等)
  • 防災に関わる業務
  • 商工業や観光業(イベント等)に関わる業務
  • 総務、人事に関わる内務的な業務

市役所の行政職として働く職員は、業務内容は多岐にわたり、これら以外にも多くの仕事があります。

具体的な業務は、「窓口業務・電話応対・事務処理・部署間の業務調整・行政活動執行のための収支管理・・・」など。

3年程度の周期で異動もありますが、定年までの間に全てをマスターすることはまず不可能でしょう。

基本的な勤務地は、採用された市町村の役所ですが、本庁だけでなく分庁等の出先機関もあります。

また、市役所には臨時職員・バイト(パート)の方もいます。

パートさんなどの仕事内容は、窓口業務(受付対応)や電話対応、データ入力、事務補助などといった業務を担当。

受け持つ仕事の役割は、限定的になることが多いでしょう。

市役所技術職の仕事内容!

市役所の中でも、専門知識を使って仕事を進めていく技術職。

採用枠は、事務職(行政職)に比べて多くありません。

技術職は、建築、機械、電気、土木、化学など専門的な知識をもとに、それぞれの分野の業務に携わっていきます。

  • 建築指導や許可等。
  • 公共施設に関わる機械設備の設計。
  • 公共施設に関わる電気設備の設計。
  • 道路などの補修工事の設計。
  • 上下水道の維持管理、更新。
  • 水質管理や検査。

市役所技術職は、専門分野の中で「設計」という業務がありますが、市役所内の部署(課)が発注する工事のサポートを行ったりします。

市が管轄する公共施設や公共設備はたくさんあり、「設計」といっても様々なパターンがあり。

大規模な工事を担当することもあるため、複雑で難しい仕事も出てきますが、経験を積んだ上司や先輩に相談しながら、業務を進めていくと良いでしょう。

市役所技術職の勤務地は、採用された市町村の役所(本庁・分庁等)。

異動は、専門分野内が基本となり、その分野のスペシャリストになっていくことが多いかと思います。

その他資格免許職等の仕事内容!

様々な公務員をイメージしたイラスト

市役所には、事務職・技術職以外にも、資格免許を使って行政サービスを提供する職員もいます。

たとえば、

  • 保育士・幼稚園教諭
  • 保健師
  • 薬剤師
  • 獣医師
  • 消防士
  • 心理
  • 学校事務
  • 司書

などといったところ。

これらの職種は各専門分野で採用され、仕事内容もさまざまです。

勤務地は、それぞれの専門機関等となります。

【市役所の仕事】職員の一日の流れは?

市役所の仕事は、基本的に開庁~閉庁時間までの業務となります。

開庁時間は、8:30~17:15となることが多く、12時~13時のお昼休憩を挟みながら、1日7時間45分の勤務です。
(※昼休憩は交代制の部署もあり)

朝の出勤は若手職員中心に、8時過ぎから雑務を始め、

  • 掃除
  • ゴミ捨て
  • 窓口の準備

などを行います。

もちろん、部署や時期によっては「残業」もあるでしょう。

市役所職員の1日について詳しく知りたい方は、下記事をご参考にください!

市役所職員の仕事に必要な能力!

市役所の仕事において、必要な能力を見てみましょう!

多岐にわたる市役所業務ですが、必要とされる能力・スキルは次のとおり!

  • 責任感
  • コミュニケーション能力
  • 事務処理能力
  • 【資格免許職】業務に関わる資格・免許

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責任感

市役所職員として「公務員」である以上、やらなければならないことは必ずやりとげなければなりません。

仕事内容によっては、明日までにやらなければならない仕事であれば、深夜であろうとやり遂げなければならないでしょう。

ミスが起きると大問題になることもあるので、市役所の仕事には「責任感」が必須となります。

コミュニケーション能力

市役所の仕事は、コミュニケーション能力も必要です。

「公務員はコツコツ事務処理している」というイメージを持つ方もいますが、窓口や電話対応など人と接する仕事も多くなります。

  • 対外部⇒住民・議員・都道府県職員・業者など
  • 対内部⇒上司との報連相・部署間の調整など

上手にコミュニケーションをとっていかないと、業務上のトラブルにつながることも。

責任ある市役所の仕事ですので、しっかりコミュニケーションを取って進めていきましょう!

事務処理能力

市役所などの公務員は、「文書」が基本。

速やかに仕事を進めるためにも、事務処理能力は、けっこう必要な能力です。

市役所の仕事は、

「文書作成⇒決裁⇒行政活動の執行」

という流れで進んでいくので、文書作成はたくさんこなしていくことになります。

また、住民票・税金などの個人情報を扱う部署では、データ入力も膨大な量です。

事務処理能力&コツコツやり遂げる力も必要となります。

【資格免許職】業務に関わる資格・免許

先にも述べたとおり、市役所の仕事は、資格免許職というものもあります。

資格免許職の仕事に就くためには、その分野の資格・免許が必要です。

以上のように、市役所の仕事には必要な能力がいくつかありますが、他にもさまざまな能力が必要となります。

基本スキルは、仕事でも身につけていくことになるので、今から心配することではないですが、市役所は「住民の生活」に関わる仕事。

責任も大きいですが、やりがいのある仕事のため、しっかりとした心構えで市役所職員を目指しましょう!

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市役所職員になるための勉強法!

市役所職員になるための勉強法について見ていきましょう!

市役所になるには独学でOK?勉強時間は?

市役所試験は、地方上級や国家一般職と同じ傾向の試験となります。

~市役所試験の内容~

  • 教養試験(択一)
  • 専門試験(択一)
    ※自治体・試験種別によっては無い場合もあり
  • 論文試験(記述)
  • 面接試験

市役所は、都道府県職員よりもやや難易度は低めとなり、独学でも合格を勝ち取ることはできます。

もし、独学で市役所合格を目指すなら、500~1,000時間程度の勉強時間は目安としましょう。

試験対策する期間は、半年~1年程度はかかるかなと良いかと思います。

市役所試験の対策に「不安をお持ちの方」「確実に合格を勝ち取りたい方」は、公務員予備校を利用することをオススメします。
(※後に詳しく紹介)

独学なら参考書・問題集選びは大事!

独学で市役所職員を目指すなら、試験科目ごとに1冊ずつ参考書・問題集を揃えましょう!

基本的には、

  1. 要点整理はサラッと確認
  2. 問題演習⇒解答解説⇒問題演習・・・

という流れで勉強していき、「問題演習」を重点的に取り組めるものがオススメ。

過去問を解きながら学習できる「スー過去(新スーパー過去問ゼミ)」は、有名どころの問題集です。

「参考書・問題集に迷ったらスー過去」という選び方でも良いですが、しっかり使いこなすことが重要となります。

また、市役所などの公務員を目指すなら、過去問対策もしっかり行っておきましょう!

個人的にオススメは、「過去問500」。

公務員「過去問500」
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各公務員ごとにあるので、目指す職種によって揃えておきましょう!
(※最新版の発売は、試験前年度の直前期である2月頃です。まずは旧版を手に入れて、問題をチェックしておくのもあり!)

公務員予備校が市役所合格の近道!

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予備校の中でも、市役所を目指せる「専用コース」なら、安価で効率的に学習が進められるでしょう!

おすすめ予備校は次の3つ!

市役所向けの予備校(コース)を選ぶときは、必ず「受験したい市役所の試験で、専門試験があるか?」をチェックして、対象コースのものを選択しましょう!

引用:長野市HP
市役所試験の受験要綱

国家一般職・地方上級を併願するなら、専門試験(択一)対策もある予備校がベターかなと思います。

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まとめ

市役所の仕事内容は、事務職・技術職・その他資格免許職等で異なります。

それぞれの業務により、必要な能力・資格免許等はあるので、今からチェックしておくと良いでしょう!

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