公務員ってプライベートが充実するってほんと?

公務員ライフ
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●公務員って、毎日定時帰りができたり、土日完全休みでプライベートが充実するって聞くけど、実際はどうなのかな?

公務員を目指す人は、プライベートにどれだけ重点を置けるのか、気になることかと思います。

そんな疑問を持つ人のために、元公務員転職経験者の僕が公務員のプライベートについて実情を解説します。

~記事作成者について~
●民間企業に勤めながら約半年間の公務員試験対策の末、地元市役所の一次試験を突破。そのままの勢いで、「現役」合格を成功。
※現役とは、民間企業を辞めて受験勉強した無職の期間がないことをさしています・・・。

●地元市役所に3年間、総務の仕事に勤め、全庁的な管理を行っていたため、他部署の人ともつながりが多く、案外、市役所事情に詳しいです。

●友人にも、県庁職員や他市町村役場に勤める人が多いため、地方公務員についての事情は詳しいです。

公務員のプライベートは充実するの?

親子でサッカーをする様子のイラスト

よく言われるのが、公務員それほど仕事は忙しくなく、定時になったらさっさと帰って、土日は完全休みプライベート充実するといったイメージ・・・。そんな生活に憧れて、公務員を目指す人も少なくないのではないでしょうか?

実際はどうなのでしょう?

結論を言うと、部署によって大きな差があります。個人的には、公務員の仕事はそれほど甘くはないかなというのが僕の感想です。

では、公務員の仕事について、現状はどんな感じなのでしょうか?解説していきます。

公務員の仕事の現状は?

仕事を投げ出す男性の様子のイラスト

前述のとおり、仕事の忙しさについては、部署や時期によってかなりの差があると思います。仕事のイメージは、部署によって様々で、以下に代表的なものを挙げてみます。

●開庁時間内は、窓口対応でひっきりなしに来る住民の対応を行い、合間に申請の登録などを行う。定時になったら片づけ始め、ほどほどで帰宅できる。

●日中それほど仕事がなく、パソコンにデータを打ち込むなどで時間を潰し、定時になったらすぐ帰れる。

●総務関係の部署で、一日中電話が鳴り、役所内の対応でバタバタと振り回される。時間外にたまった事務処理をする。

●予算査定などで膨大な資料をチェックし、資料作成に追われ、夜中まで仕事する。

●イベントの準備で、外出したり、商工会や業者対応などで、時間を費やす。土日もイベントで出勤もある。

以上のように、部署によって、様々な業務スタイルがあります。

個人的に常々思っていたのですが、暇な部署忙しくない時期というのはあるので、そんなときに忙しい部署の業務に協力してやっていけば、もっとみんなが楽できるのになって感じていました。そこが縦割りの悪いところですね。
「その業務は、うちの業務じゃない。」っていうのは普通に言います。相手がどれだけ忙しそうにしててもお構いなしです(公務員に限ったことではなく、民間企業でもあるとは思いますが)。

なので、仕事が嫌いな人にとっては、忙しい部署に入るとしたと感じると思います。

仕事が好きでバリバリやる人は、忙しくても大丈夫かもしれませんが、そんな人にはどんどん仕事が集まってきますし、忙しい部署にはそういう人が集まる傾向にあります。
もちろん、そういう部署を経験して悪いことばかりではなく、がんばっていれば出世はしやすくはなってきますが、一方では口だけで仕事を全然しない人が出世していくこともありますので、不思議なところもあります。

忙しい部署に入ってしまったとしても、仕事で経験したことは、自分の実力として将来に活きていきますので、前向きにとらえていきましょう。

なぜプライベートが充実するって思われているか?

よく公務員は、仕事もそれほどなく定時帰りでプライベートも充実していると思われがちなのですが、なぜこのようなイメージになっているのか、公務員の先輩や友人に聞いてみたりして調べました。

一昔前の公務員の仕事のイメージがある

なぜ、プライベートが充実するって思われているかという疑問に対し、公務員の先輩方(50代以上の方)に聞いてみると、今では考えられない一昔前の公務員像が浮かび上がりました。
それが、次のようなことです。

◎まだパソコンがなかった時代では、手書きで文書を作っており、文書作成にかなりの時間を割いていた。手書き文書の作成だけで一日終わっていたこともあるらしい。
⇒今はパソコンで修正も容易にできますが、もし今手書きなんかで仕事していたら100%業務がこなしきれない。当時はそれでも業務をこなせていたため、それだけ仕事がなかったと思われる。

◎業務中に執務室煙草が吸える時代があって、パカパカ吸ってしゃべりながら仕事をしていた。窓口応対も、ガムを食べながらってのもよく見られたらしい。

◎外出したら、喫茶店に寄ってのんびりしてから帰庁していたらしい。

このようなことは今では考えられません。住民に見られたら、即、重大クレームです。
それに、当時はボーナスももっとよかったみたいで、今からすると良い時代に思えます。
ただ、民間はもっと潤っていて、公務員は人気がなかったみたいですが・・・。

今では、公務員に対する住民の目は厳しくなる一方ですので、今の公務員の仕事で良いことってのはそれほどないかもしれません。

見かけ上の残業時間が少ない

総務省が公表しているデータですが、時間外勤務の時間数では以下のようになっています。

~地方公務員本庁職員のH27年度時間外労働時間~
◎都道府県・・・18.6時間/月

 

◎政令指定都市・・・19.5時間/月

◎県庁所在市・・・16.5時間/月
総務省HPより引用)

この時間をみてどう思いますか?

ひと月の出勤日数を20日としても、1日1時間弱の残業時間とみることができます。つまり、17時15分が定時だとすると、毎日18時15分に帰れていることになります。

市役所を三年間勤めてきた僕としては、これはあり得ないと思います。市役所だけでなく、県庁も同様にです。

夜中の0時を回って、県からメールが来ていたこともありますし、県庁に勤める友人から聞いた話では、部署によって、めちゃくちゃ残業しているところもあるとのことでした。

徹夜で仕事をする男性のイラスト

僕自身、三年間の市役所生活で激務部署にいましたので、帰宅時間が21時を超えることは頻繁にありました。本当に忙しい時期は、夜中の0時を超えることもありました。

なので、夜遅い時間帯にどの部署がどの人が、どれだけ残っているかだいたい把握していたため、公務員で残業はそれほどないというのはあり得ないなと思いますし、公務員の残業は少ないという話をする人は、そういう経験をしたことがないんだろうなと思っていました。
ただ、結局のところ、僕は民間企業も経験しましたが、残業については、会社や部署にもよると思いますし、公務員も部署によると思います。

と、いろいろと話しましたが、実態は残業の多い部署もあるので、総務省が発表している時間外労働時間が少ない点については、次に挙げることが影響しているのかなと思います。

▢めちゃくちゃ激務の部署もあるが、暇な部署もあるため、平均すると少なくなっている。

▢多少の残業ならば、残業申請をしていない(=残業代をつけていない)。

実際に、僕が勤めていた市役所では、20時までは残業をつけないという暗黙のルールがあったようですし、それはダメだということで、上司によっては、しっかり残業をつけなさいという人もいました。

残業しているけどつけていないというのは、見かけ上の残業時間が少なく見える影響としては大きいかもしれませんね。

なぜ残業が多くなるのか?

残業が多いのは、次の理由からだと思います。

◎制度の改正などにより、業務が複雑化していった。

◎個人情報が厳しくなり、部署間の情報共有ができないこともあり、スムーズな業務が行えなくなった。

◎部署ごとに権限が細分化され、ちょっとしたことでも各部署に分けて対応しなければならない。

◎住民から、やっかいなクレームが多い。

◎忙しい部署と暇な部署の人員の振り分け方が悪い。

公務員の仕事内容は、制度も大きく変わっており、一昔前と今では全然異なっていると思います。

クレームの電話を対応する男性のイラスト

また、情報化社会で、誰でもインターネットで調べれば、たくさんの情報を知ることができるため、やっかいなクレームがあるのも事実です。また、クレームに関しては、民間企業でもあるとは思いますが、あげ足を取るようなクレームも多々あったり、おなじみの人が毎日のように様々な部署へクレームを言いに来庁することもしばしばです。

市役所では、住民みなさんがお客様なので、どんなクレームであっても無下にできません。対応に追われて、ざっと一時間、二時間つぶれることもざらにあるのです。

ただ、前述もしましたが、一方では暇な部署は一日のらりくらりという感じもあります。
臨機応変に人員配置を行うことができれば、暇な部署から忙しい部署に人員を臨時ででもまわしたりして、もっとみんなが楽に業務ができると思いますが、公務員は決まりごとに厳しいため、「今年度はこの業務の担当」と一度決めてしまうと、それを忠実にこなしていこうという風潮があるため、なかなか臨機応変の対応ができないのかなというのが個人的な感想です。

結論!公務員のプライベートは部署によって大きな差がある!

結論を言います。

繰り返しにはなりますが、公務員プライベートが充実するかどうかは部署によるところとなります。
ただ、今、激務部署にいるからと言ってずっとそのままではなく、公務員は約3年で人事異動となりますので、3年間耐えれば、時間外が少ない部署に行くことも可能です。

ただし、仕事をバリバリこなしたり、忙しくてもコツコツとやれる人は(そういう人とみなされると)、忙しい部署に異動させられやすいのは現実です。その結果、いつも忙しいってことになったりしますが、それでもしっかりこなして、上から認めれもらえれば出世する可能性も高くなります。

のらりくらりとやる人なら、出世の可能性は低くなりますが、忙しくない部署にいって、プライベートは充実する可能性は高くなります。

どちらを選ぶかは、あなた次第ですが、人事異動も気まぐれと感じることもあるため、どのような部署に行くかはその時次第というのが現実でしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

公務員のプライベートは、その時に所属する部署によります。

ただし、人事異動が約3年周期であるため、その状態がずっと続くかというとそうではありません。

ただ、仕事を頑張りすぎて病んでしまわないように、息抜きもしながら勤めていくことをおすすめします。