~本記事で解決する悩み~
- 国家公務員や地方公務員になるためにはどうしたらいい?
- 公務員になるための勉強方法や勉強時間は?
- 大卒・高卒での公務員のなり方に違いはあるの?
公務員になるためにはどうしたらいいでしょうか?
そんな疑問にお答えします!
本記事は、公務員を目指す方向けの記事です。
公務員になりたいという方は多いと思いますが、「どうしたら公務員になれるの?」という疑問を持ちますよね。
僕自身も、民間企業から公務員に転職した経験がありますが、最初は公務員のなり方なんて全くわかっていませんでした。
本記事では、公務員になるための方法について基本的なことから徹底解説していきます。
これから公務員を目指そうとお考えの方など、ぜひご参考にください!
【国家・地方公務員のなり方!】公務員になるためにはこの流れで進める!
まず、公務員のなり方を紹介していきます!
公務員になるためには、一般的に次の流れで進めていくことになります。
- なりたい公務員を決める
- なりたい公務員の試験要綱を調べる
- 公務員試験対策
- 出願時期になったら応募する
- 公務員試験を受験する
- 合格・内定
本記事で紹介するのは、上記の流れのとおり公務員試験を合格することでなる公務員です。
その他、以下のように公務員試験以外の試験等で目指す特殊な公務員もあります。
~公務員試験に合格してなれる公務員~
※本記事紹介
- 国家公務員(省庁に勤める)
⇒国家公務員試験を合格と官庁訪問内定 - 地方公務員(県庁や市役所に勤める)
⇒地方公務員試験を合格
※地方上級・市役所試験など
などなど!
~その他の試験に合格してなれる公務員~
- 公立学校の教員
⇒教員採用試験を合格 - 裁判官
⇒司法試験を合格
などなど!
~選挙などによりなれる公務員~
- 国会議員、大臣など(国家公務員特別職)
⇒選挙や任命による
などなど!
公務員の種類や仕事内容について詳しく知りたい方は、下の本はおすすめです。
公務員を目指すなら情報収集はぬかりなくしておきましょう。
後々の面接試験にも活きてくることもあります。
【公務員のなり方!】公務員になるための流れを詳しく解説します!
先にも紹介のとおり、公務員になるための基本的な流れは以下のようになります。
- なりたい公務員を決める
- なりたい公務員の試験要綱を調べる
- 公務員試験内容を把握する
- 公務員試験対策
- 出願時期になったら応募する
- 公務員試験を受験する
- 合格・内定
それぞれ詳しく紹介していきます。
なりたい公務員を決める
先にも述べたとおり、公務員の種類はさまざまあります。
公務員試験に合格してなれる公務員にも、国家公務員・地方公務員があり、それぞれにたくさんの職場・職種があります。
~国家公務員~
府省庁や税関、労働局、裁判所、衆参議員事務局などの職員として働く。職種は以下のとおりに分かれる。
- 総合職
中央省庁職員。政策の企画立案、法律作成の資料準備などを行う。省庁によっては地方への出向もある。 - 一般職
中央省庁や税関、労働局などの地方機関職員。総合職が作った政策を実行する職種。 - 専門職
専門職国税専門官、外務専門官、財務専門官、労務基準監督官、職員衛生監視員、航空管制官など。
~地方公務員~
都道府県庁、東京特別区(23区)、政令指定都市、市町村職員として、県庁や市役所、関連施設で働く。職種については以下のとおりに分かれる。
- 事務職
政策企画立案、事務手続き、事務文書作成や自治体イベント、住民手続きなどを行う。 - 技術職
建築、土木、電気、機械など分野で分かれて、自治体が管理する施設やインフラの整備や設計をしたり、建築指導などをする。 - 資格・免許職
教員、栄養士、保育士、保健師、医師、看護師など地方自治体が運営する施設に勤務する。 - 公安職
警察官として警察署や、交番、運転免許センターなどに勤務する。
まずは、あなたがどの公務員になりたいのかをはっきりさせましょう!
公務員試験の併願は基本的にOKで、日程がかぶらなければいくつでも受験できます。
なりたい公務員の試験要綱を調べる
公務員になるためには、「公務員試験の合格」が必須です。
公務員試験の要綱は、各公務員ごとにHP等で公開しているので確認しましょう!
~国家公務員の試験の種類~
- 総合職試験
⇒「院卒者試験」と「大卒程度試験」に分かれる。 - 一般職試験
⇒「大卒程度試験」と「高卒者試験」、「社会人試験」に分かれる。 - 専門職試験
⇒それぞれの専門職ごとに試験がある。「大卒程度」と「高卒程度」に分かれる。
※総合職と一般職は試験合格後に、官庁訪問をして各官庁で内定をもらわなければならない(裁判所や国会の職員は官庁訪問はない)。
~地方公務員の試験の種類~
- 地方上級(大卒程度の学力)
⇒難易度高 - 地方中級(短大卒程度の学力)
⇒難易度中 - 地方初級(高卒程度の学力)
⇒難易度低
※難易度が高い試験ほど、勤めてからの昇給のスピードが速くなったり、仕事内容にも差が出る。
職種によって、公務員試験の区分や難易度が異なります。
院卒・大卒・高卒での受験資格や、試験レベルを確認して選んでいきましょう!
ちなみに、地方公務員の上級・中級・初級は「試験レベル」を指していますので、受験資格ではないことに注意です。
公務員の志望者は多く、試験範囲も広くなりますので、簡単には合格できません。
やりたい仕事や試験区分をよく確認して、あなたが目指す公務員試験への戦略を立てていきましょう!
公務員試験内容を把握する
なりたい公務員、試験区分が決まったら、詳細の試験内容を調べましょう!
繰り返しになりますが、公務員試験の範囲は膨大になりますので、戦略を立てて対策していくことが必要です。
公務員試験で行われる試験内容は次のとおり!
~筆記試験~
- 教養試験
⇒学校で習うような国語、数学、理科、社会、時事の試験 - 専門試験
⇒事務系だと法律・経済・行政、技術系だと土木・建築・機械・電気等の専門分野の専門科目 - 論文試験
⇒試験で決められたテーマについて論文を書く
~面接試験~
- 個別面接
⇒一人で面接官と面接 - 集団面接
⇒複数人で面接官と面接 - グループワーク等
⇒複数人で、決められたテーマについて話し合い、結論を発表する - 官庁訪問
⇒国家公務員で行われる人物試験(内定獲得に必須)
上記のとおり、公務員試験には筆記と面接がありますが、細かい試験内容は目指す公務員によって異なります。
ホームページ等で試験内容を確認して、対策を取っていくようにしましょう!
公務員試験対策
実際に公務員を目指していくためには、戦略を立てて「公務員試験対策」をすることが重要です。
まず、公務員試験合格のために必要な時間ですが、「国家公務員の一般職」や「地方上級(都道府県庁、政令指定都市など)」を目指す場合で、1000時間以上の対策が必要と言われます。
1000時間というと1日3時間を続けて、丸一年かかるということです。
これは、公務員試験にある「教養試験」と「専門試験」が大きく影響しますが、
- 教養試験⇒高校で勉強する内容
- 専門試験⇒大学で勉強する専門的な内容
が含まれるため、範囲が広くて難しい勉強になります。
これらの勉強はポイントを押さえて対策していかなければ、相当時間がかかってきついです。
ちなみに、市役所の試験などで「専門試験(筆記)」がなく「教養試験(筆記)」のみの場合があるため、その場合は、500時間以上の対策でも合格は可能になるでしょう。
~ポイント~
公務員試験で行われる筆記試験の科目はたくさんありますが、すべての科目に全力で取り組むべきではありません!
目指す公務員によって、試験での配点割合が異なるため、重点的に取り組む科目はしっかり選んでいきましょう!
「捨て科目」を作るのもアリです!
▼公務員試験対策におすすめ問題集!
▼公務員試験合格には予備校利用がおすすめ!
出願時期になったら応募する
公務員試験対策の真っただ中の時期になるかと思いますが、目指す公務員の出願を忘れずにしましょう!
公務員の種類ごとに出願時期が異なるので注意です。
例年、同じような時期に出願になるので、あらかじめHP等で昨年の状況などを調べておきましょう!
コロナの影響で変更の可能性もありますので、常に情報収集は怠らずにしましょう!
公務員試験を受験する
公務員試験は、基本的に次の流れです。
- 一次試験⇒筆記試験
- 二次試験⇒筆記(論文)・面接・集団討論など
- 三次試験(最終)⇒面接など
※国家公務員は、試験合格後に官庁訪問(面接)
しっかり対策をして臨みましょう!
ちなみに、一次試験の筆記では多数の受験者が来ますが、服装は自由です。
(※おそらくないと思いますが、一次試験で面接系の試験がある場合は、正装の方が良いですね。)
また、公務員試験対策は一次試験で行われる「筆記試験」にウエイトを置きがちですが、二次試験以降の面接など「人物試験」も重要になってきているので、バランスよく対策していくとよいでしょう!
合格・内定
公務員試験に合格すると、合格や内定(時期によっては内々定)通知がもらえます。
合格以降も、公務員になる自覚を持って過ごしていきましょう!
【公務員のなり方】試験対策の具体的な方法を紹介!
繰り返しになる点もありますが、公務員を目指そうと思ったら次の手順で進めていきましょう!
- まずは、目指す公務員を決める!
- 試験日から逆算して勉強計画・勉強方法を決める!
- 勉強手法は、独学?予備校等?
- 試験内容や過去問を見て、試験がどれくらいのレベルなのか把握しておく!
- とにかく勉強あるのみ!
- 筆記試験対策
- 論文試験対策
- 面接対策
目指す公務員を決める!
まずは、どの公務員になりたいのかを決めましょう!
なかなかすぐに決められる人はいないと思いますが、ある程度決めておかないと、試験対策のスケジュールも決められません。
しっかり自己分析して、目指す公務員を決めていきましょう!
ただし、先にも述べましたが、試験日程が重ならなければ基本的に併願可となります。
難易度が高い試験(国家公務員等)を目指しておけば、市役所試験にも対応できるといったことはあるので、把握しておきましょう!
公務員試験対策の方法を決める
目指す公務員が決まったら、公務員試験対策を行っていく方法を決めます!
試験対策は、主に次の2とおりの方法があります。
- 予備校に通う!
- 通学or通信制がある。
- 費用は20~40万円程度。
- 教養・論文試験の筆記対策だけでなく、面接対策も充実している。
- 模擬面接が回数無制限の予備校が多い。
- 通信教育教材を利用する!
- 公務員試験対策に最適なテキスト教材等が使える。
- 費用は~10万円と安価。
- 模擬面接などのサービスはない。
- 独学で勉強する!
- 問題集を買って勉強する。
- 論文や面接対策だけ予備校で対策することも可!とくに面接は、予備校の指導を受けることがおすすめ!
~【公務員のなり方➀】予備校に通う~
基本的には、公務員になるためには「予備校利用」が一番の近道です。
予備校であれば、筆記から面接・論文対策などを含めた合格カリキュラムに従って対策を進めていけばOKですし、サポート体制もあるので、不明な点などは質問して解決が可能!
重点的に取り組みたい科目などは、補足的に問題集を買ったりして補います。
予備校選びでは、通学制or通信制がありますので、あなたの学習スタイルによって決めていきましょう!
~【公務員のなり方➁】通信教育教材を利用する~
「予備校は学費が高い」という方なら、通信教育教材を利用するのもありです。
たとえば、有名どころ「資格のユーキャン」。
先に紹介した通信制の予備校とは異なり、「模擬面接」などのサービスはありませんが、圧倒的に安価な料金で、公務員合格に使えるテキスト教材等を利用することができます。
「費用面を押さえたいけど、完全独学では不安・・・」という方におすすめです。
~【公務員のなり方➂】独学で勉強する~
一方、独学で目指す場合は、問題集を購入してコツコツ取り組むことになります。
問題集は公務員受験生に人気どころのものを選ぶのがベター!
良質な問題集を選び、繰り返し学習していきましょう!
筆記試験対策の方法
とくに独学なら、問題集選びは重要です。
基本的には、問題集を一つ決め、繰り返し取り組んでマスターしていくとよいでしょう!
おすすめの問題集・参考書は下記事をご参考にください。
(※下記事は「地方上級・市役所向け」になっていますが、幅広い公務員試験に使える問題集&参考書を紹介しています。)
公務員試験の直前期には、過去問対策も大事です。
「過去問500」は王道の問題集ですが、公務員試験種ごとに多くの過去問が掲載されています。
目指す公務員に合わせて、手に入れておきましょう!
最新版の発売は、だいたい公務員試験前年度の2月頃になります。
公務員試験の日程を把握し、本番までの勉強のスケジュールもしっかり立てていきましょう!
論文試験対策の方法
公務員の二次試験以降になることが多いですが、論文試験対策も重要です。
知識&書き方のポイントがありますので、しっかり対策して臨む必要があります。
論文試験対策については、下記事をご参考にください!
(※とくに市役所を目指す方向けの記事です。)
面接試験対策の方法
公務員試験では、近年人物試験を重要とする傾向が出てきています。
個人・集団面接だけでなく、集団討論・グループワークを課す自治体などもあるので、合格を勝ち取るためにしっかり対策しておきましょう!
▼面接試験対策について!
(※とくに市役所を目指す方向けの記事です。)
▼集団面接対策について!
(※とくに市役所を目指す方向けの記事です。)
▼集団討論対策について!
(※とくに市役所を目指す方向けの記事です。)
▼面接試験対策は予備校利用がおすすめ!
(※模擬面接で実践力アップ!)
公務員ごとのなり方を徹底解説!
国家公務員・地方公務員になるためには、それぞれ志望先の試験に合格する必要があります。
各公務員で試験内容が異なり、目指し方(なり方)も異なりますので、目指す公務員の情報はよく収集しておくと良いでしょう!
公務員種別のなり方について、以下にまとめていますので、興味のある公務員がありましたらご参考にください!
公務員を目指す社会人向けのおすすめハンドブックを紹介!
あなたが市役所への転職を目指しているなら、まず情報収集からです。
- 公務員の種類・職種はどのようなものがあるか?
- 受験資格・受験区分は?
- 転職ルートは?
- 試験内容は?
などなど・・・
これらの情報はしっかり整理できているでしょうか?
目指すものの実態が分からないうちは対策の取りようがありません!
公務員を目指すなら、まず公務員について情報収集するところから始めましょう。
そんな情報収集におすすめなのが、「社会人のための公務員転職ハンドブック」。
64ページほどの冊子となっていて、公務員に関わる情報が凝縮されて詰まっています。
- 公務員の種類・職種
- 受験資格・受験区分
- 公務員への転職ルート
- 試験内容・例題
- 社会人経験者採用試験について
- 合格体験記
などなど・・・
正直、有料級じゃないかと思うのですが、公務員予備校クレアールが出している無料のハンドブックです。
上記の内容を見ても分かるかと思いますが、これだけ有益な情報が入っているハンドブックが無料で手に入るのに、もらっておかないと損ですね。
お世辞抜きに、僕が受験するときにこのハンドブックの存在を知っていたら、もっと楽に情報収集できていたな・・・と思います。
このハンドブックは以下のフォームから簡単に無料請求可能。
「なぜ無料なの?」って疑問に思うかもしれませんが、発刊しているクレアールも予備校の宣伝の一環で無料配布しているため、クレアールとしてもメリットがあるのでしょう。
とは言っても、僕の経験上、その後の勧誘の電話などはほぼなかったですね。
▼ハンドブック請求方法等は下記事でも解説!
ただ、このクレアールは個人的には、受講にもおすすめ予備校です。
通信講座に特化した予備校なので、自宅で気軽に勉強でき、忙しい社会人にも時間効率よく学習できるでしょう。
まとめ
「公務員になるためにはどうしたらよいか」について解説しました。
目指す公務員によって、試験対策の内容が異なってきますので、公務員になりたいとお考えの方は、まずはどの公務員になりたいかを明確に決めることをおすすめします。
その上で、どのように勉強していくかスケジュールを立て、戦略的に試験対策を進めていくようにしましょう!
では、公務員目指してコツコツがんばってまいりましょう!
~公務員を目指す方におすすめ記事~
- 社会人の方が公務員を目指すときにまず読むべき
- 公務員浪人でお悩みの方向け
- 公務員を目指す上で基本的なこと
- 公務員試験対策スケジュールについて
- 公務員予備校のおすすめ
- 公務員予備校の選び方でお迷いの方向け
- 公務員試験対策の問題集&参考書を探している方向け